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猫と生きる国

猫が好きです。

熱狂的に好きというよりは
ご飯を食べるように猫が好きです。

街中で猫に会えた日は
少し美味しいご飯を食べた日のように
いつもよりも少し幸せです。

先日ジョージア行きの飛行機を調べていたら
猫指数なるものを
主観でつけているサイトを見つけました。

ジョージアやトルコは
猫が至る所にいるな
と知った昨年の秋。

共生という言葉が
とてもしっくりくるような
猫が街に
時には店内にまで
当たり前にたくさんいる環境。

そんな国が意外とたくさんあるらしいと知り
そして猫指数という記事に出会い

猫を軸に旅するのもありだな
と小さな野望が。

今日は数ある猫記事を見て
猫との共生が見られる国と
その理由を調べて書いてみました。

猫見に来ただけって方は
どうぞ最後の猫大放出だけご覧ください。

猫の御座す場所


猫の多い国ランキングなんてものもありました。
こちらのランキングでは
日本は2018年時点で飼育数TOP10。
ちょっと古いですね。
コロナ禍を経て増えている気もします。

ただ
いくつかのサイトを見た限りでも
飼育数と散歩での遭遇情報というものには
大きく乖離があることに気がつきます。

日本も飼育数は多いですが
野良猫の数はある特定の地域を除いて
そこまで多くはないですよね。

私は街中で
猫という小さな幸運に出会いたいのです。

ということで
これまた主観で
確認したサイトベースで
そこらへんで猫に会えそうな国と
飼育数は多いがおそらく家猫
という国を少しまとめてみました。

街中での遭遇率の高い国

1位はトルコ説

モロッコ
ギリシャ
エジプト
イタリア
クロアチア
モンテネグロ
フランス
スペイン
台湾
ルーマニア
ジョージア
マルタ
マレーシア
インドネシア

あたりが続いてきそうです。

行ったことのない国が多いです。

散歩での遭遇情報となると
サイト管理者の渡航歴や
国の中でも訪れた地域や季節によって
調査範囲自体にばらつきが出ます。

しかしながら
いないことの証明は難しくとも
いたという事実はたしかにあるので

私自身の経験をもとに
トルコとジョージアを基準として
それより遭遇数が多いと書かれている国は
エントリーしています。

少し差分がありますが
マッピングしてみたらこんな感じになりました。

猫に会えそうな国

猫の飼育率の割に街中で会えなさそうな国
ロシア
ウクライナ
アメリカ
アルゼンチン
ベルギー
ポーランド

ロシアに関しては
人口の6割弱が猫と暮らしている
なんて書いているサイトもありました。

人口比で見ると圧倒的のようです。
と思いきや、
マルタ島は人<猫だとか。
パラダイスですね。

飼育率自体は
アメリカ、日本、ロシア、フランス、
イタリア、ドイツ、といった
先進国が多くラインナップされていました。


猫が多い理由


私の中で猫のイメージといえば
「エジプト」
でした。

明確な理由があるわけではないのですが
エジプトを思い浮かべると
スフィンクスと
スフィンクス調の猫が思い浮かびます。

ところ変わって例えばインドだと
私は象のイメージを持っています。

これはヒンドゥー教の神様
ガネーシャのイメージも
少なからず影響しているのではないか
と思っています。

猫についても同様に
エジプトやらギリシャやらの
神話的なものとの繋がりがあるのでは?と思い

まずは猫に会えそうな国を
宗教的な観点で分けてみました。

宗教と猫愛の理由のざっくりマップ

ご覧の通り台湾を除いて
国教もしくは信仰割合の多い宗教が
イスラム教国 or キリスト教系
に分かれました。

宗教全体の割合を考えても
そんなに驚くことでもないかと思いますが

この仮説リストでいうと
ヒンドゥー教はなし。

イスラムの中には複数の宗派がありますし
キリストの中でも
カトリック・プロテスタント・正教と
国によって違いがありますが

宗派による理由の違いというものは
そんなに感じられなかったため
カテゴリとしては省略しています。

- 古代神話由来の神聖視 -

イスラム教では
古代エジプトで人気の女神の象徴として
猫が神聖視されてきた歴史があるようです。

女神に人気とかあるんだ
効果効能?ビジュアル?
という内心の問いかけはさておき

イスラムの預言者ムハンマドさんが
猫を敬愛していたことも
理由の一つにはあるようです。
良い趣味してるぜ。

イスラムって星とか月のイメージがあるからか
セーラームーンまで頭に浮かびました。
こうなるとセーラームーンとイスラム教
が気になってきますが
そんなふざけた話は置いておきます。

イスラムについては
イスラム教であるということに
猫との結びつきの強さを感じたので
一旦調査はここまで。

キリスト教についても
やはり古代ギリシャの女神絡みで
こちらは女神そのものというよりは
使者が猫さんだったようですね。

女神なんだなー
と思いました。

たしかに猫って少し妖艶で
華奢でしなやかで柔らかくて
どちらかと言えば女性性を感じます。

猫への愛の由来を辿ると
古代まで遡るのですね。

- 害獣駆除の役割による猫の英雄化 -

イスラム国家でもキリスト教国でも
害獣駆除といったような
特に農村や港町で有益な役割において
猫は英雄となっていったようです。

ロシアで猫が好かれる理由も
この害獣駆除がきっかけと言われており

ペストが流行った時代に
ネズミがその拡大の要因となっており
その駆除に猫が一躍をかったという説が
複数の国で共通的に書かれていました。

モンテネグロでは
国名を表す「黒い山」と「黒猫」で
「黒い山の黒猫」という伝説として
語り継がれているそうです。

猫を調べていましたが
コトルの景観が魅力的で
ノーマークだったモンテネグロ
行きたくなってきました。

- 国の歴史的事実に基づく理由 -

国別の事情として
イタリアでは15-18世紀頃に
黒猫が忌み嫌われ迫害された歴史があり

その反動として猫を大事にする
という文化が生まれた説もありました。

これは有名な魔女狩りとセットで
イタリアに限らないものかもしれません。

今度は魔女宅ですね。
ジジかわいい。

この魔女狩りがなぜ?
というところを辿ると
ここにも宗教が絡んでいました。

イスラムで猫を寵愛している
という事実があるため
あえてキリスト教国では猫を悪に据え
宗教対立による団結を強めるような意図が
そこにはあったのですね。

ヨーロッパの領土争いの歴史を
猫バイアスの宗教で見てみたくなります。

- 宗教とは関係のない理由 -

クロアチア、フランス、ルーマニア、台湾
の4国については
宗教的文脈での理由が見当たらず
どちらかというと
現代的な理由によるもののように思われます。

クロアチア

主にドブロブニクという街に
猫が多くいるようです。
動物愛好家が積極的に活動しており
猫と心地よく共生できるよう
しっかりと管理をしているという説がありました。
素敵!

フランス

フランスは日本と同様
ペットとしての飼育がコロナ禍で急増し
無責任な手放しが問題になっているということで

もしかしたらここ数年の話なのかも?
とも思いました。

この問題が目立っていましたが
元を辿ると他キリスト教国と
同じような理由なのかもしれませんね。

ルーマニア

ルーマニアについては
とにかく猫愛好家が多い!
ということしかわかりませんでした。笑

しかしながら
愛好家がしっかり団体として活動している国は
やはりただの野良猫として存在する
というよりは
猫とのより良い共生に
積極的に寄与しているような印象がありました。

台湾

台湾も
猫が多いのはホウトンという
小さなエリア内の話のようです。

イメージとしては
日本の猫島とかに近いのかなという印象で

元々地元で餌をもらえるので
住み着いた猫たちがいて

猫ブームに集まった観光客が餌を与えるので
さらに増えていくといった
共生というのとは
少し異なる形となっているのかもしれません。

- 猫がいない理由 -

知らなかったのですが
インドは猫が嫌いな国
と言われているようですね。

インドはヒンドゥー教徒が
8割弱を占める国ですが
世界遺産のエローラ遺跡には
仏教、ジャイナ教、ヒンドゥー教、と
3つの宗教の石窟が同じ場所に集まっていたり

ムガル帝国の大帝アクバルは
イスラム教徒でありながら
ヒンドゥー教徒の奥さんを持ち
アーグラ城には各宗教様式のエリアが存在するなど

様々な宗教が交わってきた歴史を感じます。

話が逸れましたが
そして猫が嫌われている理由として
必ず出てくるのは
ヒンドゥー教ではなく仏教関連のようです。

仏教で重要なお釈迦様の死の一因に
猫があると言われており
それ故猫は英雄より「悪者」なのだとか。

またヒンドゥー教でも
ガネーシャと共にいるのがネズミらしく
(そうなんだ)
ネズミvsねこの関係性が
キリスト教・イスラム教とは逆なのが
面白い点だと感じました。

インドに1ヶ月ほど滞在したことがあり
あまり猫が多くいた印象はないものの
おうちで飼われている方もいたので
国を上げての猫愛の文化はないものの
人々が皆猫嫌いかというと
それはまた別の話ですね。


猫の好きなところ

思った以上に
宗教中心の記事になってしまいましたが

宗教国家では
宗教は文化や人の心の中心であり
生活とは切っても切り離せないものである
ということも改めて感じるところとなりました。

またネズミと猫が
思っていたより「公式の敵」感があって
ちょっと面白かったです。笑

最後に私の思う猫の可愛いところ
と猫の写真を大量投下して
おわりにします。

- 猫のここがかわいい -


頭頂部に着いた耳の形と大きさ

影で見るとまたかわいい

口の形

かわいい…
下から見るとこう

大きくて綺麗な目

うちの猫は顔がいい

横顔の輪郭

うちの猫は顔がいい2

爪先から着地する時の手の感じ

バレリーナみたいに爪先伸ばして脚出すのかわいい

スタコラって感じの歩き方

たまに跳ねてみたりもしててかわいい

とろけるような体の柔らかさ

「人間に抱かせてやってる感」がかわいい

子猫時代の手がパーな感じ

この子は指が3本のヤンチャなミッツ

鳴く時に口の構造的に目が細まるところ

目細めてる時の猫ってすごくかわいい

あたたかいところが好きなところ

右にいる犬とこれでもかってくらいゴロンゴロンしてたところ
こちらに気がついてキョトンとしてるのかわいい

あくびの時の変な顔

これは怖い
これはまだかわいい

子どもと一緒だとさらに幸福度が増す

天使×天使で神になる

- フォルダの猫大放出 -

初めの記事の方も書いていますが
猫好きは猫に遭遇すれば写真を撮り
あとで眺めて楽しむという趣味が
あったりなかったり。

せっかくなので
コレクションの一部を
シェアさせていただきます。

最近のなのでジョージアが多いです。

猫渋滞
の最後尾の二匹がかわいい
猫尾行
おはよう猫
高みの見物猫
絵になる猫
ワイナリーにも猫
これはトルコ
イスタンブルの広場の猫
よく見ると家政婦の三田猫
よく見ると5匹いる猫
※ヒントはパイプ
ライオンと猫
フォーメーション完璧猫
魔女宅の世界観にいた兄弟猫
西陽と猫
これはエアビーホストの猫
駆け寄ってくる猫
距離感おバカな猫
散歩帰り猫
カメラ目線猫
一休み猫
黒猫
そっくり猫
落ち葉と猫
外人さんが「OMUSUBI〜」と楽しそうに包んでいた
バー常連の猫
横断猫
落ちてた何かで一人遊びする猫
かしこまり猫
すりすり猫
一緒に勉強猫
切り株と猫
カフェ設備使いこなす猫
見つめ合う猫、見守る猫
※3匹います。窓のこちら側に1匹います。
軒先に猫
ボンネットにも猫
おねだり猫
眩しい猫
通りすがりの猫
ソーシャルディスタンス猫
陽の当たる坂道猫
足元が若干斜めで座りにくそうな猫
入りたい猫
2階のバルコニーにも猫
よくわからない隙間に消えていく猫
激かわ子猫と植木鉢で見守るママ猫
膝を占領する猫猫
マンチカン系子猫
何かを見つける猫
ご飯をもらう猫
脚の裏真っ黒な子猫
猫として最高の絵を提供してくれる猫
伸び猫
意外と慎重な降り方の猫
近所の全然懐かないおデブ猫

動画も載せようかと思っていましたが
長くなってしまったので
本日はこの辺で。

ありがとうございました!


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