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投票に行ってみんなで夏目になろう!

統一地方選挙前半戦の投票日です。投票できるみなさんは必ず投票に行きましょう。

投票したい候補がいなければ、投票したくない順番に除外して残った候補に投票しましょう。

現状に満足しているのであればそれはそれでよいですし、不満であれば棄権は現状追認であり、白票もその意思は(あまりにも多い場合を除き)政治の実務上認識されません。

一人ひとりが異なる人間の世界で自分が望む完全な社会の実現などは神様でなければなし得ないことです。

世の中には嘘つきも臆病者も裏切り者もたくさんいます。だからといって、棄権や白票で政治から距離を置くことは最悪の選択です。

なぜなら、そういう人たちは有権者が関心を持たず政治から目を背けていてくれる方が何かとやりやすいからなのです。

その結果、少数の有力者だけの談合で物事が決まり、やりたい放題となって、余計に声の届きにくい社会になってしまいます。

そうした少数の有力者により作られた空気の圧力を解消する手段は、投票して水を差すことしかありません。

どうせ変わらないとか、どうせ無駄とか、どうせ当選しないとか思っていても、負けた対立候補の票が多ければ多数派も配慮せざるを得ないのが民主主義なのです。

棄権や白票ではその意思さえ示さないこととなり、投票したい人がいないからと言い訳をしながら、結果的には自分の不満を高めるだけなのです。

現状に満足している人にもそれは言えることです。自分くらいが投票しなくてもどうせ変わらないだろうと油断しているとひっくり返るかもしれません。

ですからみなさん、投票に行き、嫌でも誰かの名前を書きましょう。名前を書かれるということは政治家にとってそれはそれは恐ろしいことなのです。

『夏目友人帳』で夏目に名前を書かれるということが妖怪たちにとってどれだけ恐ろしいことか。名前を書かれた妖怪は夏目に背くことができないのです。

選挙に行って、名前を書き、投票した人だけが政治家に文句をいう権利が生まれるのです。政治家が嘘をついたり逃げたり騙したりしたら、「お前の名前を書いたぞ」と言ってやりましょう。

嫌でも誰かに投票することが、今のシステムでは自分が望む社会に近づける唯一の道なのです。

さあ、みなさん、投票に行きましょう。

(追伸 全国の投開票事務に従事している関係者のみなさん、大変お疲れさまです。日本の民主主義システムを陰で支えていただいているみなさんに心から感謝申し上げます。)

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