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手紙を書いたことはありますか?


こんにちは。きりしんです。昨年末で仕事を辞め、現在は3月から始まる新たな仕事に向けて英気を養っているところです。

英気を養うのと深い関係があるかは分かりませんが、最近はNetflixを観たり映画鑑賞をしたりしています。その中で、先日観た劇場版「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」という映画がかなり心に残ったので皆さんにも知っていただきたくて記事にしました。


手紙

皆さんは、誰かに向けて筆を執り、手紙を書いたことはありますか?

例えば、年賀状、遠くに住んでいる友人や家族、喧嘩した後に口で言う代わりに手紙で伝えた「ごめんね」など、手紙はいろんな場面で書かれていました

※筆者が最後に書いたのは、高校生の時に、付き合っていた彼女としていた交換日記が最後ですかね・・・(女々しいのでしょうか笑)

いました」と表現した理由は、筆者が今あげた例は今ではほとんどLINEで済んでしまっていると思ったからです。新年の挨拶や、遠くに住む友人へのメッセージも、携帯ひとつで1分もあればできてしまう世の中になり、筆者はその時代の中で大人になってきました。

携帯で連絡を取り合うことが当たり前だと思っている筆者がこの映画を観て、気持ちを伝えるということについて考えてみたのでよかったら見ていってください!


アニメ「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」

この作品は、1人の少女が主人公です。

~Overview(概要)~

ーーー戦争の道具として拾われた孤児のその少女は、心優しい上官によって育てられます。その子は、上官からヴァイオレットという名をもらいました。

感情を持たず、命令に忠実に従うだけのヴァイオレットは、上官から言葉を始めとして様々なことを教えてもらいます。

上官への忠誠心は言葉にはできずとも持っていましたが、人や自分のいろんな気持ちなどについては理解はできず、言葉をそのまま受け取るロボットのような兵士となりました。

ある時、戦争中に上官が瀕死となり、ヴァイオレットは上官から

「お前を心から、愛してる」

という言葉をもらいました。直後に爆弾に被弾し、そこで記憶は途切れ、気づいたらベッドの上。

上官から最期にもらった「愛してる」の言葉の意味を探すために、彼女は「自動手記人形」という、手紙の代筆の仕事につきます。

手紙を書いてほしいという依頼者の、本当の気持ちを手紙に綴るこの仕事を通して、ヴァイオレットが少しずつ「愛してる」に触れていくーーー


といったお話です。ちょっと分かりにくいと思いますが、詳しくはこちらのURLから見てみてください!

作品はDVDとして販売されていますが、筆者はNetflixで知りました。加入している方はぜひ視聴してみてください!そして、よければ劇場版も観てみてください。


LINEと手紙

この作品は、携帯という便利なツールがなく、文字が書けない人もいたという時代の中で、自分が伝えたい気持ちを文字に起こす時間や、普段は感じることのできない本当の気持ちに触れた時の心が温かくなる様をすごく美しく表現している、素晴らしい作品です。

現代のツール(ここではLINEをイメージしてください)と手紙の違うところを考えてみたところ、

→手紙を完成させるのに手間暇がかかるが、LINEはアプリがあればあとは打ち込むだけ

→手紙をポストに入れたらほとんど取り消し不可だが、LINEは簡単に訂正可能で、送信取り消しも可能

→「手紙」という、触れられる作品が届いてそれが残るが、LINEはデータに過ぎない


といったところが挙げられるかなと思います。一つにまとめるとするならば、「LINEに比べて手紙は、そこにかかった時間や思いがより詰まっている」となるかと思います。


また、手紙にはその人の個性が全面に表れるとも思いました。その人の文字の癖であったり、表現の仕方や手紙のデコレーションの仕方などであったりは千差万別であるので、手紙は一つの「作品」ともいえるかなと思います。手紙を書いてくれる人のことを、五感で感じられるところがいいなと思いました。


なので、手紙を書く際にはすごく時間をかけて書いたり消したりするし、もらった側は「自分のために書いてくれた作品」を触れることができ、引き出しに入れて何度も読み返すことができるという点において、LINEよりも心がこもっているともいえるかもしれません。

伝えたいこと

前章で手紙はこんないいところがあるなと書きましたが、「いや、LINEで告白するとき、めっちゃ時間かかるからね!?」とか、「LINEであけおめとくるだけでも嬉しいよ」という意見ももちろんあると思うので、どちらがよりいいかについては決めませんし、決められません。

この記事で伝えたいことは、

「人は思ったよりも正直になれず、直接何かを伝えることは苦手な人も多いけどそれは当たり前であり、なぜなら取り消すことができないから。それ故に人は手紙やLINEで整理をしながら伝えようとする。ただし、そこにかけられた時間を考慮してみれば、実は手紙やLINEの方が気持ちがこもっているのかもしれない。だからもらった側にはすごく響く。」

ということです。気持ちを文字に起こしている時間って、相手が喜ぶことを考えながら起こしますよね。それってとても素敵な時間だなと思います

時間をかければかけるほどいいかは分かりませんが、この記事を読んでいただいた方はぜひ、スピード感があり簡単な携帯ではなく、一度手紙に気持ちを込めてみてはいかがでしょうか。

自分とも向き合える素敵な時間になると思います。

自分に充てて書く手紙もいいですよ。


※この記事を書くのにめっちゃ時間かかりました。どう書けば読者に伝わるかを考えながら書くのって難しいですね。そういう意味では筆者もヴァイオレットかもしれませんね。要練習です。


最後まで読んでいただきありがとうございました(*^^*)

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