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杉を素材にした家具作りを学ぶことにした

杉に特化した家具作り塾があったので、塾生になりました。

杉インテリア木工館


お金に依存しないで済むにはどうすれば良いかを考えて、自分でできることを増やすことが解決の一つだと結論づけたのですが。
これをもう少し具体的に言うと、今モノやサービスを受け取るにはほとんどの人がお金を払うという選択肢しか持っていないのだけれども、「お金を払ってやってもらう」と「自分でやっちゃう」の二つの選択肢を持っていて状況によって使い分けられたほうが死亡する確率減らせるよね、ということ。です。

食べ物もそうだし、生活する上で必要なこと全部がそう。
で、僕にとって家具作りもその中の一つ。

今回学ぶ杉家具作りは、上記の理由の他に、

・杉が国中で余っている→家だけでなく家具にすればより消費される

・杉は家具には向かない→柔らかいという特徴が家具には不向きだが接合を工夫すればイケる。柔らかいということは加工しやすいということ。むしろ素人が自作するのに最も適している素材

・杉は柔らかくてすぐキズがつくから商品として売りづらい→上記の理由で自分で作るに特化させよう。自分で作ればキズも愛着がわく。キズがイヤならまた気軽に新しいの作れば良いよ。製品を作って売るという形だと大量生産大量消費の工業製品と、価格競争という同じ戦場で戦う羽目になるのだからそれはやめよう。負けちゃう。自分で使うものを自分で作ろう

・林業やりやすくね?→これからの林業は自伐型で、伐採・製材・販売の川上から川下までを一貫してやる必要性があるという声も多い。杉家具自作工房という川下をしっかり作り上げればリスク下げられるのでは

・建材として活かせない木も活かせるのでは→前に、県内の有機農業で有名なエリアの山とかってどうですか?という質問をしたら、あの辺じゃ売り物にならない、というような返事もらいました。これ、ヒョロヒョロだから建材として売れないということだと僕は受け止めたのですが、家具なら一つ一つのパーツは細かいのだから、そんな木も十分使えるのでは→誰も見向きもしない山を活かせるかも→ブルーオーシャンじゃね?

…というようなことが今回の入塾の動機になってます。

これらの答え合わせは来年以降少しずつやっていこうかと。とりあえず建設中の自宅が完成して引っ越しして落ち着かないことにはちょっと具体的に動けないっス^^;

そしてこの先なのですが…

ここで突然西野亮廣さんの話をします。
12月25日公開予定の映画「えんとつ町のプペル」を手がけるお笑いコンビキングコングの西野亮廣さんは、オンラインサロンで自身の活動を公開しつつ、その会費等の収益で映画などの作品を作ったりしています。

つまり、作った作品で収益をあげるのではなく、メイキングで収益をあげて作品を作るってことをしています。(オンラインサロンめちゃくちゃ面白いよ!)

ここで突然ケヤキの話をします。
ケヤキという木は、寺社仏閣などに使われるくらい価値の高い木なのですが、他の木に比べて成長がめっちゃ遅いし、乾燥方法は自然乾燥一択で、まともに使うためには乾燥だけで10年くらいかけなきゃいけないらしい。
なもんで、国内でケヤキ育てようなんて考える人は非常に少な(存在するのか?)く、外国からも年々輸入できなくなってきているらしい。

今の林業は、先代が植えた木を売って、次の代のために木を植えるってことをしています。
ただでさえ材価がギュンギュン下がっている昨今、そんな状況じゃやりたくてもケヤキなんて手を出せないよね。

でもこの、メイキングで収入を得て作品を世に出すって手法、林業とめっちゃ相性が良いのではないかと、単純に思いました。

今もて余らせてる杉をキレイに片付けられたら、こんなやり方なら、200年後の人たちのためにケヤキの森を作るってことができるかもしれない。そしたら、面白いんじゃないかなあ。
そんなことも考えつつ、とりあえず学びます。

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