見出し画像

#46「組織のために」3年 西田祐悟

こんにちは。関西学院大学体育会サッカー部3年の西田祐悟(にしだ ゆうご)です。

あまりこういう文章を書く事がなく、まとまりのない文章になると思いますが最後まで読んでいただけると嬉しいです。

私は大学入学当初、同期のレベルの高さ、先輩たちのサッカーに対する意識に驚いて、自分がちっぽけに感じたことを今でも記憶に残っている。ただ、そういった環境下で練習をするのは凄く楽しかったし毎日が刺激的ですごく充実していた。

幸いに1回生で唯一aチームでプレーすることができたが試合に出たのは数えられる程度。周りにはスーパーな選手ばかりで実力差を見せつけられる日々だった。2回生の頃もaチームに所属させてもらい、「今年こそは」と意気込んだシーズンだったが後期からは試合に出る事がなく、シーズンを終えた。試合に出れていない期間にチームが関西大会を優勝したり全国大会で準優勝したりしている姿を見て、嬉しい気持ちより、自分がチームの結果に貢献できていない悔しさの方が大きかった。自分がaチームにいる期間に他のカテゴリーの選手は試合経験を積んで全国大会でも優勝したりしていた。正直、危機感しかなかったし、自分よりも成長している姿をみて焦りがあった。

そんな中で3回生となった今シーズンはbチームでプレーしている。正直、自分が理想としていた立ち位置ではなかったし、もちろん悔しい気持ちしかなかった。1回生でaチームに上がった時は自分が2年後bチームでプレーしているなど想像もしていなかった。高校生の頃までの自分だったら不貞腐れて、サッカーが嫌になっていたかもしれない。

ただ、どのカテゴリーであっても練習終わりに自主練して筋トレに行く選手、試合に出れていない立場でも常に声を出して指揮をあげてくれる選手、所属していないカテゴリーの試合でも全力で応援し合える組織、この「環境」があったからこそ、自分は常に刺激をもらっていたし、絶対にbチームで活躍してaチームに上がるというモチベーションで日々を送れている。

また、昨シーズンの終わりから今シーズンが始まるまでに学年の間で「選手を続けるか」、「選手をやめるか」というミーティングを複数回行った。
この間にも、選手を辞めてスタッフとして活躍することを決めた同期の姿や、自分がサッカーを続ける理由、後の2年間で選手としてどうやってチームに貢献できるかなどを半年間くらい考える機会があった。私は今まで自分がプロになるだけのためにサッカーしていたが、ミーティングを通して「関学サッカー部のために」、「この組織のために」というワードが自分の頭の中で生まれた。

そしてこれからは自分が選手として上のレベルを目指すことは大前提として、もっと「チームのために」、「組織のために」というワードを大事にして成長していきたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?