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花形でなく脇役の美学

・著者:師弟
・著書:野村克也、宮本慎也

好きな言葉の1つ。

「意識が変われば行動が変わる、
 行動が変われば習慣が変わる、
 習慣が変われば人格が変わる、
 人格が変われば運命が変わる。」

もはや野村さん唱えた格言のように何度も見かける名言。

野球はほぼ見ないものの、落合さんと共に、人として魅力的だと感じる名選手であり、名監督でもあった野村さん。

理由は本書にもある、「人としてのセオリー」=「考えて行動する」=「理をもって戦う」、プロセス重視の考えを持ち、実践され、成果を残され、更に多くのを人格者を世に排出されている為。

本書は、野村さんの意思を大いに継承されている宮本さんとのコラボ。

8つのテーマに基づき、両者が交互に、それぞれの実体験を元に、持論を展開された内容。

自分があまのじゃくなせいか、巨人や、今だとソフトバンクのような、いわゆる強者でなく、弱者(失礼ながら)であっても、計画的なランチェスター戦略で、各自がそれぞれの役割をしっかり把握し、点と点を線に繋げて勝利を勝ち取るチームに惹かれる。

NBAだと、レイカーズやセルティックスでなく、2004-2005年にNBAを連覇したピストンズや2015年のホークスなど、スーパースターは不在ながら、個々の個性が個星として光り、チーム力でまとまりがあるチームのイメージ。

スラムダンクの花形やNBAのケビン・ガーネットような、いわゆるチームの花形頼りでなく、バランスがよく組織力の強いチーム。

少し意外だったのは、ID野球といいつつ、実体は自主性野球。
規律の中にも選手を信じて自由を与え、結果として選手の主体性を重視。

だからこそ、栗山さん、稲葉さん、そして本書の宮本さんのような、人格者であり、自分の確たる理念を持ち、行動を伴い、結果を収めている「人」を遺されてきた超一流の方だと思う。

自分自身、まだまだ人間的に未熟。
それでも、もがきながら、ようやく意識→行動→習慣までは、自分の目指す境地をある程度達成し、継続中。

更なる人格→運命を変えられるよう、意識して、頭を使って、行動して、継続あるのみ。

#野村克也
#宮本慎也

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