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再びかかりつけ医へ 【HTLV-1キャリアでもある私】回想・・8

「HTLV-1ウイルスについての検査をお願いできないか。」という相談をしただけで、数年通ってきたかかりつけ医から受診拒否をされた話の続きである。【 かかりつけ医からの受診拒否 HTLV-1キャリアでもある私。(回想・・6)の続きです。 】

それまでのかかりつけ医に診てもらうのは、こちらこそゴメンである。そんな病院なんて潰れてしまえ!!怒り心頭である!!  しかし、さて困った。 毎月、病院にかからなくてはならない理由は医療機器を使っているからである。更にそちらの症状を受け入れてくれる病院までも見つけなければならなくなった・・。 その医師には二度と会いたくないけれど、転院となれば「診療情報提供書」を受け取りに行かねばならぬ事や、医療機器に関する書類の変更手続きのため、訪れなければならぬハードルがいろいろ出てきた。 仕方ない😢

意を決して訪れる。
簡単に受け付けで、書類手続きを済ませる流れを想像していたが、その医師は、私を診察室へ通した。
もしかして何か言い訳でもしてくれるのでは。。と期待する私はバカだった。 ますます悲しい気持ちになった。
医師は「お役にたてなくて・・。」の一言もなく、HTLV-1についても一切触れなかった。医療機器使用についての転院書類のサイン確認と、何だか早口でごちゃごちゃ言われた。転院するのはその医師には非がない・・という宣言だという内容であることは理解できた。30秒もかからぬ時間であった。
診療費の支払いもしっかり請求された。 やはり、そんな病院潰れてしまえ!!

そんななか、はっと別の視点から気が付いたことがあった。私の顔が見れず視点の定まらない医師。あれほど明るく接してくれていた受け付けの方々も黙って下を向いている・・。「長い間お世話になりました。」と私から言ってみたのだが皆さんビクついている様子にもみえた。怯えている。よほど技術面でも自信のない医師だったのだろうけれど、医師、看護師、受付担当者、皆が怖がっていることに気が付いた。HTLV-1キャリアかもしれないってだけで、冷たく軽蔑されていると私は思っていた。専門外なら面倒な患者ではあるだろうが、軽蔑しているとか・・そういう表情ではないのだ。

ひょっとして・・HTLV-1ウイルス感染者かもしれない私に関わることを、怖がっているのではではないだろうか。そう感じたら、その医師への怒りの感情は消えていった。 医師である方がそんな状態なら・・と、かなり不安になった。 いろんな資料には「過剰に怖がらないで」ともあるけれど、本当は・・医療関係者の中では、HTLV-1ウイルス感染については、何か隠されていることがあるのか?かなり深刻ってことなのか!? ますます落ちてゆく感じ・・。

私は混乱していったのである。 

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