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みんフォトをキッカケに、あらためて著作権を考えてみた。

■コレって著作権侵害では??
 ワタシってカタイの??


みんなのフォトギャラリーに登録したイラストを
たくさんの方が使ってくださったので
御礼をお伝えしたくて記事を見に伺ったところ、
「こ、これはどうしたものか…??」
というケースがありまして。


オリンピック選手が映っている
テレビやYouTubeのスクショと思われる画像や
ネット上の写真のコピペと思われる画像が
記事に貼り付けられていて、
しかも引用元やURLの記載がない…。

えーっと、コレっていわゆる
著作権とか象徴権の侵害なのでは…???


写真であれば撮影者がいる訳で、
特にフィギュアスケートの場合は
たった一回きりの一瞬を撮るためだけに
何100枚・何1,000枚も撮る訳ですから、
どんなによかれと思っても、フリー素材以外は
勝手に拝借してはいけないと思うんです…。

なので、そういう記事に自分のイラストを並べて
ヘッダーで使われるのはちょっと…
せっかく使用してくださったところ
大変申し訳ないのですが…
やっぱり辞めてほしいと思ってしまう訳で😢 


自分の作品が無断転用された訳ではないですが
だからといって見過ごしてしまうと、
「他の人の著作権は守らなくてOK」と
黙認していくことになってしまう。

こう考えるのはカタイんでしょうか…??
どうやって対処するのがベターなのか??


こういう時こそ、note勉強会!
著作権がテーマのイベントあったよね??


ありましたアーカイブ!!!!
痒い所に手が届くnoteスバラシイ!!

視聴しそこねていたので、あらためて
勉強し直して、対応を考えてみます。


■note安心創作勉強会 著作権のポイント


勉強会内の画像などはすべて
フリーで使用可能とのことでしたので
有難く拝借させていただきます!(^^)!

※今回は特に紹介・引用の箇所に絞りました。
自作が無断転用された場合の対処など、
わかりやすくためになる内容ばかりなので
フルバージョン視聴か通読をおススメします!!



安心創作勉強会「クリエイターが知っておきたい著作権」
講師:しろしinc. CEO&弁護士 山田 邦明さん



◆著作権の考え方



著作権ってなんでモヤモヤするのか??


導入部から、山田さんの図解で
メチャクチャ視界がクリアーに!



ほほう…!( ..)φメモメモ




ほほほほーーーう!!!Σ(・ω・ノ)ノ!


ほとんど、「あいまい」です。
世の中に正解・不正解がないって言われますが、それは法律の分野でもそう。人間が創ったり使ったりする以上曖昧な部分というものは必ずあります。
この「あいまい」の認識をもつことによって、「いま自分たちはグレーのところにいるんだな」という風に思えるのが大事なことです。


もはや、ぜんぶ「あいまい」。
あいまいだからこそ、「すべての創作が何かしらダメと言われている(ように感じる)」というのが、みなさんが感じる「著作権のモヤモヤ」の原因なのだと思います。


真っ黒じゃなくて、
真っグレーwww('Д')

不文律とか村ルールとか、
確かになるほどですーーー!!!!!



例えば、同人誌。今や日本が誇るべき一大カルチャーとなっていますが、これは、著作権的には、著作者が許諾しなければ違反している「二次創作」です。でも、「文化だし、盛り上がってるし、自分の作品をこんな風に取り上げてくれて嬉しいし……」と黙認されている状態。

要するに同人誌は、


著作者が許諾しなければ上の図の「ダメなところ」にあたりますが、OKとされているのです。このように、法律的にはNGでも、実際にはOKとされているものがたくさんあります。



コレね、ホントそうですよね。
作家の方や出版社さんなどが片目
瞑ってくれてるから同人業界は
成り立ってるんですよね。
それを忘れちゃいけない。



ハッキリ答えがあるものではないので難しいのですが、少なくとも「今、自分の創作は法律上のどこにあたるのか」ということを把握した上で行動したほうがよいでしょう。

・「法律的にOKである」ということを理解していれば、批判がきても「法律的にもOKだと確認した上で創作している」と説明できる。
・「法律的にダメかもしれない」と思っていたら、批判に対して強気に説明できなくなる。
・「あいまい」な状況にあるとしたならば、自分はどうすればよいのかを考えることができる。

この整理が非常に大切です。自分は「法律的にはどこの立場にいるのか」という整理をするのはすごく意味があることなのです。

ココ、ポイント。
まさにそれですね。


◆「私が創ったものでも著作物」?



じゃあ著作物って何なのよ、
ってハナシなんですが。



このあとの質疑で、質問者の方から

「無名クリエイターである
自分なんかが作ったものでも、
著作権を主張することができますか?」

という質問が出たんですが、
それに対して山田さんが

完全に、主張できます!

あなたが作ったものは素晴らしい「創作」です。
どんな人の創作物にもちゃんと「著作権」が
発生するものだということを、伝えていきたいです。

と、全力で即答してくださっていて、
物凄く嬉しく心強かったです!!



◆著作権に当たるか?利用チャート



・「著作物にあたらない」場合→その作品を使う限りにおいて、著作権の話は必要ない。
・「著作物にあたる」場合→基本的には「利用には許諾を受けるか、利用してはいけない」というルール。ただし、例外的に利用できる場合があり、その場合は条件を満たすかどうかを確認してからの利用となる。
このように、「自分が利用したいコレは“著作物”なんだっけ?」というところから整理していくことがよいと思います。



◆紹介・引用の仕方


たとえば、noteの記事上で引用する場合は、以下のようにすると問題ないだろうと考えます。

実際、このようにして問題になったケースはとても少ないのですが、これで全部許されるかというと、必ずしもそうではないのです。自分は“正当な範囲”の中で行っていると思っていても、人によっては“正当な範囲”を超えていると思うかもしれません。そういった人に対して「自分はこういう風に考えていると説明しよう」「その人が考える“正当な範囲内”に直そう」と決めていくことがすごく大事なことなのです。


やはり、リンクがあるなら貼るのが基本、と。

あと、「正当な範囲」は人によって違うから、
それを前提に、自分の範囲を自覚することと、
違う認識の相手とどう折り合いをつけていくかを
常に念頭に置くこと、が重要ということですね。



◆ポイントは「自分が今どこにいるのか」の認識



まとめると、一番大事なのはココ。


自分は「法律的にはどこの立場にいるのか」
という整理をするのはすごく意味があること

同じ事象でも、
グレーとわかってやっているのかによって
対応が全然変わってくる。

つまり、自分軸を持つことが大切、と理解しました。



◆著作権保護に使えるnote機能など


勉強会中に、note運営の方より紹介があった
ガイドラインや機能はコチラです

創作を後押しする著作権の考え方

「みんなのフォトギャラリー」に投稿した画像の第三者利用を停止する

ブロック・報告(通報)機能について



■コチラも参考にさせていただきました!


特非)著作権協会 
富樫康明@著作権ノウハウさんのnote▼

ご自身が著作権について知らなかったために
大変ご苦労されたという経験から
身につけられた知識を発信されています。




Yu Morio もりおゆうさんのnote▼

これなどはまさに、ルールを熟知の上で
「自分がいま何処に立っているのか」を
自覚的に書いてらっしゃる文章ですね。




■「自分軸ガイドライン」は次回!


さて。

こうしたことを踏まえた上で、
私自身は自分軸をどこに置いて
当面どういう対処をしていくのか。

今回続けて書こうとしたのですが、
あまりにも長文になってしまったため
分割して次回にさせていただきます。


ここまでお読みいただき、有難うございました。
またお越しいただけたら幸いです😊



【To Be Continued..】←ちょっとやってみたかった😅



後押しいただけたら、地の果てまで頑張れそうな気がします…!