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日替わらない弁当

近所の個人経営コンビニで買った弁当の材料が気になった。

「日替わり弁当」で、今日はニラと豚肉の炒め物と、イカフライが入っていた。あとはごはんと胡瓜の柴漬け。

で、ラベルがこう。

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……これ、どう見てもメインディッシュが「その他付け合わせ」扱いされてるな???

これは完全に想像なのだが、どんなメニューでも毎日入っているものを原材料名に列記して、ラベルを印字する手間を省いているのではないだろうか。つまり、メインがハンバーグであろうと焼き肉であろうとから揚げであろうと、それらはすべて「その他付け合わせ」なのだ。

「日替わり弁当」とはつまり変数というか、xとかyにあたるもので、そこに何が代入されようと良い、ということなんだな。そしてその記号は「日替わり弁当」として固定されなければならない。そのポジションに「おすすめ弁当」とか「気まぐれ弁当」とかが急に現れたりしてはならない。その定義をラベルでも貫いているということなので、非常に合理的だ。

しかし、その合理性のために、どう見てもメインだし、手もかかっているだろう料理を「その他」扱いする勇気がすごい。作った人だって、せっせと下ごしらえして炒めたニラ肉炒めに注目してもらいたいだろうに、底に敷かれたレタスより低い序列に置く勇気。謙虚さ。潔い。

以上、すべて無根拠な感心でした。次買うときに全然違うラベル印字されてたらウケるな。

今日はここまで。ありがとうございました。



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