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どこを目指すのか。【HTLV-1キャリアでもある私】回想・・19

HTLV-1のことは、生涯向き合う事と、どうしても感じてしまう。だから大人しくできそうにない。自分の発病することの不安もあるが、息子や、まだ検査をしていない夫の体調を案じてしまう。他のキャリアの方、発病者の方も気になってしまう。HTLV-1を取り巻く社会環境にも納得できない。HTLV-1に出会ってしまったのだ。 この気持ちは、今だけの事なんだろうか。一時の感情の高まりなんだろうか・・。「暮らしも大変なのに余計な事・・」と、忘れようとしても平気でいられない。HTLV-1について、考えてしまう。紙に書いて考えてゆくと、「表現したい」気持ちに行き着いた。 キャリア当事者としてHTLV-1の事を発信しよう。
人の反応がまだ、まだ怖いのであるが。

まずは、信頼できる数名の知人にキャリアであることを話してみた。皆さん真剣に話を聞いてくれた。かなり驚かれた。この病の認知には繋がったとは思うけれど、私は心配をかけたいわけでなく。話を聞いてくれた方々は「体に気を付けてね。応援しているからね。」とあたたかな言葉をくれた。相手のお気持ちになれば、重い話で嫌にならないだろうか。 何で私は、人に話すのだろう。 その先のことまで掴めなければ・・打ち明けた先の‥何か。
私は何を表現したく、どこを目指すのか・・。


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