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脳の中を知りたい

これは今日見た夢の話。

───

場所は、お酒を飲みながら女の子と1対1でおしゃべりできる店。
そこは、女の子も客もお酒を飲んでいること、その後女の子の同意があれば女の子をお持ち帰りできるというシステムだった。働いてる嬢とかじゃなくてただ“そういう場とシステム”を提供してる店。

自分(珍しく第三者視点じゃなかった)は、会社のCEOに気に入られていて、酒を飲み交わすだけの関係だった(多分)。今日も酒を飲んでいたんだけど、途中で別の女の子が入ってきた。背が高くて、顔が可愛くて、細くて華奢で、ツインテールの、頭が弱そうなふりをしている、女の子。自分とも知り合いらしくて、また会ったねーとか言いながら、私のグラスからお酒をかっさらっていく。

CEOは私とその子(Aとする)の双方に話を振っていて、その日はそれで解散。Aともまた、と言って解散した。別の日、また同じ席で自分たちは酒を飲んでいた。その日は珍しく一升瓶が開いていて、蜜柑の度がキツめの酒だった。途中でまたAが入ってきた。少しやつれた様子だった。でも自分は気にせず話す。だってAのことはどうでもよかったし、CEOも触れなかったから。

それで帰り際になった時、CEOがAに向かって、
「それで、この後どうする?」
と言った。Aは少し逡巡したあと、
「さっき会ってた人に暴力を振るわれてたから、今日はもう無理」
と言ってしくしく泣き出した。右手をかざして
「爪を剥がれたの」
と。左手はファラオの眠っていそうなエジプトのデザインで、ロングだが、確かに右手は長さがその半分くらいしかない素爪で、ボロボロだ。つけ爪だったのだろう。CEOはニコニコしながら言った。
「そんなの関係ないよね?Aちゃん」
・・・・・・Aの顔色がサッと変わった。

「なんで?私、あなたに名前は教えてないよね」

自分も彼女の名前は知らなかったし、彼女が名前を言わないことも、身バレしないようにしていることも知っていた。

その後は押し問答で、AとCEOは口喧嘩を始めるが、どう考えてもCEOの方が強い。Aがどれだけ頭を働かせて動いていたとしても、CEOという権力を持ったずる賢い大人には勝てない───1番の敗因は、Aが自分と同席してしまったことだと思う。

店のシステムは、『酒を飲んでいて』『合意があれば』何でもできる。

グラスが自分ひとつの分しかなくても、酒を飲んでいないことの証明にはならないし、店に例えアルコール検査機があったとしても、合意は無理やり取れば良いのだ。

現にCEOは、“そう”した。Aの耳元でぽつりと何かを囁くと、Aは発狂して
「やだやだやだ!!!!!!ここで働くのだけは絶対に嫌!!!!!!あたしお酒飲んでないもん!!!!」
と声を上げる。けれど、机には自分の飲んでいたグラスと大きな一升瓶。担保を取られたのかおそらく反撃は不可能と予測される。

自分はそれを尻目にお酒を再び口にした。・・・・・・これはAが悪いな。危険予測、大事。 


と思ったところでアラームで目が覚めた。ちくしょう。CEOとの会話ターンがあっただろ絶対!見せろ!

いや、だとしてもどうしてこんな夢を見たんだろう。
あまりにも不思議すぎる。脳科学を専攻したらいつか解き明かせるものなんだろうか。

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