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ひすとり先生のチャレンジノート

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中高教員が、授業・学級経営・職場でのやり取りでの試行錯誤をまとめます。 教員の働き方、生産性をあげて自分の心を満たす時間をふやしていきたい。 教員を目指す方、同職の方、子供や教育…
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2019年12月の記事一覧

思考の癖を変えるマジックワード

先日、モチベーション大百科という本を拝読しました。 その中に、ビビビッときたフレーズがあったので紹介します。 思考はなぜ?で強化される。どんなメリット〔目的〕があるか?で軟化される。 なぜ?と聞くとその思考をさらに深める例えば、上司が部下に、この仕事のことをどう思っているか聞いてみたとする。その部下が、正直やっていえも楽しくない。仕事なんてお金をもらう以外考えていない、など後ろ向きな発言をしたとします。 そこで、もう一歩、なぜそう思うのか?と聞きたくなった方!少しまっ

定期試験と教員の苦悩な話

中間試験の採点が終わりました。結果としては半分より少々上の平均点。少し今回の指導の取り組みを振り返りたいと思います。 「学習力」を向上させようプロジェクト今回は、学力をただはかるだけではなく、学習力を鍛えるための「けテぶれ」という取り組みを行いました。「けテぶれ」の詳細の取り組みはこちらを参考にしています。 〔学習方法を獲得させるための指導とは〕 『けテぶれ宿題革命!』(葛原祥太) https://www.amazon.co.jp/gp/product/431365377

『幸せになる勇気』から考えたこと

--------------もっと熟成させたい下書きとして-------------自分のバイブルの一つである「幸せになる勇気」を再読した。定期的に読みたくなるのは、自分の軸が分からなくなっているとき。人として、教員としての原則を再確認したい。 教育の目的は、子供が自立すること。でもその自立って何だろう。アドラーはこう解釈しています。 自分で自分のことの価値を認められること。 =自己中心性〔私の価値を他者から認められようとする状態〕からの脱却 私は、「自分のことが自分で

教員は、校則を破っているところを見られてはいけない?

先日、先輩教員からご注意を受けた。 そのことについていろんな意見を聞いてみたくなって書いてみます。 私の職員室の座席は、生徒たちが入ってくると1番顔が見える位置にある。したがって休み時間には自分が何をやっているか、手元が隠れない限りよく見えるのです。 さて、その日その時、私は同じ学年の先生と授業について話し合っていました。アドバイスを求められた私は、授業の話ができることに嬉しさを感じ、懸命に伝えます。 あまりに集中していたので、授業終了のチャイムが鳴ったことにも気づきませ