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第42回映画感想『仁義なき戦い完結篇』~日本の激動の時代を駆け抜けた漢の決着~

お疲れ様です!!
このシリーズ全5回(新仁義なき戦いは除く)全て鑑賞しました🎬️
とても一言では感想は言えません💦

戦後の闇市を経て日本の高度成長期に合わせて組織も拡大していきます。
彼らが最終的に何を目的として、何処に到達したかったのか。
やらなければやられる。そんな時代もあったと思います。


※ここからは多少ネタバレします。そしてものすごい私の偏見が含まれています。

この完結篇では、警察も世間も暴力に対してますます厳しく扱うようになり、広島で一番大きな組織もヤクザから政治結社へ変化していきます。

そうでなければ共存ができないし、組織の人間を守れないと判断したからだと思います。

一方で時代の変化に乗り切れない、いや、乗り切らないのが美学と思ってしまう方々も少数ではありません。

暴力はかれらのアイデンティティそのものですし、若者のエネルギーが向かう先がないと暴発してしまう。。
そして、本作には世代交代という言葉が何度も出てきます。

変わらない価値観(仁義)はあるものの、自らの引退で若者の犠牲を少しでも減らすことができたら。といった最後の親心を菅原文太さんの背中で感じました。

私はアウトローでは全くありませんが、人の道を踏み外す「外道」と呼ばれるようなことだけは避けたいと思っております。

本シリーズは教育的な観点からすると推奨することは難しいですが、ある程度の分別を知り、様々な経験をされた方なら鑑賞する価値は十分にあると思います★
それくらいの大作であることは間違いありません✨


おしまい。


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