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#58「思考を止めない」3年 長森瑞希


皆さん、こんにちは
関西学院大学体育会サッカー部3年マネージャーの長森瑞希(ながもり みずき)です。

自分の話をする機会はないので少し話させてもらうと、私は小学3年生から6年生までサッカーをしていました。中学校に上がるタイミングで女子サッカー部のある私立受験かINACのセレクション受験かの2択で、どちらかを選ぶ覚悟もサッカーを続ける強い意志も持っていなかったのでサッカーは辞めました。だから今までサッカーを続けてるみんなはほんとうに凄いなと思ってます。
中学校ではソフトボール部に入り腕とバットを振りまくっていました。
高校では初めてマネージャーという存在に出会いやってみるのもありだなという感じでサッカー部のマネージャーをしました。
そして現在関西学院大学体育会サッカー部でマネージャーをしています。
マネージャーという括りでみると今年で6年目になりますが、今振り返るとチームに必要とされる存在になるという自分の中の軸は変わっていないけれどその過程においてたくさん考えの変化があったなと思います。



「関西学院大学体育会サッカー部」
この組織において"組織への貢献"という言葉は重要なものとなっている。

この言葉に悩まされ考えさせられた私は
noteを書くにあたり過去の先輩たちはどんなことを考えていたのか気になり、旧ホームページにあった中の一番古い2015年の部員ブログを読んだ。

2015年といえば
関西学生サッカー選手権大会
関西学生サッカーリーグ
総理大臣杯
全日本大学選手権(インカレ)
で四冠を獲った年

2015年の先輩方の部員ブログは
全く知らない人たちばかりなのに
全員が日々チームが強くなるために本気で全力で闘っていていろんなことを考えていて何より楽しんでいて文からいろんなものが伝わってきた。

その中でもやっぱり
組織への貢献、主体性を持つこと、人間的成長、
サッカーだけじゃない関学
これらの言葉はほとんどの人の文にあった。
きっと強い組織には必要な要素であって
もっと言えばきっと日本一に必要な要素で
それが代々引き継がれているのだと思った。


じゃあ、何をもって貢献できていると言うのか。


日本一を目指すこの組織で
達成の為に私は何ができるだろう。
どう貢献したら良いだろう。
日本一のマネージャーってどんなんだろう。
日本一を達成すればその時に分かるのだろうか、
いやその時に自分が貢献できたと言えるように
とりあえずできることを全部やろう。
そう考えていた。

2023シーズン
日本一を経験した。
トップではなくBチームでアイリーグと呼ばれる一つ下のリーグではあったけれど
嬉しかったし、誇らしい気持ちとか達成感とかいろんな気持ちがあった。
そう簡単には経験できないものを経験でき、その時のチームには感謝しかなかった。

でも心の底から楽しめていない自分がいた。
これが日本一を獲る集団か
ほんとうに一体感があって楽しそうで
ああ、あの中に入りたい。そう思った。
チームをただひたすら応援し支えるファン・サポーターのようにチームを外から見ている感じがした。

何でか分からないけれど湧き上がるこの感情。
ただ一つ言えることは
自分自身は全てにおいて全力で取り組めたかと言われたらそうではなかった。
最低限のこと以外においてはめんどくさいからいっかって妥協することが何度もあった。
それでもチームは日本一を獲れたという紛れもない事実。

ああ自分はそこまで重要な存在でもないし大きな貢献もしてないんや
きっと他の誰かでも良かったんじゃないか
そう思った。

マネージャーは選手がいてチームがあってこそ存在できるものだけれど
チームへの貢献度は数字で出るわけではないしみんなからの評価で決定するものでもないと思っている。
はっきり言って
自分が満足できるかできないかだと思っている。
だからその基準は自分が一番高く持つことは最低条件。
そして日本一は最高到達点であってそこに辿り着いた時自分のベストof満足が感じれると思っていた。

でもBチーム日本一の瞬間
私は心の底から喜べなかった。満足できなかった。
自分の全てをかけれていなかった。
自分が何を成し遂げたいのか自分の行動にもっとこだわりを持たなければならないと思った。
その答えは中々出ず悩んだけれど
このnoteを書きながら自分のやらないといけないことがわかった気がする。


何をもって貢献できているというのか

それは
この組織が日本一になった時
どれだけ自分が喜べるか。

それが自分がどれだけ貢献できたのかということの一番分かりやすい表れ方だと思う。



今の関学サッカー部は
過去の先輩たちが誇れるような姿か。
また再び日本一を取れるような組織であるか。
今現在何も結果を残せていない私たちは最低限関学サッカー部として恥じない行動をできているか。

私の答えはNo

でもそれも全部何もかもちゃんとできてる組織が
きっと日本一になるべくしてなる組織。


だからそこを自分が突き詰めたいと思った。
日々みんなが選手としても人としても成長するような環境を作りたい。
隙のないほんとうの愛し愛される日本一の組織にしたい。
人の心を動かすような言動をしたい。

これは自分にとって挑戦。
自信はある。やるしかない。



私たちは変わらなければならないと思う。
変わるきっかけはいつやって来るか分からない。
そのきっかけは日本一のような大きな出来事の時もあれば、ある一つのプレーのような小さな出来事の時もある。
あるいはあなたのある一言、ある一つの行動でさえ誰かの変わるきっかけになり得る。
でもそのきっかけを掴むには、作り出すには
全力で取り組み考え続けることがマストであり
ほんとうにしんどい。現状維持は楽だと思う。
きっとどうでもよくなる時がくる。

そんな時は自分に聞いてみて欲しい
今の自分に満足できているか。
今、自分の限界まで頑張れているか。
何より、楽しめているか。

自分では全部できていると思っていても
そうじゃないかもしれない。
みんないろんな可能性を秘めている。
それを知る環境がここにはある。
思っている以上に周りから得れるものは多いから
もっと周りを見てみて欲しい。
今現在悩んで悩んで悩みまくってる人もその答えが出るかは正直分からないけれど
自分が変わろう何かやってみようと決めた時
その経験自体が素晴らしいことで必要なこと



だから

決して考えることをやめてはいけない。



ほんとうに意味のある最高の4年間にして欲しいと思う。同期、このメンバーで最高の景色をみたいと思う。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

関西学院大学体育会サッカー部3年
マネージャー 長森瑞希


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