画像1

森の中の喫茶室-2021冬-

SAyA
00:00 | 00:00
この作品は私が実際に体験した素敵な時間をもとに作りました。
(★ノンフィクション作品)

先行でこちらに投稿いたします。
宜しければ聴いてください。

眠れないあなたへ
リラックスしたいあなたへ
珈琲のおともに*


****


『森の中の喫茶室』 作・朗読・音楽:SAyA

森の中の小さな喫茶室。

珈琲の湯気に乗って
良い香りが店内に流れていきます。

窓の外には葉っぱを落とした木々達が。
小さな川も流れています。

まるで時が止まったかのような
贅沢な時間を楽しんでいると、
おやおや?
うっすらと聴こえてくるのは
少し低めのニャーニャーニャー。

店主さんの飼い猫?
でもこの音量は外からのように感じます。
わずかに聴こえる鳴き声は
もしかしたら野良なのかもしれない。
「きっと遊びに来たのね。」と
音だけで想像が広がります。

絶妙な音量で聴こえている店内BGMは美しいピアノ演奏。

私は音にはとても敏感で
音次第では、その時間をストレスに感じてしまったり、逆にとても豊かにさせたり。


「今日は全ての音が心地よいなぁ。」


そんな日は神様からのご褒美だと感じて、にやけてしまいます。

珈琲を飲んでいると聴こえてくる
さまざまな音

店主さんのお仕事の音
お菓子を作ったり
珈琲をいれたり
氷をすくったり
ガスに火をつけたり
お皿を洗ったり
フルーツの缶詰を開けたり

いろんな音が生まれています。

この喫茶室では
そういった音が
一切不快に感じることがなく
それさえも愛おしく感じてしまいます。

本当に不思議なものです。

午後3時
北海道の12月。

少しずつ空が暮れはじめます。

夕日の光が植物の影を生み
アナログな映像美を作り出しています。

あと何日もしたら
真っ白になっているであろう自然のサイクル。

白の森を見ながらの
珈琲時間も良いだろうな。

ぼんやりと思いながら
またひとくち珈琲を啜る。

はじめて来た森の喫茶室。

こんなにも素敵な時間が
待っていたなんて。

行こうと思っていたお店が
二つとも定休日だったから
新たに出来た道。

人生って本当に面白い。

例え進みたかった道が塞がれても
他に必ず道はあるのだなぁ。

きっとそういう風にできている。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?