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かがみの孤城。

みなさん、こんにちは、ki_mo_chiです。

久しぶりの更新となりました。

いかがお過ごしでしょうか?

今日も心に響く言葉をお届けします。

今回ご紹介するのは、辻村深月さんの小説「かがみの孤城」より

お届けします。


あらすじは・・・

あなたを、助けたい。学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。


数多くの方が「読んでよかった」「この物語の世界にずっといたかった」

そんなレビューを多く拝見しました。

私もその中の1人となりました。

心が苦しくなるシーンもありますが、もし、こんな世界が実際にあって、

主人公と同じ境遇にいたら、私もこの世界に飛び込んでいたと思います。

ぜひぜひぜひ!!!おすすめしたい1冊です。

それではこの作品の中から心に響いた言葉をお届けします。


誰かによって気持ちや考え方をねじ曲げられたその人は、本当にその人のままだと言えるのだろうか。
わかる。焦るし、怖い。これから自分がどうなるか、いつまでこのままかわからないのに、前に進んでいる人を見ると、ただそれだけで、無性に胸が苦しくなる。
大丈夫、ちゃんとやれる。どこでも行ける。それに、どこに行っても、いいことばかりが待っているわけではない。どうしても嫌いな人も必ずいるだろうし、いなくならない。それでも闘うのが嫌なら、闘わなくてもいいと言ってくれた人だっていた。
何がわからないのかわからない。そういう時に助けを求めていいのだ、と素直に思えるようになっていた。


新しい年度になり、学校やお仕事などなど・・・

色々な場所で、色々な環境下でみなさんは日々努めていることと思います。

本当にお疲れ様です。


私はこの作品を読んで、気づいたことがありました。

生きていると毎日、

息苦しくて逃げたくなる時もあるのかもしれません。

どこにいたって、逃げられないかもしれない。

嫌な人がいるのなら、逃げても逃げた先にもいるかもしれない。

逃げた先にもしかすると、全然違う良いこともあるかもしれない。

人生、どんなことが待っているか誰もわからないのです。

「かもしれない」と予想することはできても。

なら、今ある場所で精いっぱいできることをやればいいと思うのです。

だめなら逃げてもいいと思うのです。

ただ、どこへ行っても、自分はそうそう変われないもの。

ならば、「なりたい自分」「この時の自分は好きだな」と思えることを増やしていく。

腐らないように生きていきていけたらという思考になったのです。

そんなことに気づけた1冊でした。


気になった方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか?

そして、何か心に響くものがあったならうれしいです(*^^*)

それでは、またマイペースに更新します笑


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