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ダッツ買って食って

ムシャクシャしたのでハーゲンダッツを食べた。

なんかキャラメルみたいな味の、棒付きのやつ。

あんまりハーゲンダッツって食べたことがない。単価が高いから、というわけではない。コンビニのスイーツとかだと簡単にダッツの額超えるし。どちらかといえば、量が少ないからだ。

ダッツのカップ、びっくりするぐらい小さい。めっちゃちっちゃい。精神がお子様なので、美味しいものを少しだけ、よりは、ほどほどのものを多めに食べたいのだ。

私は全然グルメではない。好き嫌いがないのでなんでもだいたいおいしく食えるし、よりおいしい物を食べたいという気概が全然ない。

これは私の個人的な感覚なのだが、値段が倍になっても、それで美味しさが倍になるってことはないように思う。100円で50ポイントのおいしさのお菓子があったとして、200円のお菓子を食べて得られるおいしさってせいぜい20ポイント増えて70ポイントぐらいじゃないだろうか。世に出ている以上、安いお菓子にも「おいしい」と感じられるクオリティはある。例えば凄腕のパティシエが最高の食材で作っていたとしても、それって安いお菓子でも持っている「あまい」「なめらか」みたいなのがより強化されるというだけで、金額ほどの差は出なくない?と思ってしまうのだ。

そんなわけで数年ぶりにダッツを食べた。ムシャクシャしていたから。

齧った結果、まぁおいしいのだが、やはりおいしさとしてはこんな感じだろうという範疇にとどまった。しかし、ムシャクシャしたのでハーゲンダッツを買ってやったぜ、という気持ちは別のアイスでは満たされなかっただろうということはわかった。ハーゲンダッツに払うお金には、きっとこの、ハーゲンダッツを買ってやったぜという気持ち代も含まれているのだろう。これがブランディングの妙ってやつなんでしょうね。知らんけど。


今日はここまで。ありがとうございました。


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