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私の推しの話(FF14とTOX2)

私がため込んだ思いをつらつらと語るだけの、ほんとしょうもない記事です。また、この記事には「テイルズオブエクシリア2」(以降TOX2)と「ファイナルファンタジー14(特に漆黒のヴィランズについて)」(以降FF14)の大変多くのネタバレが含まれることを先に書いておきます。

特にFF14プレイヤーでまだ漆黒のヴィランズ(5.4まで)が終わってない方やFF14を今後少しでも遊ぶ予定がある人には絶対にこの先は読まないでほしい。

ルドガー・ウィル・クルスニクくんを通してFF14の推しについてつらつらと語らせてもらう。

推しについて

私の推し、特にゲームのキャラクターの推しというと、もうこの2人しか思い浮かばない。(実在する推しについてはここでは言及しない)(正確にはコンビで好き)

かんたんに説明したいが、どちらも背景が複雑なのでできなかった。知ってる方は読み飛ばしてどうぞ。

ルドガー・ウィル・クルスニク(TOX2)

TOX2の主人公。ゲーム開始後、就職は失敗するわ、やっと決まった仕事もとある事件に巻き込まれてクビになり、さらに多額の借金を背負わされ、身元のわからない幼女(エル)と行動を共にすることになる。

ひょんなことから分子世界と呼ばれる、平行世界を壊すエージェント(しかもある一族の血を持つことでしかそれができない)にスカウトされ、エルとともに「カナンの地」を目指すため、戦いに身を投じる。

エルとは「アイボー」になる。エルの力によって平行世界を壊す力を得たり、いろいろな出来事の中で並々ならぬ絆が生まれていき、巻き込まれるままに進んでいくのではなく、自分の意志で幼女とともにカナンの地を目指すようになる。

分子世界に行き、その世界に触れて、その世界で生きている人たちの生活や世界を壊していくという自覚があるのに、ある時は平行世界の未来の自分(しかもエルのお父さん)のことを手にかけたり、唯一の肉親とも言え、育ての親でもあり、自分の自慢で憧れの兄の命を奪うことでしか先に進むことができなくなり、手にかけてしまったりする。

しかもラストでは、エルを救うために自分の命を犠牲にする。とんでもないお兄さん。

グ・ラハ・ティア(FF14)

古代アラグ文明を研究していた青年。英雄に強いあこがれを持っている。クリスタルタワー編で初登場。主人公(以降「光の戦士」を略してヒカセンと呼ばせていただく)と一緒に古代アラグ文明の遺産「クリスタルタワー」を調査することになる。

(この辺うろ覚え)一族の血の因縁でアラグ文明を研究していたのだが、ひょんなことから一時的に、クリスタルタワーそのものの制御ができるようになってしまう。この権限は、本来アラグ文明の皇族にしか与えられないものであるので、この力がなくなればクリスタルタワーを制御できなくなってしまうのだ。しかし、現代の文明ではわからないことも多く、正しく扱えないどころか、変に利用されてしまうこともあり得るため、人々がこの文明に追いつき、扉をこじ開けれる日が来るまでクリスタルタワーと共に自身の時を止めて一緒に眠る決意を固める。

クリスタルタワー編では、別れ際にヒカセンに向かって「目覚めたら、真っ先にあんたの名前を探すよ。その名はきっと歴史に残って、俺を導く光になる。」という熱いセリフをいただける。(このセリフがなかったらラハがここまで印象に残ってなかったと思う。)

ここまでが、クリスタルタワー編の話。

漆黒編は長いのでかなり割愛しながら説明する。本当はもっとエモいこともいっぱいあるので、興味持ったらぜひ自分でプレイしてくれ…。

彼はヒカセンが死んでしまった未来から来ていて、その世界は言うなれば世紀末。彼を起こした人々の意志を継ぎ、なにより自分の意志でヒカセンを救うために奔走することになる。

別の世界に単身で渡ったり、自分をクリスタルタワーの端末と化したり(おかげでクリスタルタワーから離れると身体が調子が悪くなる)、100年以上生きてしまったり、自分の正体を隠しながらヒカセンを導いたり、協力したり、命を削りながらいろいろなことをしたりした。しまいには、ヒカセンの命を救うために、ヒカセンが貯めこんでしまった光を引き取り、自分ごと次元の狭間に転移することで自身を消滅させる計画を立てていたり、本当にいろいろなことをした。すべてはヒカセンを救うため。

そんな彼もイレギュラーな存在により、道半ばで、ヒカセンに正体がバレたまま、さらわれてしまう(ヒロインじゃん)。それをヒカセンたちが助けに行き、なんやかんやでヒカセンがため込んでしまった光もなくなり、後は間違えて呼んでしまった人々(暁の人)を元の世界に戻すだけになる。

元の世界に戻すための実験を重ね、無理を続けてしまったことで、彼はどんどんクリスタルタワーに取り込まれてしまっていたのだが、さらに厄介なことに、そのみんなを元の世界に帰すための装置を利用して、クリスタルタワーの力を使いヒカセンを追い詰める敵が出てきてしまったのだ。

クリスタルタワーの力を使うことでどんどん取り込まれてしまっていた彼は、最後の力を振り絞り、その敵を屠りに行ったヒカセンを助けることに成功するが、力を使いすぎたために、彼の身体は完全にクリスタルタワーに取り込まれてしまう。

取り込まれる間際、「これでもうどんな夢でも見られる」と前置きした後に、「笑い飛ばしてもいいから、聞いてほしい。」と言い、「あんたと旅がしたい。次の冒険には、きっとオレを連れてってくれ。」と、彼の本心が聞ける。

元の世界に(暁の)みんなを戻すために行っていた実験というのが、記憶と魂を込める器を用意し、それを世界を行き来できるヒカセンに持ち運んでもらい元の世界に帰る、というものだったのだが、それの実験に自身の記憶と魂を使っていたために、その装置を奪われ、力を使われてしまったのだ。

ヒカセンは、彼が完全に取り込まれる前に、奪い返した装置を彼の元に持っていき、魂と記憶をこめてもらうことに成功。

この世界の彼はクリスタルタワーに完全に取り込まれてしまう。

しかしながら、この世界の彼は未来から来ているので、ヒカセンの時代の世界では、「グ・ラハ・ティア」はクリスタルタワーに眠っているのだ。つまり、ヒカセンの時代の彼を起こし、記憶と魂をうまく引き継ぐことができれば、彼との約束を果たすことができる。

そう、希望をもって暁の面々とともに元の世界に戻り、なんやかんやでハッピーエンドを迎え、彼は無事に記憶と魂を引き継いだグ・ラハ・ティアとなった。

推しの共通点

約束を大事にしてくれているところ

TOX2では「約束」というのが非常に丁寧に描写されており、(うろ覚え)「ほんとの約束は目を見てするものだってパパが言ってた。」とか、エルが最後のシーンでルドガーと約束するシーンも、ルドガーはその時だけ変身状態を一時緩めて、目が見える状態で約束に応えた。

グラ・ハ・ティアも同様で、「目覚めたら、真っ先にあんたの名前を探すよ。その名はきっと歴史に残って、俺を導く光になる。」という約束をしっかり果たしてくれている。ヒカセンが死んでしまった世界でも彼はヒカセンの冒険譚を探したり、結果としてヒカセンを助けに行くことになったりと、まさにヒカセンを光にして行動してくれた。言動の端々にも、ヒカセンリスペクトが伺える。カットシーンを振り返るとよくわかる。

また、水晶公として彼がヒカセンに接していた時はフードを目深にかぶっていて、鼻から上は一切見えないくらいだったのだが、容姿を隠すという意味ももちろんあるが、ヒカセンの目を見てうまく嘘がつけないからというのもあるんじゃないかと思うとエモい。(先ほどのエルの約束は目を見てするものっていう発言から)

自分の命を犠牲にしてでも助けたい何かがあるところ

グラハティアにとってはヒカセンだし、ルドガーはエル。

彼らはその人のためなら、自分の命なんて惜しくないし、未来も捨てられるくらいの覚悟をもって、自分を犠牲にしているので、最高にエモい。

そんなにボロボロになってまで、守りたい何かがあるのはすごいこと。

また、彼らは、その助けたい何かによって無限に救われているのも共通点だと思う。

一族の運命を背負うところ

どっちも血の運命で人生を左右させられてるところ。ルドガーもラハも自分の意志とかじゃないけどその力を持って生まれ、逃げずに立ち向かってるのがすごい。

好青年

これは自分の趣味ですが、青年と幼女の組み合わせがすごい好きで、ルドガーとエルは言わずもがなですが、自分のヒカセンはララフェル族なので、まあほぼ幼女みたいなものなので、最高の組み合わせになってしまったわけです。拗らせてる。

世界の命運を握っている

とかいいつつも、ルドガーが救いたかったのは世界ではない(と勝手に思ってる)し、ラハが救いたかったのも世界ではないんじゃないでしょうか。

ルドガーはエルが居る世界を守りたかったし、ラハはヒカセンが旅をする世界になってほしかったはずなので。

結果、ルドガーもラハも世界ひとつ救ってみせたわけですが、守りたい人のためなら、世界をひとつ救ってしまえるくらいのそういう尊い気持ちをお持ちなので、しんどい。

結果しぬ

ルドガーはトゥルー(だと思ってる)エンドでは、エルのタイムファクター化を止めるために、先に自分がタイムファクターになって消える(しぬ)という選択をするし、水晶公は第一世界のクリスタルタワーに取り込まれてしまったので、記憶と魂は確かにヒカセンのいる時代の原初世界のグ・ラハ・ティアに継承されてはいるが、実際の水晶公本体は、しんでしまったようなものなので、しんでる。

何度も選択をしてきた

TOX2のシステムを考えると、まあ選択肢の連続でしんどいことも選び続けなければならなかったので、ルドガーについては説明不要かと思うが、ラハも同様に選択肢はたくさんあったはずなのだ。

クリスタルタワー編でも、逃げようと思えば逃げられたと思うし、未来の原初世界でも、その役目をするかどうかは選択できたんじゃないかと思う。それでも、譲れないもののために、原初世界へ渡る選択をして、そうやって重い選択をし続けてきて、あの水晶公になったんだと思う。

自分を押し殺して、選択をしたり、何かを演じたりすることってかなりしんどいと思うし、誰かのせいにしてしまいたくなると思うんだけど、そういうことがないのがもう聖人。

うたうことが好き

これはもはやこじつけ。FF14のWikiにラハがうたが好きと書いてあり、ルドガーも証の歌が好きだし、何よりその辺の、ルドガーと兄、ルドガーとエルのエピソードが大変好き。

ラハの歌を今度聞きたい。(FF14くん頼むぜ)

憧れの存在

ルドガーは兄のことが純粋に好きで、なんでもできて、かっこよくて、まさに憧れの存在なのだが、ラハにとってのヒカセンも、そんな感じ。

ルドガーは兄と同じ剣の構え方をするし、ラハはヒカセンと並べるように剣も攻撃魔法も回復魔法も会得した。

ラハ自体、もともと英雄譚が大好きな設定があり、現代の英雄で且つ、ラハの生き方にものすごい影響を与えた人物であるので、キラキラおめめで見てくる。圧がすごい。

ネコ

ラハはミコッテ族。本物の猫耳としっぽが生えている。彼の感情表現はまじで尊い。

ルドガーにはルルという飼い猫がおり、ルドガーの心情をよく物語ってくれていた。また、水着(有料DLC衣装)を購入すると、ルルによく似たフード付きの水着を着てくれる。尊い。

終わり

ルドガーを通してラハを見つめ直したわけだが、こじつけも甚だしいところもあるが、なかなかに共通点があるような気がする。

ルドガーについてもエルについてもラハについても語りたいことはまだまだ山ほどあるが、だいぶスッキリした。

この記事を読んで少しでも私の推しについて興味を持っていただけたり、彼らについて思い出していただけたら幸いだ。

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