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スルメはちゃんと噛んで?[自己紹介2022]

もう、諦めました。私は一瞬で記憶に残る人にはなれない。でも、3年かけて一生忘れられない人にはなれる。ちゃんと“噛んで”もらえたなら…

「素直じゃない」と怒られてきた子ども時代だったけど

「お前は素直じゃない」って言われながら育った私がひとたび社会に出たら、「君はほんとうに素直だ」ってめちゃくちゃ褒められるようになった。
どうやら、父の言う「素直」は「父に対して従順であること」だったらしい。でも私は自分に対して従順だった。そして社会に出たら、自分の思ったことを自分の言葉できちんと伝えられることの方が、意外と求められていた。
バカ素直でバカ正直だと生きづらい世の中だけど、そっちの方が幸せになれるって、信じてもいいのかもしれない。

私は私のままで、あなたはあなたのままで。

そう思えたからだろうか。いま、私は自分の感覚を一番大事にしている。嬉しい、楽しい、好き……悲しい、腹立たしい、嫌悪感……まずはそのとき感じたものをそのまま捉えるようにしている。理由を考えたり、対策を考えたり、論理で補強していくのは、感覚をきちんと捉えてから。この順番を間違えると、引き返すのがものすごく大変だって、体感した。
だから、私は、あなたの感覚も大事にする。あなたの感じたことは、あなたにとっての事実。それは繊細なガラス細工のように、大切に大切に扱うべきもの。あなたの「こうしたい」「こうありたい」というその気持ちは、どんなにヘンに聞こえてもあなたにとって事実であることは変わりない。その気持ちは、あなたが自立できている証拠だ。
だから、全力で応援する。あなたがあなたであるために、私が私であるために。

普通な未来だからこそ、絶対手に入れる

私が私らしくいれる未来って、どんな未来だろうか。自分でもびっくりしたけど、それは案外、普通な未来だった。
お互い尊敬し合える人をパートナーに持ち、愛し愛され大切にし合って、自由なスタイルで仕事できて自分の手でもいくらか稼げて、お金にも時間にも余裕があって、プライベートでパートナーと一緒にいくつかプロジェクトを回している(例えば子どもを生み育てるのだって1つのプロジェクトだけど、それに限らない)。
ね、「普通」でしょう。
でもわかった。普通の未来を掴むのって、私みたいなバカ素直な人には案外ハード。
運も大切だけど、運任せにはしない。自分の手で絶対掴む。
そして最期に、「紆余曲折したけど、なんだかんだ情熱的に生きて楽しい人生だった」って言いながら眠ることにしている。

もしかして天性のパフォーマーかも

最近強くなってきた感覚、それは、「驚かせたい」という感覚。
あるきっかけからその感覚にハマってしまい、今では数年かけた地味なサプライズ計画を練るほどになった。
でも見かけには真面目そうに見えるし、およそお笑いとかパフォーマンスが好きなほうには見えない。だから、なかなか笑ってもらえないのが悩ましいところ。
爆笑してもらえるような七転八倒人生を送りたくて、リスクを取りながら日々を生きている。「ほんとにさ、みんな、私の人生で爆笑してくれよな?」って思ってる。


誰もが振り向く美貌も、誰もがうらやむ美ボディも、残念ながら持ってない。私を知ってもらうには、中身を見てもらう必要がある。
でも、実際に会って中身を見てもらえるほどに仲良くなるには、人生は短すぎるから。刺さる人には刺さると信じて、会いたい人には会えると信じて、こうして自己紹介文を綴ってみることにした。

そんな私が辿ってきた道は…

幼少期~小学生

ある業界大手企業平社員の父と、専門学校を出て手に職(しかし今その職はもうこの世にない)を得ながらも寿退社で晴れて専業主婦の道を歩んだ母の間の、ひとりっ子。こう書くとなんだか私も時代の子だなという感じがする。山口県下関市で生まれ、埼玉県(大宮市と所沢市)で育つ。
モンテッソーリ幼稚園を卒園し、公立小学校に通う。4年生のとき、「みんなと仲良くしなさい」と強要する担任教諭とそりが合わず不登校になりかける。

中高時代

2006年、都内の私立中高一貫女子校に入学、2012年卒業。中学1年生から高校3年生までマンドリンギタークラブに所属し、最終学年で副部長を務める。
ミッションスクールだったため、毎朝の礼拝や修養会(合宿)で自分と向き合う機会が多く、さらにそれを作文にしないといけなくて、6年間のあいだに「考える癖」と「言語化する癖」がついた。
また、偏愛性の強い教師に恵まれた。印象的だったのは、入学後初めての歴史の試験で高配点の仏像クイズを出して生徒から大ブーイングを食らった歴史教師、タロイモ愛が強すぎて最初の数コマをタロイモの説明だけで終えた地理教師、源氏物語の一幕をうっとりと演じながら教室に入ってくる古文教師、研究でよく授業を欠席する象牙のピアスの地学教師…と枚挙にいとまがない。最初は鬱陶しく感じていたけれど、彼女ら・彼らの偏愛ぶりにいつしか惹き込まれ、私は偏愛する人を偏愛するようになった。

学生時代

2012年早稲田大学法学部入学、2016年卒業。
サークルには飲み会要員として所属。サークルというよりゼミ活動に注力する。ビジネス実務に力を入れている民事訴訟ゼミに所属し、模擬交渉や模擬裁判、プレゼンテーションなどに精を出す。
実務の世界に興味を持ち始めるも、中学生の頃から「法曹を目指す」と親戚中に豪語していたため引き返せず(あと就活の荒波を乗り越えられる気がせず)、見栄と消去法でロースクール進学。1年目の夏、やっぱり社会とのつながりが恋しくて、大学主催のプログラム「社長のかばん持ち」に大学院生でただ一人参加し、現職である浜野製作所との出会いを果たす。2年目の冬、机上の空論ばかりの毎日に嫌気が差し、突然退学を決意。したがって、最終学歴は「大学院中退」。

インターン時代

もともと3年コースで入学しており、就活の時間も取れなかったことから、2018年の1年間をインターンと就活で過ごすことに決める。

2018年3月~8月は宿泊予約サイトReluxを運営する株式会社LocoPartnersにてインターン勤務。宿泊施設の掲載とメールマガジンの配信を担当。キラキラITベンチャーOLとしての道を歩み始めるかに思えたが…

2018年8月~2019年3月は株式会社meguriにてインターン勤務。面接では「あなたは自分のことばかりで一緒に働きたいという気が起きません」と社長に一刀両断されるも、「ほんとうに仰る通りで、このままでは社会でやっていけないと思うからこそ修行をさせていただきたいんです…」とボソボソつぶやいたところ素直さを買っていただき、インターンとしてお世話になることに。浜野製作所での「社長のかばん持ち」は名ばかりだったが、こちらは本当に社長のかばんを持った。社長秘書的な業務(経費精算やおつかい、子守り)、資料作成、事務所の設立事務と整備、イベント運営、スクール運営など投げられたボールをとにかく打ち返す日々。一緒に働く友人ともがきながら泣きながらの毎日だったけれど、今思えば社会人としての基礎的な姿勢・考え方はこのときに叩き込んでいただいた。

この経験を経て、社会に出る自信がついたことと、meguriが当時拠点としていた荒川区界隈でのつながりもあり、浜野製作所の門を改めて叩く。

そして、ようやく社会人へ

2019年4月、株式会社浜野製作所に新卒入社。
それなりの大学でずっと法律を学んできたはずの私が、公務員でも大企業でもなくITベンチャーですらなく中小製造業に入社した理由がわけわからなすぎる、と入社理由をよくご質問いただくので書いておく。

①この人と仲良くなりたいと強く思った先輩がいた
下町の飲み屋で初めて会ったその先輩が、強烈に印象に残っていた。熱量だけはビシバシ伝わってきて、でも何を言っているのか全然わからなかった。すごく惹かれるけれど、私には到底近づけない…こんな人と仲良くなるにはどうしたらいいんだろう。たぶん、仲間として対等に何かに取り組まないと仲良くはなれない。一緒に仕事するしかないと思った。
今思えば、それは中高時代の教師によって培われた「偏愛」好き(上司はよくそれを「変態」と表現する)だったのかもしれない。
なお、先日同期にこの話をしたところ、「…とはいえ彼の進むスピードが早すぎて、入社してからも交わるどころかずっと平行線で全然お近づきになれてないよね」と言われた。適切すぎる指摘に、いい同期を持ったと感慨深く思った。

②この人のもとで働きたい(修行したい)、この人のもとでならやっていけそう、と思える上司に出会えた
インターン時代にひとつ大きく抱えていた違和感、それは、「どこに行っても人と人としての対話ができない気がする」ということだった。採用目線もあるのだろうから仕方のないことだけど、どの瞬間を切り取ってもジャッジをされている気がしてならなかった。ところが浜野製作所で上司になるだろう方(以後、KB)からはその「ジャッジされている感」をほとんど感じなかった。対等な一人の人間として見たうえで、どうやって活かすかを考えてくださっているような気がした。
KBのもとであれば一人の人間としてのびのびと働けそうだし、私も今後そういう関わり方をしていきたい、そのためにKBのもとで働いて思考をインストールしたい、そう思った。

③この会社なら価値提供できると感じた
当時の浜野製作所は、事務系、とくに人事労務系の手が足りていないことがなんとなく見て取れた。本来事業企画業務で輝くはずのKBが人事労務系業務を一手に引き受けて輝きを失っていた。さらにいえば、私のバックグラウンドが活かせる契約周りはきっと手が足りていない、というか課題意識すらまだそんなにないはず。
そうであれば、KBを楽にする人材+法務もできそうな人材として入社すれば、会社としても大いに価値を感じてもらえるだろうと思った。(規模が小さい会社にとって、なんの経験もない人を1人採用するのは大きな決断だろうから、それくらいの自信を持って入社したかった)

そんなわけで浜野製作所に入社し、兼ねてから携わりたいと思っていた人事労務の仕事に従事している。(後輩となる人材を探し始めた最近になって、新卒で人事労務をやりたいと願い出る人は少ないらしくて驚いているところ)
私がこの会社でやりたいのは、社員一人ひとりが明るいオーラを持って働ける環境をつくること。そのための思想設計と、制度づくりを進めている。具体的なことを書くと趣旨から外れるので、ここでは割愛する。

今後もずっとこういう仕事を続けるのかはわからないけれど、少なくとも、「一人ひとりの心と人生を尊重する」という軸だけはブレることはないように思う。

これからの展望

前述のとおり、私はどうやら何かを偏愛する人、即ち「変態」たちに惹かれる人種らしい。私自身は「変態」にはなれなかったとしても、彼らを支える右腕か左腕か右足か左足になりたい。

世の中には、社会にうまく適合するために頑張ってきた真面目な人たちがたくさんいる。彼らは社会に適合するために自分を否定してきたのだと思うけど、果たしてそれが彼らの本来ありたい姿だろうか。彼らの人生の中で否定されてきたものを、私の後押しを以て彼ら自身が肯定し直しすことで、自分の心に素直で誠実な大人が増えてくれたら嬉しいと思う。案外、自分の心に素直になっても、受け入れてくれる人たちはどこかにいるものだから。自分の心に気づくための壁打ち相手になれるのなら、これほど嬉しいことはないと思う。

そんなことを軸にしながら、突拍子もないことに首を突っ込んだり突っ込まなかったりしつつ、考えもしなかった展開を面白がりながらこれからの人生を歩んでいきたい。

もう少しスルメを噛んでみたい珍味好きな人は

自分語りの文章をここまで読んでくださって、ありがとうございます。ここまで読み切れたということは、あなたも相当珍味好きな方のようです!

  • 今後も、無理のない範囲で小さく小さく発信していきたいと思っています。忘れたころに通知が来て驚くくらいの頻度だと思いますが、よかったらnoteをフォローしていただけると励みになります。

  • ツッコミみどころがありすぎて、突っ込まないと気が済まないのでどうにかしてくださいという方は、meetyへぜひどうぞ。雑談しましょう。※リンクは準備中です

  • 一人ひとりが自分の心に気づけるようになることを応援したく、コーチングも始めました。まだコーチのたまごなので、コーチング体験をしてくださる方を募集しています。※詳細は下記noteをご覧ください。

  • 常に面白いプロジェクトを探しています!人手が足りず猫の手も借りたいという方がいらっしゃれば、ぜひお声がけください。面白そうと感じるものに出会えたらジョインしたいです。

こんな私ですが、これからもどうぞお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。


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