Google analyticsとGoogleダクマネジャーを使ったクロスドメイン設定方法【解説】
設定面で困った時に記事を漁る時がありますが
情報が古かったり、部分的な情報しかない時が多く「探すの面倒。。」と思う時があります。
だったら自分で作ればいいじゃん!
ということで今日はGoogle analyticsとGoogleダクマネージャー(以下、GTM表記)を使って行うクロスドメイン設定を解説します。
まずは大まかな流れはこちら
0,ドメインをまたぐ場合に設定
クロスドメイン設定は例えば
『aaa.com』のサイトから『bbb.com』のサイトへ移動するといった場合に設定が必要になります。
◯なぜ必要なのか
GoogleAnalyticsは基本的には1つのドメインの情報に対して計測を行っていくため、別ドメインのページに移動した場合に『離脱』という扱いになってしまいます。
『aaa.com』から『bbb.com』に移動する場合などのユーザーが遷移する状態までしっかりと分析を行いたい場合はクロスドメイン設定が必要になります。
1,ユニバーサルタグでクロスドメイン設定【Googleタグマネージャー】
▼手順
①Googleタグマネージャーの『Googleアナリティクスユニバーサルアナリティクス』の『詳細設定』をクリック。
②設定フィールドの『フィールド名』と『値』を表示させる。
③フィールド名に『allowLinker』を入力し、値に『true』を入力します。
④最後に『クロスドメイン』の項目へいき
自動リンクドメインに対象のドメインのみを入力する。
▼設定する理由
こちらを行うことによってGoogleタグマネージャー上でのクロスドメイン設定が完了となります。
Googleタグマネージャーを使ってGoogleAnalyticsを設定している場合に、こちらの設定を行うことでクロスドメイン設定が簡単にできます。
2,フィルタ設定【Google analytics】
▼手順
①GoogleAnalyticsの『フィルタ』から『フィルタを追加』を選択。
②フィルタの種類から『カスタム』を選択、『詳細』を選択。
フィールドA=>引用A:『ホスト名』を選択。入力項目には『(.*)』を入力
フィールドB=>引用B:『リクエストURl』を選択。入力項目は同様『(.*)』を入力。
出力先=>構成:『リクエストURl』を選択。入力項目に『$A1$B1』を入力。
※フィールドBは必須の部分に✅を付けることを忘れないように。
▼設定する理由
異なるドメインデータにも関わらずディレクトリが同じ場合は、一緒のデータとして計測されるようになってしまします。
それを防ぐためにフィルタ設定を行います。
3,参照ドメイン設定【Googleanalytics】
▼手順
①プロパティ内の『トラッキング情報』から『参照元除外リスト』を選択。
②『参照の除外を追加』を選択し対象となるドメインを追加。
例:対象ドメインURLが『aaa.com』と『bbb.com』の場合は両方追加。
▼設定する理由
参照元に自社サイトのドメインが表示されてしまうためです。
参照元除外設定を行うことによって2つのドメイン同士がリファラーになるのを防ぎます。
4,注意点|クロスドメイン設定後の目標の設定について
よくGoogleAnalyticsの目標で『/thanks/』のようにドメイン抜きでURLを設定されていることがあるかと思います。
クロスドメインを行ってない場合は問題ないですが
クロスドメイン後、こちらの設定ですと計測されなくなります。
なぜなら、クロスドメインのフィルタを設定することにより
パスの情報が『/thanks/』から『aaa.com/thanks』のようにドメインを含んだ形に変更されます。
そのため、目標URLが『/thanks/』のみですとGoogleAnalytics上では別のパスだと認識され、計測がされなくなります。
なのでクロスドメイン設定後は目標URLもドメインを含んだ形に変更することを忘れないようにしてください!
(※僕もたまに忘れそうになる時があります。。。)
以上でクロスドメインの基本的な設定方法は完了になります。
是非、設定する時の参考にしてください!
(また気づいた点などあれば追記などしていきます。)
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【note書いた人】
イマエダ コウキ
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・ライブ、フェスに行くこと。
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