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今後の予測③! 2020年 雑誌エコノミストの表紙の予言!

2020年の雑誌エコノミストの表紙にも色々な予言がちりばめられている。エコノミストとは、政治経済誌で、毎年翌年の世界情勢についてTHE WORLD INにて発表している。

エコノミストの主要株主には、影の最高権力と噂され、影の世界政府でイルミナティ300人委員会などとも深い関係のあるユダヤ人で世界最大最強の巨大財閥といわれるロスチャイルド家も存在している。

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Rothschild

去年は、レオナルド・ダ・ヴィンチの描いた、ウィトルウィウス的人体図をモチーフにしたイラストの表紙であった。

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ウィトルウィウス的人体図

今回2020年度版が発売され話題となっており、表紙に含まれるメッセージを確認していきたい。

今回は、テキストのみで非常にシンプルなデザインとなっている。そのデザインは視力検査表のデザインと酷似している。これは、1862年に開発したオランダの眼科医ハーマン・スネレンにちなむ、スネレン視標がベースとなっている。

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スネレン視標(Snellen chart)

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THE WORLD IN2020に続き様々な単語が並んでいる。この単語の羅列の中に2020年に起きる世界情勢の予言(予定)が含まれている

①単語

雑誌では編集者のダニエル・フランクリンが今回注目する12のテーマ(単語)について紹介している。


②IT’S JUDGMENT TIME(今が判断の時)

表紙では、TRUNP、BREXITの部分に当たる。


アメリカ連邦議会において民主党TRUNPを大統領の座から引きずり降ろそうとする動き。また、11月の大統領選挙にて、国民が何らかの判断をする事を示唆している。

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Donald John Trump

さらに、国民の民意に影響を与えうるスピーチを、前大統領現在民主党員である、バラク・オバマ氏が先日発表した。

コメントでは「国のトップにいる大勢は、何をすべきか分かっていると思われていたが、実はまったくそうではなかったと、何よりもそのことが今回のパンデミック(世界的流行)で、みんなの前にさらされた」「その大勢は、指揮をとるふりすらしていない」と痛烈批判が見られた。

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Barack Hussein Obama

民意がどのような判断を示すのか、アメリカのリーダーによって、世界情勢が大きく変わることを考えれば、年末に、コロナ禍食料危機経済危機への大きな方向性が見えるのかもしれない。

BREXITとは、イギリスの欧州連合(EU)離脱を意味しており、イギリスがEUからの離脱によって、様々な影響を意味していると思われる。

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BREXIT


③ECONOMIES WRESTLE WITH NEGATIVITY(景気悪化との闘い)

2019年エコノミストの表紙にもあったが、これは今回の表紙のRECESSION(景気後退)、BOND(債権)で示されている。


アメリカの景気後退ヨーロッパのマイナス金利ついて触れている。これは現在の世界的パンデミックにてさらに加速する可能性が大きくなっている。

コロナウイルス 不景気


④CHINA HIGHLIGHTS POSITIVITY(中国はポジティブな兆し)

これは、TRUNP、BREXIT、XIで示されている。


中国の代表である習近平国家主席や、中国が掲げる2020年までの全面的小康社会を指しており、国の繁栄の実現を意味している。

中国経済の今後の国際的影響力について、中国がさらに飛躍するのではないかと触れている。ここでもパンデミックの影響が影を落としている

中国の各国への周知などのコロナウイルスへの対応の遅さが、現在の欧米諸国を含む、世界的な経済停滞を招いている事を、諸外国は嫌悪感を露わにしている。

中国が推し進める一帯一路構想の不安要素にもなりかねない。

中国

一帯一路


⑤SPORT HAS A JUMBO YEAR(スポーツにとっては大きな一年)

今年、日本の大きなイベントとして予定されていたのが、TOKYO OLYMPIC開催。これは、単語のTOKYOの部分に当たる。


TOKYO OLYMPICが世界中から多くの大衆を集め、スポーツが一気に盛り上がる事を示唆している。

現在では、来年度に開催延期となっているが、開催に向け、課題が山積みだ。そもそも、これまでのスポーツの在り方が変わるかもしれない。

競技としては、接触の多い競技集団水の中、など競技それぞれに関して、コロナウイルスの特徴がまだはっきりしていない中で、各競技の対応に間に合うのか開催できるのか

また、観客を集める事はどうなのか

各国で人々が集まり予選は可能なのか

そもそもこれからの、アフターコロナの時代、人々は集まろうとするのか

集まらなければ、収益化できるのか

そもそもOLYMPICが必要なのか

生物兵器テロという驚異への対応などなど、課題が山積みである。

東京オリンピック


⑥WORRIES ABOUT NUKES PROLIFERATE(核拡散の不安)

これは、表紙のNPTの部分に当たる。


NPTとは、核兵器不拡散条約(NUCLEAR NON-PROLIFERATION TREATY)の事で、この条約は5年ごとに見直しがあるが、2020年の課題となる見通し。

さらに新兵器登場の懸念もある。

核不拡散条約



⑦SUSTAINABILITY IS ALL THE RAGE(持続可能性が話題)

これは、CLIMATE、SDGS、BIODIVERSITYで示されている。


中国で開催される第15回となる国連生物多様性会議

また、SDGSとは、持続可能な開発目標を意味していて、今後の気候変動や二酸化酸素排出量を含め持続可能な世界を実現するための政策がトピックスになるとのこと。

SDGSは、2015年9月の国連サミット150を超える加盟国首脳の参加のもと、全会一致で採択された「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のこと。

貧困や飢餓、環境問題、経済成長など、すべての国の社会 課題を対象とした17のゴールと169 のターゲットで構成され、 「誰一人取り残さない」ことを強調し、2030年の達成を目標としています。

2030年以降も地球を住める環境に保つという事、、、

逆にいうと、このままでは、2030年に地球は住めなくなるのか、、、

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⑧THE GULF WELCOMES THE WORLD(湾岸地域は世界を歓迎)

これは、EXPOの部分に当たる。


2020年ドバイで開催される、ドバイ国際博覧会について意味している。

また、サウジアラビアで開催される、2020年G20 RIYADH SUMMITもある。

ドバイ国際博覧会

2020サウジアラビア サミット


⑨MULTIPLE MISSIONS HEAD TO MARS(複数のミッションが火星へ)

これは、MARSの部分である。


NASAが進めているMARS 2020 ROVER火星探査機について、またアメリカ、欧州、中国、アラブ首長国連邦の各国が、宇宙探査機の開発予定していることについて触れている。

さらに、産業でもテスラモーターズのイーロン・マスク氏の経営する、スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(Space Exploration Technologies Corp.)、通称スペースX(SpaceX)は、2020年代にも飛行を開始する目標を明らかにしている。

日本でも去年、宇宙関連の話題があり、有人宇宙旅行に、ZOZOTOWNの前澤友作 前社長についても話題になった。

NASA 火星計画

イーロンマスク

Elon Reeve Musk

⑩TECH HAS BOTH HIGHS AND LOWS(テクノロジー業界の浮き沈み)

こちらは、AIの部分になる。


人工知能についてはもちろん、テクノロジーの発達による、様々な影響について触れている。

いい影響としては、開発が進められている、空飛ぶタクシーやオーダーメイド医療について考えられる。

悪い影響としては、テクノロジー企業による規制が考えられる。

2020年、日本では本格的に5Gの導入、ビットコインなどに利用されている、ブロックチェーン技術AIによる人工知能や、IOT化や多くのインターネット上からのビックデータの蓄積などの導入が加速し、様々な産業への応用により、固定電話からスマホが当たり前になったように、これまでの常識がどんどん変化していく可能性が高い。

テクノロジー


⑪BIG ANNIVERSARIES RESONATE, ESPECIALLY BEETHOVEN'S 250TH (大きな記念日が盛りだくさん、特にベートーヴェン生誕250周年)

こちらは、BEETHOVEN、RAPHAEL、NIGHTINGALEに当たる。


Ludwig van Beethoven生誕250周年を含め、ルネッサンスを代表するイタリアの画家、Raffaello Santi没後500周年

近代看護教育の母とされるFlorence Nightingale生誕200周年との事。

これにより世界保健機関は、2020年を看護師の年と指定している。

また、裏のメッセージとしては、Googleがアメリカ国民数千万人の個人健康データを集めているとされていて、極秘プロジェクトPROJECT NIGHTINGALEについても触れているかもしれない。

ベートーヴェン

Ludwig van Beethoven

1770年12月16日ごろ - 1827年3月26日

ラファエロ・アンティ

Raffaello Santi 

1483年4月6日 - 1520年4月6日

ナイチンゲール

Florence Nightingale 

1820年5月12日 - 1910年8月13日


⑫ATORRENT OF ENTERTAINMENT COMES ON STREAM(ストリーミングによりエンターテインメントの激流が)

こちらは、単語として含まれていない。


テレビのストリーミング戦争、またBONDの部分が含まれているとすれば、2020年公開予定の007シリーズ第25作、NO TIME TO DIEがエンターテインメント業界では期待されている。

しかし、現在、パンデミックによる影響で、映画館などの人が集まるような施設の媒体は、映画館の上映中止や閉館に追い込まれたり、新作映画の上映延期などコロナウイルスによるマイナスな影響があった。

一方、自宅などでのNetflixなどのストリーミング業界は軒並み順調である。

ストリーミング


⑬IT’S THE DECADE OF THE ”YOLD”(ヤング・オールド世代の10年)

YOLDという言葉は、ヤング・オールドの訳で、65歳から75歳を前期高齢者という。


ベビーブーム世代が65歳になり、史上初めて30歳以上の人口が30歳以下の人口を上回る世界的な高齢化が進行する。


高齢化社会


⑭テーマに含まれなかった単語

MODI、VISIONS、RAT、WARREN、RUSSIAがある。


MODIとは、ナレンドラ・ダモダルダス・モディ氏の事で、インドの政治家であり、第18代インド首相。

2019年インドでは、下院総選挙が実施され、モディ政権が継続する事になった。

モディ政権は2030年までに日本を追い抜き、世界第3位の経済大国になるということを目標に掲げている

ナレンドラ・ダモダルダス・モディ

Narendra Damodardas Modi


VISIONSの部分については、表紙の単語のVISIONS2020だけ赤と緑の色が使われている。それをあわせるとVISION2020となる。

シンプルに2020の計画ともとれるし、世界保健機関のイニシアチブ、VISION2020 THE RIGHT TO SIGHTについて触れているようだ。

VISION2020というのは、予防や治療が可能な視力障害を2020年までになくすことを目的とする世界的な協力活動のこと。

そのため、表紙は視力検査表のようになっているのかもしれない。

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RATはねずみで、ネズミ年のことを指していると思われる。

現在パンデミックによる経済活動自粛の中、繁華街のネズミが繁殖しているとの噂も、、、

ペストなどネズミは病原菌も運ぶ恐れがあるのでどうなるのか、、、

都市部のネズミはスーパーラットとよばれ、進化している、、、

ネズミ年

中世 ペスト


WARRENは、ELIZABETH WARRENのことを指しており、2020年大統領選挙候補者のWARRENをさしていると思われる。

大統領選挙でなにかしら結果をのこすのか?

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ELIZABETH WARREN


RUSSIAは、ヨーロッパのRUSSIAの事と思われる。

RUSSIAの単語の上にWARと表示されており、戦争と何か関係があるのか?

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Vladimir Vladimirovich Putin


他の部分では、緑の2の下を斜め下に見ていくと、BTCとなりビットコインとも読め、今後も仮想通貨の動きに注目という事かもしれない。

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2020年も来月で早くも半年を過ぎようとしているが、エコノミストが見通す未来と、どの程度、一致しているだろうか?

これからも世界情勢から目が離せないのは間違いない

2019年のエコノミストの表紙とは違い、ストレートな表記が多かった。


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