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#68「夢と現実の狭間に生きる」3年 河崎温人

こんにちは。関西学院大学サッカー部3年の河崎温人です。今回部員ブログを書かせて頂きます。
ありのままに綴っていますので、是非最後まで読んでいただけると幸いです。


「夢と現実の狭間に生きる」

幼いころから見てきたプロサッカー選手になるという夢。タイムカプセルで将来の夢を埋めているかつての自分に、今の自分ははたして胸を張れるだろうか。

いろんなものを犠牲にしてきました。
今振り返れば思い出には常にサッカーがセットで、
自分からサッカーを取れば何が残るかわからない。
そんな人間です。

今までプロになる気持ちはぶれたことがありませんでした。決してエリート街道ではなかったけれど、
周りからいろんなものを吸収して常に成長してきました。

サッカーのすべての競技人口が一つの階段でレースをしているとすると、階段の登り方は人それぞれで、

途中で座り込んでいる奴もいれば
3段飛ばしで駆け上がっていく奴もいる。
多分メッシには羽が生えてて、
ロナウドは夜寝ずに走っている

いろんな人と出会って、いろんな才能と出会って
そんなのありかよと思いながら
私は1段1段登ってきました。

何が言いたいかというと
私は至って凡人だということです。
天才が休んでる間に一歩一歩積み重ねて、
努力で差を縮めてきました。
このまま登っていけばどこまでも行ける気がしていました。

しかし、怪我によって足踏みを余儀なくされ将来について真剣に考える事となりました。
これを機に今まで見えていなかった、というより見ないふりをしていた現実と向き合うことになります。


「どうやら時間がないらしい」


これが全て。


私ももう3年生。この世界はいつまでも成長させてくれるほど甘くなく、社会人へのタイムリミットが刻一刻と迫ってくるのが現実。


「就活をすれば保険かけていることになる?よな、」
「半分諦めたようなもん?」と自問自答。

夢を追いかける自分と企業に就職する自分、どちらも見てみたい。「自分が二人いればな」と思ってみたり。


同じようにプロを目指している同期の一人が
「人生一度きりだから」と迷いなく言うのです。私の目には彼が輝いて見えます。


「人生一度きり。」
か。

でも
「だからこそ怖い。」

「でも後悔はしたくない。」


この矛盾にひたすら答えを出せないまま
この社会の波にうまく乗らないと呑まれてしまいそうで、溺れてしまうのが怖くて、
とりあえず周りに歩幅を合わせる自分。
「これであってんのか?」
そう思いながら過ぎていく毎日です。

こんな葛藤と向き合いながら、答えのない問いに悩んで考えて大人になっていくのかも知れません。

しかし、就活をかじって少しわかった事があります。
それは、答えのない選択に対し、正解を選ぼうとし過ぎていたとうい事。多分就職して社会人やっていくのもそれなりに充実するし、やりがいを見つけていける。どう転んでも自分の人生を正解にしていく姿勢がなにより大事な事なのかもしれないと、今は感じています。


最後に。
自分の人生の責任は自分しか取れません。
だから就活もするしプロも目指します。

タイムカプセルに将来の夢を埋めているかつての自分に
胸を張れるように、

保険かけてる奴がプロになれるのか、
とかそんな次元じゃないくらいに、




やれる事すべてやろうと思います。

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