見出し画像

それでも君はやってない(2023年12月29日の日記)

最近考えていること。

この世界、ぶっ壊そうと思えば結構余裕でそういうことができるのに、むちゃくちゃになってなくてすごいなぁということ。

まぁ例えば、ちょっと住宅地に火を放ってみる、みたいなことは言っちゃあなんだが誰でもできるわけでしょ。天ぷら鍋に油を張って火にかけて家を出ればいい。それを思いついてやるのが1人だったら大迷惑レベルで済むかもしれないけど、人類なんてめちゃくちゃいるんだから、何人かちょっと離れた場所で同時に火を放っちゃうことだってあるかもしれないじゃないですか。それが例えば偉い人たちがいる場所を含むことだってあるかもしれないし。

あらゆることをむちゃくちゃにするのって、本当はとっても簡単なんじゃないか?と思う。

でも、多くの人はそういうことをしない。これはみんなが偉いからという訳では必ずしもなくて、つまりはそういうことをさせないような仕組みがいっぱいあるということなのだと思う。Twitterなんかをのぞけば、大量の人がムカつく上司やヤバい客なんかに「○すぞ」とか言ってるのに、大抵の人はそれをしないまま一生を終える。1人の人がむちゃくちゃになるのを思いとどまっているのは、その人が潜在的に道徳的に優れているからというよりは、そういう教育を施す仕組みや、刑罰の仕組みや、防犯の仕組みや、家庭や職場の仕組みによるところが多いのではないかという気がする。

それらの仕組みを作ったのも人類の叡智なわけで、そういう意味でも人間って偉いなと最近よく思う。みんなすごいな。私は「人に「○すぞ」と思ったけど実際殺してはない」みたいな経験がないのであんまりピンと来ないんだけど(この書き方だとマズいな、思ってもいないし殺してもないということです)、みんなそんなに大変なのに実行してないから偉いよ。実行させてない仕組みというものが偉いよ。すげぇや。



今日はここまで。ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?