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愛と激動の新卒採用20年を振り返る

こんにちは、羽田です。学生の声を企業の採用改善に繋げるサービス社名を出さない合説学生向けビジコンの企画運営をやっています。

2023年も終わりのこのタイミングで、そういえば僕が新卒採用業界に入ってから20周年で、かつキャリア教育業界に入って10周年であることに気づきました。もっと早く気づいていれば、2023年という年をもっと意識的に過ごしたのに。

というわけで、良いタイミングだと思ってこの業界の20年と10年をざっと振り返ってみたいと思います。お断りしておくと、あくまでいち業界人である僕から見たものだということ。そして、一つ一つを多角的な視点で検証しているわけではないということ。なので、事実と違うことなどもあるでしょう。その辺はご容赦ください。

あと、どこにも忖度しません。一応僕の古巣はマイナビですが、特にマイナビをヨイショするつもりもないです。色々な媒体やサービスを実名で出そうと思う。クレームは受け付けません!

まあでも、どこかの会社や人を批判することが主旨ではないです。新卒採用やキャリア教育界隈の人が見たら「ああー懐かしいね、そんなこともあったね」と思い出に浸れればな、と。年末ですしね。

そんなライトなノリで見てくれると嬉しいです。あ、この後からですます調じゃなくなります。

新卒サイトはリクナビ一強時代

僕は2003年に、株式会社毎日コミュニケーションズに入社し、毎日就職ナビという就活サイトの営業をしていた。

この頃は、リクナビ一強時代だった。リクナビというサイトがドーンとあって、その遥か下にあらゆる就活サイトがうじゃうじゃどんぐりの背比べをしていた。某就活サイトが就活解禁オープン日にサーバトラブルを起こし、それがきっかけでサービス撤退になったりしていた。この頃から、サーバトラブルは就活サイトの避けて通れない重要課題になった。そんな時代。

そうそう、この頃は就活サイトは10月オープンで、面接選考開始が4月だった。今でいうインターンとかなかった。企業は10月から3月末まで説明会を開催して、学生はこの半年で企業を見て4月からの選考に備えていた。

で、僕の会社がやっていた毎日就職ナビ(現マイナビ)は就職サイトとしてはそんな強くなかったけども、合同企業説明会シリーズの「EXPO」は業界随一の集客数を誇るブランドだった。当時の先輩が「合説というと安い会場に長机ならべて地元企業が学生と面談するみたいなイメージだったけど、そこに大きな会場に大企業を入れて一大イベントみたいにしたのはうちなんだぞ」とドヤっていたのを覚えている。

これまでEXPOは2月に開催していたのだけど、僕が入社した2003年にこのEXPOが「EXPO START」という名称で年内12月に始まった。いわゆる「早期化」は既にこの頃から始まっていた。

この頃、独特のパワーを持っていたのが日経就職ナビだった。日経新聞と連動し、日経新聞にも掲載される人気企業ランキングがあったので、ランキングを気にする企業には一定の評価を得ていたのだ。

他にもenjapanも新卒採用業界に参入し、「人」にフォーカスしたナビサイトを展開して業界関係者は脅威を感じていた。

文化放送はブンナビというラジオと連動したサイトをやっていたり、学情というサイトもあった。

他にも色々あったと思うが、とにかくあらゆる就活サイトが雨後の筍のように次から次へと出てきた時代だったのだ。

母集団至上主義と採用管理システム

インターネット就活時代になってから、企業の新卒採用では「母集団」が重要なKPIとしてとらえられるようになった。とにかく数を集めることが正義とされたのだった。

こうした企業ニーズに応え、またドル箱ビジネスだったリクナビが作ったマーケットを狙いに、多数の就活サイトがガンガン攻勢を仕掛けた。

こうなると厄介になるのが母集団管理だ。なにしろ、就活サイトごとに管理画面が異なるため、応募者管理をしようと思うと複数のツールを使い分けないといけない。これはめんどくさい。

ここで出てきたのが「採用管理システム」だ。一番最初のシステムがどこなのかは僕は知らないのだけど、マイナビをはじめ、多数の会社がナビとは別に採用管理システムを販売していた。営業次代、この採用管理システムは僕の得意商品だった。

また採用管理システムは「マイページ」という概念も新卒採用業界に持ち込んだ。マイページの中で、学生の進捗状況に合わせてコンテンツの出しわけをすることができるのだ。「one to oneのコミュニケーションで、御社の採用力を高めます」なんて提案をよくしていた気がする。

とにかく、この頃の新卒マーケットは複数の就活サイト、合同説明会、そして母集団至上主義の中で生まれた採用管理システム、という今の新卒マーケットの基礎が構築された時代だったと思う。業界自体がどんどん進化する、エキサイティングな時代だった。

採用広報早期化とインターンシップ

さて、新卒採用業界がわっしょいわっしょい活性化していく中、優秀人材獲得をめぐる企業の競争も激化していった(そして企業の競争を煽っていたのが就活メディアだと批判されていた)。

こうなると黙っていられないのが学生を預かる大学側だ。「学生の本文は学業だから、就活は学業を阻害すな」と主張をし始めたのだ。学生が授業そっちのけで就活をしてしまうからだ。この議論はもっと前からあったのだけど、ここにきてまた紛糾し始めたのだった。

そんなこんなで、就活広報解禁の時期が10月から12月に後ろ倒しになった。2011年のことだ。選考開始は4月でこれは変わらないから、広報期間が2ヶ月間短縮されたことになる。

これは就活メディア界隈には大打撃だ。商品展開できる期間が短くなることは、ビジネス縮小を意味する。しかし、大学を敵に回すわけにはいかない。大学に出禁になったら就活会社はおしまいだ。ちゃんと学生のためになることをしなければならない。

という流れで出てきたのが「キャリア支援」というコンセプトだった。就活情報ではなく、学生のキャリア支援というお触れ込みでコンテンツ展開をするのだ。具体的には「インターンシップ」という欧米の習慣が日本に輸入され、普及し始めた。採用広報ではなく「学生のキャリア支援」という錦の御旗とともに。

実際、「キャリア教育」という言葉が日本で初めて使われたのは1999年。インターンを始め「キャリア支援」が普及し始めたのが2011年。実に10年間、「キャリア教育」は日の目を浴びていなかったのだった。

余談で就活スケジュールの話。今は大学3年終わりの3月解禁で選考開始は6月に表向きはなっている。この選考6月スタートのきっかけの一つになったのが東日本大震災だった。当時は4月スタートだったわけだが、東北地方を中止に東日本を襲った大災害の中、さすがに4月選考開始は厳しく、急遽6月に後ろ倒しになった。僕は就活会社もその流れで予定変更をせざるを得なく、バタバタ走り回った記憶がある。

生まれては消えていった低学年向けサービス

さて、「キャリア教育」という一見素晴らしい世界観の登場に、就活各社はあらゆる取り組みを始めた。当時、民主党政権で優れたキャリア教育プログラムを実施する大学に助成金を落としたりもしていたので、その予算を取りに行こうとした就活会社が多かったように思う。

それ以外にもプラットフォームサービスを始めた会社も多く、かくいう僕もそのうちの一人だった。当時僕は、「キャリア教育関連で何かやれ」というまあまあ大雑把な指示を受けて新規事業開発に取り組んでいた。で、結果的に高校生と大学生低学年が参加できる「MY FUTURE CAMPUS (MFC)」というサービスを立ち上げた。2021年にその幕を閉じたが、それまでどうにかこうにかサービス展開した。

でも正直言って僕のやっていたMFCよりマーケット的にインパクトがあったのは「キャリア大学」じゃないかと思う。実際、今でも続いている。

キャリア大学とMFC以外にも、リクルートも日経ディスコも大学生低学年向けサイトを立ち上げていた。でもすぐに徹底していた。

結局「キャリア教育」はその重要性は誰もが納得するところながら、ビジネス化しづらいため持続と拡大がしないのだ。この辺りは過去に書いてるのでよろしければどうぞ。

で、「学生のキャリア支援」は「インターンシップの隆盛」という形に集約されていく。しかしここでいうインターンは、2023年の今でも続く本音と建前の言葉遊び合戦の苗床になっている。この辺りを書き始めるとだいぶ口が悪くなりそうだから今回は割愛。

「優秀な学生はインターンから動き出すから御社もインターンやりましょう」的な感じでどんどんどんどんインターン実施企業が増えていった。確かに、夏のインターンに参加する学生は優秀だった。でも、インターンが一般化していくにつれて参加学生も一般化していった。

「優秀な学生はどこに行けば会えるんですかね?」と企業に言われたことをよく覚えている。

ゲームチェンジャーとなる新たな概念の登場

さて、新卒採用業界は「就活メディアや合説で学生を集め」、「採用管理システムで効率よく選考を進める」というシステムの時代が長らく続いていた。

しかしそこに、新しい概念が生まれてきたのだった。

逆求人サイトの登場

そのうちの一つが「逆求人」という概念だ。学生から企業にアプローチするのではなく、企業から学生にアプローチする、というものだ。ダイレクトリクルーティングとか言われたりもしてこっちの方がスマートな言い方ではある。

その代表格がOfferBox だ。2012年に登場したらしいが、この頃、同じようなサイトが他にもあったと記憶している。僕が強烈に覚えているのが学生の顔と名前がずらっと並んだ逆求人サイトだ(サイト名は忘れた)。今思えば、顔と名前と大学名、そしてプロフィールが誰でも見れるWebサイトにずらっと並んでるのは個人情報保護的に怪しいが、とにかく異様だったのはそのトップ画面のUIだ。学生が全員、スーツ姿でずらっと並んでいて、一見すると夜のお店の出勤情報のようにも見えた(ほんとすいません)。

この頃から、VUCAの時代的な話題が出てきていて、企業が求める人材像の変化が起きた。で、とにかく母集団母集団!という採用ではなくこれからは質の時代や、というカウンターカルチャーが生まれ、その一つが逆求人だったのだ。つまり、学生を母集団という一つの集合体として捉えるのではなく、輝いている学生は個として扱う、という発想だ。僕はこの思想は間違っていないと思う。

学生無料カフェビジネスの登場

そしてもう一つの新しい概念が「カフェ」だった。学生は無料で使え、Wifi完備。さらに充電もできる学生にとっては夢のような空間を提供し、その空間に広告展開をする、というビジネスモデルだ。

代表格は知るカフェだろう。東大や京大といった日本各地の有名大学のキャンパス前にドーンとお店を構えていった。あらゆる学生が来るであろう新宿渋谷や梅田、ではなく有名大学のキャンパス前にしか出さない。その出店戦略は正直露骨すぎないかとドン引きしたもんだが、企業ニーズを考えるとよくできた仕組みだと思う。

逆求人も学生無料カフェも、発想は同じだ。つまり、学生を一括りにせず、優秀な学生だけにアプローチする、という考え方だ。知るカフェだけではなく他の会社も同じような発想のサービスを出していった。

ただ、そのビジネスの構造上クライアントは一部の大手企業にしかなりづらく、そこまで普及している印象はない。でも、「ターゲットユーザーを集めてそこに広告商品を出す」という伝統的メディアのビジネス理論をリアルでやった、というのはコロンブスの卵的な感動があった。

他にも、口コミサイトやリファラル採用などあらゆる手法が登場している。新卒採用業界って、変化があって面白いですね!

SNSは、学生にも企業にも無限の可能性を与えた後、叩きのめした

東日本大震災が大きなきっかけで日本でもSNSが大流行し、もはや社会インフラ化した。新卒採用業界にもSNSはやってきて、学生企業ともに影響を与えた。それは最初、熱狂を持って歓迎されたがやがて現実を突きつけることになる。

SNSは、学生に夢を見せた

知らない人は知らないと思うが、2010年前後から学生団体ブームというものがあった。学生団体とは、簡単に言うと大学生のインカレサークルで、それぞれ何らかの問題意識を持って取り組む社会活動をしていた。主体的な問題意識を持った学生達なので当然優勝な学生が多く、ベンチャーをはじめとした企業も学生団体にアプローチしていたりしていた。

そしてこの学生団体の活動をエンパワーしたのがSNSだった。彼らは自分達の問題意識を高らかにSNSで叫び、活動中に仲間達と肩を組んでいる写真を投稿した。すると大勢の人からリアクションが返ってくる。中には政治家、著名人からコメントがついたりもした。
こうした現象は彼らを大いに刺激した。自分達が社会を変えられるのではないかと熱狂した。優秀な学生はサークルや飲み会や色恋沙汰よりも学生団体に青春を捧げたのだった。

しかしその後、圧倒的な現実が彼らを襲った。
実際、その後成功を収める学生もいるのでこれらの騒動は決して無駄ではなかったと思うけど、多くの学生は現実に飲み込まれた。

まず、「意識高い系」という冷ややかな視線が向けられた。ある一定の人たちからしたら、SNSでやたら投稿する人達は面白くなかったらしく、蔑視のニュアンスが込めて「意識高い系」というレッテルを張りたがった。

次に襲ってきたのはある意味不可抗力でもあるが時限爆弾のカウントダウンだ。どう言うことかというと、大学生活というのは時間制限があると言うことだ。多くの学生は就活が始まると髪を黒くし、スーツに着替え、「御社ガー!」と言い始めた。

そして最後に、結局社会は変えられないという現実だ。これは上記の時限爆弾とも絡んでくるが、大学生活の傍でたかだか数年活動しただけで社会は変えられるはずがなかったのだ。その現実は、彼らに現実の厳しさを教えた。そのうちの何人かは留年し活動を続けたが、多くの学生は時間の流れに素直に殉じた。

こうして、SNSと共に活性した学生団体ブームは、いつしか目立たなくなっていった。2023年の今でも学生団体は存在するし、僕は彼らが無駄なことをしたとも思っていないし、何なら個人的にはかなり応援している。学生のみのアクションで社会に働きかけてやろうというビジョンはすごく共感するし、今でもボランティア協力したい。ただ、かつて学生団体に所属していたような意欲的な学生たちは、今はその活動の場を長期インターンに流れてしまっているようだ。学生だけのアクションではなく企業の下に入ってしまったということだ。ここは正直、個人的には残念に思う。

無料だからと痛い目を見る企業が続出

さて、SNSに話を戻す。次は企業側の話だ。SNSが学生インフラ化するとともに、企業の採用でもSNSを活用しようという動きが起こった。学生が普段よく見ているメディアを、新卒採用担当が見逃すはずがない。しかもSNSは無料だ。

しかし、安易な考えでSNSを始めると大抵痛い目を見る。毎日毎日投稿するネタを考えるのはかなりキツい。これは、実際にやってみないとわからないと思うが、毎日SNSに気の利いたことを発信するのは地味だしつまんないのだ。

こうして、「社内の様子や雰囲気を発信して学生に伝えたらどうだ」などと、現場苦労を知らない社長や人事部長が指示だけ出してくるので嫌々SNS運用を始める人事担当者が続出した。で、ネタもないので「社内の様子や雰囲気」を伝えるために社員の仕事の様子や先輩社員のランチの様子などをアップしていく。

でも、有名人ならともかくよく知らない人たちが仕事してる写真とか今日のランチとかはっきりいってどうでもいい。よほど志望度の高い企業ならともかく、そうではない企業のSNSを学生はフォローしない。で、フォロワー数が増えないと民間企業的な発想ではKPI未達という事で評価されない。

外注する予算があったり、SNS運用に長けた採用スタッフがいる会社でない限り、基本的に採用SNSアカウントはうまくいかない事が多いので、僕はやめた方がいいと思っている。

コロナが新卒採用業界に与えた影響

さて、2020年に世界を襲ったコロナは世の中のあらゆる習慣をデジタル化した。新卒採用もその影響をモロに受けた。というわけで新卒採用とコロナについて。

面接やセミナーのWeb化で、情報の出しわけが肝に

まずはこれ。当たり前の話なのでセミナーや面接がWeb化された手法論には触れない。僕が注視したいのは、「オンライン」という選択肢が増えた事で学生の情報の優先度に変化が起き、企業もそこに気づく必要が出てきたという事だ。

よく企業採用担当から「学生はオンラインと対面どっちが参加したくなるのか?」という質問をいただくのだけど、結論からいうと「広く浅い情報提供ならオンライン、狭く深い情報なら対面」ということになる。

概略だけならオンラインで自分で調べられる。だからわざわざ対面で行く価値があるイベントじゃないと学生は参加したがらない。また、YouTubeで充分な内容の情報をわざわざリアルタイムで聞く価値はない。
これまでは説明会というものは会場まで行ってリアルタイムでしか聞けない、という情報の希少性があった。しかしその原則が根本からなくなった事で学生に選択肢が生まれた。

結果、「これは別に行かなくてもいいか」や、「行ったのにめちゃくちゃ薄い内容だった。時間と交通費勿体無い」というリアクションが生まれる事になった。企業は、どんな情報をどの手段で出していくかがよりシビアに問われることになったのだ。

学生の価値観に大きな影響を与えた

大きいのはこれだろう。特に24卒からしばらくは、多感な青春時代に緊急事態宣言による在宅生活を余儀なくされた子達がしばらく続く。人間の発達成長段階において、学校生活が人格形成に与える影響は計り知れないものがあると思う。実際、ここ最近の学生を見ているとちょっと脆い子が多いなと感じる。理由は多分、本来大学生活の中で経験するはずの摩擦や挫折経験をしていないからだと思う。

24卒から25卒は大学生活の中でコロナを味わった世代だ。入学式や新歓コンパからのサークル活動、バイトや旅行、学園祭、キャンパスライフそのものなどの経験をしていない時期がある。

で、26卒以降は大学生活はコロナ前のような行事を経験できていることが多いが、彼らは高校時代にコロナを経験している。文化祭や修学旅行がなかったし、中には部活動が制限された子達もいる。

コロナをいつ経験したかによって、人格形成の影響度合いは変わってくるだろう。とにかく、コロナ前の学生とは違う環境下を過ごしてきた子達であり、それはキャリア観や労働感、行動習慣の変化につながってくるはずなのだ。

「最近の若いもんは!」とはどの世代の大人も言うと聞いたことがあるが、大人と違うからといって頭ごなしに今の学生を教育指導的な感覚で接するのは違うかなあ、という気はする。


と、いうわけでこの20年の新卒採用業界の変化について触れてきました。色々変わりましたねえ・・・。僕の前職のマイナビは、いつの間にか業界No1の地位を確立しているようですね。僕が新人の頃を思い出すと信じられない事態だな、と思います。

こんな時代変遷を経てきた新卒採用業界ですが、業界に横たわる矛盾や課題は色々あります。今度、その辺りを書いてみようと思いますので、よろしければnoteやXのぜひフォローお願いします!



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