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サップ釣り・流し方の考察、その2


以前、サップからフィンを外して横流しをするというのを書いたが、その横流しが実はかなり釣りしづらいということが判明してしまった。

フィンを取ったサップの真横からスカリを出すと、確かに風を舷に受けて横流しができる。
これでバッチリ!と、サップでアオリが初めて釣れたときも同じ横流しでやった。
しかしこの流し方だと前に出したロッドとラインが直角になってしまう。
シャクるときロッドを自分に向けて縦にシュシュッとやるのではなく、横方向にグイグイッとやることになる。やればわかるが、めちゃくちゃやりづらく楽しくない。

これを解消するには、体をサップに対してクルリと90度回転させてスカリのある風上側に向ける。するとボートと同じ楽なシャクリ方ができる。体の正面とロッドとラインが真っ直ぐになるからだ。
しかし、51のオッサンにはそれができない。
サップに対して横向くなんて、夏&ベタ凪ならまだしも、館山沖は常に風吹いてるし風吹かなくても潮具合で三角波立つし。今海は外気より温かいけれども、冬は沈するもんじゃない……ああ、自殺行為、絶対むり。
グラッときて後ろにひっくり返ってタックル全部水没、パニクりながらなんとか再乗艇できても、ゲホゲホ、サップなんてもうやらない、サップは早くも粗大ゴミへの憂き目確定だ。
サップ釣り楽しい〜っ♪なんてこんなブログ書いてる本人がもう止めんのかよ🥲

んでそう、悲しいかなオッサンはまだクルッと横向けん😵、なら船を横でなく後ろに流せば前方左右のスペースで快適にティップランできるのでは?

こんな感じで流したい

前方のD環を通してスカリをサップの前方から出す?
ちゃんと縦に後ろに流れればいいが、スカリが横行ったらまた同じ横流しにならないか?
12/29、やってみないとわからんので現場で実践してみた。
ステンレスのカラビナを前方2番目のD環にかまし、スカリのロープ1.5mくらいの所を結んだ。

サップは見事に後方へ流れた🙌

ポイントに着いてスカリを入れてみるとサップはあっさり後方へ縦に流れた。
ただ、常に安定して真っ直ぐ流れるということでもなく、時折風を左右から受けて急にグイッと船の進行方向を曲げられることも。
こんなときはどっちかにパドルを入れて方向の修正をすれば再び真っ直ぐになった。
ロッドを前方に出してラインが真っ直ぐ沖に出る快適さと言ったら😂
この流し方大大大成功!チャッチャラーン♪

後、特筆すべきは、前からパラを出すと船が横を向きづらいので高波にとても強く安定しているということ。
年末のこの日、風が弱くても大潮のせいか沖は気持ち悪いほど三角波が静かにグイグイ立った。それが、予報が外れて5〜6mに強まったビュービューの風と合わさると、恐怖を感じるほどの高い波に変化して襲ってきた。
縦に向いたサップの先っちょ(バウ)が波に刺さってケツの下までザザーッと水が来たことも。
もし今までと同じ横流しにしていたら、高い横波食らって沈してたかもしれない。
実際帰りは30分ほど横波食らいながら漕いでいって、油断するとかなり危なかった。これ動画にすると迫力あるの撮れるだろな~と思ったけど、漕ぐのに必死すぎてとてもスマホなんか構えられなかった。

もう一つだけ書いて終わりにします。
「パラ代わりのスカリ」は、実際ちゃんとイカが釣れるとすぐイカをスカリに入れたいのに手元にない不便さを痛感。
釣れたポイントは他のイカにも捕食スイッチが入っていることが多いからすぐエギを落としたいのに。
スカリはすぐ手元に、パラシュートアンカーは別に船の前方から出す、ということをしないと効率悪くストレスになる、ということも身を持って知った。
以上!あー書いてスッキリした♪

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