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世界が終わるまでは仕事

素朴な疑問。

よく「世界が明日終わるとしたらどうすごす?」みたいな質問あるじゃん。「家族と過ごす」とか「遊園地行く」みたいなアレ。ありがちなやつ。

これ、見かけるたびに思うんだけど、よくある回答、ほとんど無理じゃない???って。

「世界が終わる」ってことは、この問いが全ての人に降り注いでいることになる。「友達と遊園地に行って遊びたい」だとしても、遊園地のスタッフにとっても今日は世界の終わりなのだ。人生最後の日に遊園地スタッフのバイトを全うする人間がどれだけいるだろう。

さらに、この「友達」も同じ状況にある。彼らが「家族水入らずで静かにすごしたい」と言えば、望みはかなわないことになる。友達にも好きな過ごし方をする権利がある。

「明日死ぬなら」という問いはわかる。死ぬのは一人だから、希望の過ごし方ができるだろう。しかし、「世界が滅びる」になるとダメになる。全員の権利がぶつかるに決まっているが、世界が終わるタイミングでそこに優先順位は決められない。

実際、隕石が降って来る、みたいなことで地球が終わる日が分かったとしたら、世界は大混乱に陥るだろう。給料が出来高じゃなくなっただけでサボり始めるのが人類だ。かなりの割合が職務放棄をし、インフラは崩れ、街は荒れるだろう。そんな中で、何かしら満足のいく過ごし方をする、みたいなことは果たして可能なのか?

これは私が好きなゲームアプリで、疫病の性質をコントロールしながら世界を滅ぼすゲームなんだけど(かなりシミュレーションとしてきっちり作られているので、やると今の世の中が進研ゼミに見える)


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名前も自由につけられる。君も手軽に世界を滅ぼそう。エジプトから始めるのがコツ。

世界が疫病の存在に気づくと、世界中の科学者が急いでワクチンを作り始める。しかし、ある程度死者が増えると政府が崩壊し始め、研究速度が鈍化するのだ。

電力会社の人が職務を放棄した瞬間にいろいろ終わるもんな……災害時は「これからがある」からある程度職業倫理は生きるけど、マジで明日が終わりだったらそんなんどっか行くんじゃないかな。終わりなんだぞ?二階級特進すらしない。

いや、どうだろう。今の世の中見てると、みんななんだかんだ信用しないんじゃないかという気もするな。えっ?地球終わるの?マジで?まぁな~どうだろな~嫌だな~とか言いながらみんな会社に行くような気もする。

明日世界が終わるってときの過ごし方か~。そういうこと考え始めると何も答えられない。そうだな、「寝ない」ぐらいかもしれない。寝てる間に世界が吹き飛ぶのはつまんなそうだから……

今日はここまで。ありがとうございました。



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