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エンジニアになりたい

芸術大学で写真を学ぶ臨床工学技士なんて
いないよね?いるのかな。

Pioneerになりたいんだ(爆)

元臨床工学技士でレースクイーンの人を見た事があるが
ずいぶんと技士の世界も広がったもんだと思った。
自分が目指しているのは何なんだろう、といつも思う。

なんだか ”エンジニアで良かった” と言うタグがある。

広い意味でのエンジニアと言えば
自分の資格の臨床工学技士も、エンジニアの1つである。
「命をつなぐエンジニア」と書いてあるし、たぶんそうなのだろう。

写真のことではないけれど、少し書いてみよう。

「臨床工学技士とは」という事は改めて書かない。

今まで色々な場所で自分の仕事について説明してきたが
長ったらしいので、だんだんめんどくさくなってきた。

工学と名前がついているから、医療従事者で、病院で働いているけど
医療機器の点検やら操作やらを行う、そんな感じだ。
コロナでECMOやら人工呼吸器やらで名前がたまにニュースで出てくる、あれである。

医療系の中でも、あまり名前が知られていない国家資格だ。
当時の安倍首相の会見で臨床工学技士の名前が出た時に
一部界隈では狂喜乱舞したものである。

メディカル・エンジニアやクリニカル・エンジニアとか
MEだCEだ、と呼び方にこだわっているが
個人的にはどっちでもいいだろそんなこと、と思う。
呼びやすい方で呼べばいい。

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関わる仕事は幅広い。
病院の中ではいろいろな医療機器があるから
技術の進歩に従ってどんどん高度になっていき
みんなよく分けわからなくなって更に忙しくなって
「もうやってられん」とかになった。

そこで、「医療機器のスペシャリスト」として臨床工学技士が出てきた。
今、話題(になっているかは分からないが)のダヴィンチ手術だって
内視鏡、呼吸療法、人工心肺や保育器だって
その他、色々技士が関わっている。
機械がしっかり動かなけりゃ、何も出来ないからね。

我々は病院の中でもそれなりに重要なポジションなのだ。

しかし業務独占のものは1つもなく、あくまでも名称独占。
法律の枠組みの中では、看護師の業務の一旦を担う。
要するに看護師の資格があれば、我々の仕事は出来るのだ。

じゃあなぜ臨床工学技士の国家資格ができたのか、看護師ではだめなのか
その裏側とその理由はよく知らないし、ましてや下手なことを書くと
誹謗中傷の嵐となるので書かない。

看護師の資格を取っておけばよかったと思う事は何度もある。
仕事を辞めた今は特に。
求人を見ていると…思う事は色々あるけど。
透析が多いからね。

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学生時代は呼吸管理と透析が1番苦手だった。
あと、人とのコミュニケーション。
心カテに興味があったが、それだけやるような仕事なんて殆どなく
結局透析と呼吸管理、機器管理を主にやる病院で10数年ずっと働いてきた。

苦手なもので飯を食う。
よくある話だ。

でも、そのおかげか人工呼吸器は好きになった。
前の病院では呼吸管理に関しては医師や看護師に
それなりに頼られてはいたし。
まだまだ勉強不足で知識も無いけど。

ただ、未だに透析は慣れない。

何あの筒。
何でこれで水が抜ける。
何でこれで血が綺麗になる。

化学という名の哲学だ。

針を刺す。
血が出る。
回路の中をぐるぐるまわってる。
怖いですね。

透析は不思議なことが多い。

穿刺して、開始して血圧測って、患者監視、返血して終わる。
その他、ずっと流れ作業で過ごしてしまった。

これでは本当の意味でのエンジニアとはいえない。
自分の努力不足、勉強不足なのは否めない。

もっとも、時に看護師他色々な方に頼られ
縁の下の力持ち的な存在である事は性に合っているから
技士を続けるなら、もっと勉強しないといけないね。

いい仕事だと思う。
やりがいは…あると思う。
ただ、やりがい搾取になってはいけないんじゃないの、と常々思う。
これはまあ・・・ね。

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MEとは名ばかりだ。
エンジニアとはおこがましい。
スペシャリストには程遠い。
自分は医療人と呼ばれるほどの自信も無いのだ。

エンジニアになりたい。


#エンジニアでよかった

#業務実態調査はやろうね

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