入会資格放棄
明日誕生日です。
そんなに記念日を重んじるタイプではないので、自分でもさほど気にしてないし、人のも気にしてない(これは本当に申し訳ないやつ)
「The 27 Club」という概念が好きだ。
1970年あたりに、人気ミュージシャンたちが27歳で死んだことから生まれた言葉で、そこから先、27歳で死んだアーティストたちのことを指している。ブライアン・ジョーンズ、ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリクス。
それらの死にはなんのつながりもない。時代は幅広く、死因も交通事故にオーバードーズ、自殺。たぶん、発端の数人の時点で、誰かが「クラブ」と言いださなければ、ただの夭逝したミュージシャンたち、で終わっていただろう。
天才は27歳で死ぬ。それはお洒落で、危険な迷信だ。27歳っていうのがまた、ちょうどいいよね。17だったら若すぎる、で片付いてしまうし、惜しまれるキャリアなんてないし。37では駄目だ。
夭折したアーティストは、輝いているときに突然終わるから、みんなの中にそのときの状態で保存される。それに、歳取っても説得力持ってロックンロールやるのって並大抵のことじゃない気がするし。写真みたいに、標本みたいにそこだけが残る。だから、魅力的に思えるのかもしれない。
あと数時間で、私はクラブに入れなくなる。
中学の卒業文集の個人のページの、将来設計を書くコーナーに、「太く短く、25歳ぐらいで死にたい」って書いてた友達、このあいだFacebookで見たら、お母さんになっていた。私はなんて書いたかな。高校入学、とか書いた後は「そして大航海時代へ……」って書いてお茶を濁したかもしれない。見返したくねぇな。
今から大発狂スマッシュブラザーズしてどっか高いところから落ちたりでもしない限り、たぶん28歳になる。私は天才ではないので。来年は29になる。やっべぇな。やっべぇぞ。
今日はここまで。ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?