見出し画像

禁酒白書〜15000日飲み続けた58歳の告白

〜初めてお酒に触れた日のこと〜
僕ってお酒飲めるやん


初めてまともにお酒を口にしたのは
高校3年も終わる頃…


通っていた高校近くの喫茶店でのこと。
この店は、昔(昭和後半)はあちこちに
あった昼は喫茶、夜になるとスナックになるというお店。
店名は忘れたけど 確か「海風」とか…

 授業が終わり部活も終えた夕方
当時の悪友に誘われ、向かった先が
その「海風」。
最初は、コーヒーを飲んでたけれど
夕方6時を過ぎるとアルコールタイム
になるらしく、未成年にもかかわらず
平気でお酒を頼む友達の隣で
「お酒、飲んだことないし…」とも
言えずに、グラスになみなみと注がれた
ビールを口にしたのが最初の経験。

小学校の頃、親戚のおじさんにふざけて
飲まされたビールと違い、
苦いけど、ツマミや湯豆腐と一緒に
飲んでるとなんとなく「美味しい…」
って感じたのを覚えてます。

ビールを何杯飲んだかは
よく覚えてないけれど
悪友たちが、「そろそろウィスキー
にしようか」 と騒ぎだし
サントリーオールドを注文し
ボトルキープすると
「海風」のマスターとママさんが

 「ニューボトル♬〜 あっと
   うれしい ニューボトル♬〜」

なんて調子で騒ぎ出し歌いながら
ニューボトルで水割りを作ってくれた
のを覚えてます。
 ママさんから、
「シングル? それともダブル?」
と聞かれて、意味もわからないまま
「ダブルでお願いします」
って 伝えたとこまでは
何故かはっきりと覚えてます。

 初めて飲んだ「ウィスキー」
ビールよりも格段に苦く、かなりの
スピードで天井がまわりはじめて
それでも 何故か嬉しくなるような
高揚感に包まれて

 「お酒って 楽しい〜
   俺でも お酒飲めるやん」

て思ったことが、その後の
「どっぷりアルコール人生」の
 スタートでした。

 大学に入学してからは
飲酒することがほぼ日常になりました。
 同行会の新歓コンパに参加し、一緒に
入学した1年生がバタバタと酔い潰れて
いくのを横目に
 「酒って なんて美味いんだ…」
って思いながら、半分大人になったような
中途半端な満足感に酔いしれてました。

 お酒を美味しいと感じるごとに

 ・お酒の量が増えていく
 ・お酒の度数が上がっていく
 ・お酒でのトラブルが増えていく

 その内、お酒は僕の生活の中に
どっしりと腰を据えて居座るように
なりました。
 それも
  「約41年間  約15000日」
お酒は必ず僕のそばにありました。

 次回からは

「どうして お酒をやめようと思ったか
 どうやって お酒をやめたか」
 の前に

 この「どっぷりアルコール人生」に
 なにをどれだけ費やしたかを
 コンテンツごとに振返ります。

(次回以降コンテンツ)
 ①どっぷりアルコール時間
 ②どっぷりアルコール経費
 ③どっぷりアルコール生活


 飲んでる時には、
 絶対に 振り返る事のない
 コンテンツなんだろうなぁ…

 だって 飲んでるうちは
 お酒は、僕の中で 最上位の
 ご主人様で 時に優しく
 時に キツイお灸をすえながら
 僕を絶対服従させる天使だから…

 今は、悪魔だと思ってますが…
 まだ 優しい悪魔 かな

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?