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電子手帳が苦手

コロナになってあまりに単調な毎日なので、そういえば今年の手帳をまだ買っていない。いまどき珍しいかもしれないが、わたしはスマホのカレンダーアプリがどうも苦手で、いまだに紙の手帳を使っている。

PCと同期ができて、リマインドができて、種類ごとにラベリングもできる。機能性だけを考えれば明らかに電子手帳の方が優れている。し、わたしはそうやって集約的かつ系統的にものを整理することが嫌いじゃないから、電子手帳は向いているようにも思う。にもかかわらず苦手なのは何故なのか、よくわからないままだった。

それが今日わかった。思うに「予定の終わりの時間」を定義するのが苦手だからだと思う!

紙の手帳に予定を書き込むとき、わたしは終わりの時間をまずもって書かない。授業ならともかく、どこかにいって何かを見たり、人と会って話をしたりする予定で、終わりの時間なんて決められないと思う。

でも、電子手帳に予定を登録するときは、必ず終わりの時間を決めなければならない。いやもちろん大体の時間を適当に埋めておけば良いというのはわかるんだけど、どうにもこうにもそれが面倒で、結局まともに予定を登録できたことがない。それでまぁ紙の手帳を買うかということになるのである。

小学生の頃から、放課後だらだらと学校やその周りに残って遊ぶのが好きだった。もはや寄り道とかいう次元ではない。3時に学校が終わったら帰るのは6時とかである。中学に上がっても先生と話すために居残り、図書室で居残りを繰り返していた(部活に入ってなかったのに早く帰ったことがない)。高校でも同じ。学年旅行や文化祭・運動会の準備で夜遅くまで仲間と仕事に没頭していた。

あ、大学でも同じだ。学園祭委員の委員会室に終電までいるのはしばしばで、直前期なんて家にも帰っていなかった。あんまり良くないよね〜とか言いつつ、自宅よりよっぽど好きだった。つまるところ「帰る時間」とか「予定の終わりの時間」とか、そういうのを決めるのが人生を通してずっと苦手なのだと思う。終わらなければならない状況になってはじめてその用事は終わるわけで、前々から何時までなんてそんなことは決められない!

だからわたしは紙の手帳が好きだ。新年度になるし、そろそろ買いに行くかな。

1億円くださった方の名前を論文の謝辞に記載させていただきます