#2 金継ぎ 道具② 欠け②
今回は欠けの第 2 回目の作業と道具制作についてになります。
欠けの第 1 回目の作業はこちらをご確認ください。
欠け②
前回は準備刻苧付けまでを実施しました。そして硬化を待ち今回はその続きです。
準備刻苧の調整をする前に今回使う刻苧を作っておきますので、前回の 1~4 までを実施します。ムギ漆の乾燥待ちまで実施します。
彫刻刀で準備刻苧を削り凸凹をつくります。形を整えるのと次に乗せる刻苧がしっかりつくようにするためです。ほつれを作るイメージです。
刻苧を作ります。今回は木粉を使います。あら目の木粉+細かめの木粉+三辺地粉+ムギ漆、檜ベラでコネます。麻を入れる場合もあります。今回は大きい欠けでしたのであら目の木粉を多めに使い黒くなるまでコネます。
刻苧が完成したら欠けの部分を完全に埋めていきます。ここで最終的な器の形に合わせます。
完了したら硬化を待ちます。
道具②
今回使った道具で前回からの追加は追加刻苧を削る際に彫刻刀を使用しました。かなり細いものを使います。
今回の道具制作は
作業をする時に最も重要な定盤(作業台)を制作しました。途中までです。
まずは厚めの板の面を取るためにヤスリで削ります。
削り終わったら水を含ませたティッシュで掃除します。
生漆を表面、側面、全体に檜ベラで塗ります。
ティッシュで余計な生漆を拭きます。
乾かします。続きは次回。
檜ベラの制作も始めました。
写真のような大きめのヘラを中間で切断し 2 本制作します。のこぎりで切ります。
先を自分の使いやすい薄さまで削ります。カンナか塗師屋刀を使います。
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