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#60「苦悩。」4年 平野碧

みなさんこんにちは。
今回ノートを書くことになりました、関西学院大学の平野碧と申します。

 今回のノートでは、同期への思いや感謝でも書こうかと思ったのですが、同期の村上くんや森雄大くんから「そんなん思ったことないやろ」と後から言われそうなので今回はやめときます。

なので、今回はテーマにもあるように、苦悩 という言葉と 大学サッカーについて書こうと思います。

拙い文章になると思いますが、時間があればぜひご一読ください。


  「このまま順調に行けばプロになれる」

大学1年生の時にはこんなことを考えていた。

本当にバカだったなと思う。

周りの人達がプロになっていき、自分の手で掴み取ったものではないのに、自分でもなれるんだと勝手に錯覚していた。

  大学3年生の夏、Bチームに落ちた。

薄々感じていたが、受け入れるのに時間がかかった。

自分に足りないもの、何が悪かったのか、1ヶ月以上考えて整理した。

自分の中で出た答えは、

  〝チームのためにサッカーをする〟

今までプロという目標にフォーカスし、自分のためにサッカーをしてきたが、確実にそれではダメだと気づいていた。

リアルな話をすると、コンダクターミーティングが始まる前の1、2回生のときにはプロを目指していない選手とは自分から関わろうとも思っていなかった。

そんな奴がチームのために本気で戦えるはずがない。

大学でサッカーをやめる人達がほとんどであり、プロになる人なんてほんの少ししかいない。

  〝大学が終わればサッカー人生も終わる〟

他人の人生が懸っている大学サッカーで、自分のためだけにサッカーをしてられないなと改めて考え直した。

去年、Bチームに落ちてからチームに対する思いも少しは変わった気がする。

去年のBチームにいた時、人生ではじめてチーム愛を感じた。

頼りになる4回生や、可愛い後輩、マネージャー、うるさい同期がいて、毎日楽しかった。

プロを目指していない選手も少なからずいるBチームで、全員が高いモチベーションを持って毎日本気でサッカーをしていることに組織として本当に誇らしく思った。

日本一になった瞬間も4回生が喜んで、泣いている姿を見て自分も少し嬉しくなった。

大学サッカーの良さを実感させてくれた。

実際にBチームにいる時に自分が大切にしていたことがある。

      〝人とのつながり〟

大学サッカーをする上で欠かせないものじゃないかと思う。

何気ない会話、練習後の自主練、授業で出会う部員との挨拶、他カテゴリーへの参加など、去年から積極的に人とのつながりを大切にしようと思っていた。

去年、Bチームに落ちて実際に関わる人もたくさん増えたし、ご飯に行ったり、オフに一緒に温泉に行ったりする人もたくさんできた。

1年生の頃から考えれば、自分にとって大きな成長だったし、色んな人と関わることは、チームへの愛を少しでも深めたいという自分なりの行動でもあった。

今年からまたAチームに上げてもらうことができ、「応援してるよ」という言葉を貰うことも以前より増えた。
自分の中で少しは変われたのかなと思えた。

普段からチームのために頑張ってくれている人たち、夜遅くまで仕事をしているコンダクター、マネージャー、係活動の人たち。

普段からチームのために頑張っている人たちのことを思えば、試合中に今まで以上に力が湧いてくるし、試合に勝てば本当に嬉しいし、負ければ心の底から本当に悔しいと思えるようになった。

大学サッカーって難しいけど、考え方次第で変わるものだなと3年間の経験から学ぶことができた。

結局、この大学サッカーという環境を生かすも殺すも自分次第。

以上。

長々と書きましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。


         関西学院大学サッカー部4年
                 平野 碧



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