事務系派遣社員で、やった業務を振り返る(後編)

ちょっと間が空いてしまいましたが、後編を綴りたいと思います。

3社目:大手メーカー子会社 法人用コールセンター

ちなみにコールセンターといっているが、そんな大層なものではない。
小さな修理工場跡地みたいなところに机と電話が並べられてるだけ。
夏場は冷房効きにくいし、設備はボロボロの中古品ばかり。
メーカー様の下請けでやってるような仕事である。

この仕事は、メーカー様の法人向け商品で、トラブルが起きたらお客様が指定の番号にかけるとオペレーターが指示を出すというものである。

だがしかし、これがかなり苦痛な仕事。
まず電話がかかってきて、お客様がいう症状を製品マニュアルを本棚から持ってきて、推測する。
トラブルの原因を突き止めていくのだが、マニュアルは技術者向けなので、書いてあることが意味不明なのである。

意味もわからぬままお客様に伝えるわけである。

これを毎日ひたすら繰り返す。

妙な罪悪感みたいなものが生まれてくる。
自分で何かを作り出す仕事かといえば、そうでもなく来る日も来る日も問い合わせを捌くだけ。

俺には向いていない。
派遣されて1か月たたぬうちに、更新しない宣言。

4社目:某大手企業

名前もよく知られた大企業様。
たぶんグループ全体で30,000名ぐらい。
でもなぜか自分が派遣された部署は、派遣社員からは非常に不評なところ。
なぜかというと、営業事務職といいながらもやることが非常に多い。
その割りに給与が安い、ということである。
この企業は年度始めから業務再編で、人員削減が行われた。
つまり予算削減したかわりに派遣社員に、その仕事をあてがうという訳である。
つまり、さらに仕事量が増える。
それなのに給与が変わらないのである。
たまたま俺は、所属した担当が良い社員に恵まれたので給与UPを派遣会社に交渉してくれたのだが、お上は簡単にはOKを出さない。
時給はたったの50円しか上がらなかった。
これでがんばれと言われてもねーというのが、正直なところだ。

ちなみにやった業務

当初

顧客との注文連絡
在庫管理
データ分析
電話受け
請求書発行

まあ、この辺まではよくある話だ。
しかし…

年度が変わってから増えた業務。

PowerShellでDB操作
契約業務
倉庫の出入庫管理
電波調査依頼
代理店との調整
営業の契約業務実施伺い代行
業務改善プロジェクトメンバーへの参加

もはやなにやってるのかわからないぐらい、統一性もない仕事になった。
別に給与がすごくあがるなら嬉しいし、頑張ってやろうと思える訳だ。
しかし、時給50円しか上げません。頑張ってね

これは違うだろ

当然派遣会社に文句も言ったが、なにもかわらなかった。
当然新しく入ってくる派遣社員や、新入社員にこれを教えたところで育つ訳もなく、感覚的にいうとだいたい半分は嫌になり辞めていく。

俺は、結局これだけ色々やるようになり欲も出てきた。

せっかくPowershellでDBいじれるようになったなら、もっと違う仕事をしよう。
派遣法3年ルールに抵触する1年前から、ゆっくり就活を始めることにした。

就活編に続く?

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