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「デジタルによる新たなオリンピックパラリンピックの形の可能性」

東京五輪300億円削減。

組織委員会がIOC理事会で報告されていた試算。

https://r.nikkei.com/article/DGKKZO64739800X01C20A0MM8000?s=6

簡素化五輪という言葉が飛び交う昨今。
そもそも開催自体がなされるのか?
開催の必要があるのか疑問視も多いと来夏。

個人的には開催に大いに賛成。
なぜなら、日本発、そして初となる、新たなオリンピックパラリンピックやスポーツのあり方、スタンダードが始まる契機となり得る価値ある大会になる可能性があると思う為。

経済効果が期待できるとのイメージとのオリンピックパラリンピック。

実は逆。

統計でみると、この約20年間で、開催前後で経済効果が上がっているのは、唯一1996年のアトランタのみ。

あとは一様に翌年の経済成長率は減少傾向。



オリンピックパラリンピックで残るのはレガシー、そして開催後には不要になる可能性も高い建設物などの固形の資産。

また準備に伴う人や物や場所などに伴う様々なコスト。

これらにかかるコストや工数を、むしろオンライン×DX化して、観客側の体験価値向上に向けたサービス開発に回してはどうだろう?

会場は必要最低限の設備と選手と運営者。

観る側は、世界各国どこからでもライブストリーミングで有料で配信し、誰もが特等席。

加えて、チケットに差を設けるとすれば、例えばプライム価値は以下のような感じ。

・選手と直接対話でき、選手村の映像や疑似体験もできる権利
・選手に個別にメッセージをライブ配信できる権利
・VRやアバターなども併用し、より会場での一体感を五感で体感できる権利など

音楽業界でも、長渕剛さんが先日開催されたオンラインLiveは対話形式。

壁一面のモニターに移されていた観客の中から、数人がピックアップされ、その人の発するエピソードと、それに対する長渕さんのコメントや、それに対応する歌を、リクエストに応じて、対話を元に唄うという今までにない双方向のLive。

https://youtu.be/A_gYvrBd_lw

出典 長渕剛公式HP

観客数も10万人と、従来のLive会場でのそれと比べても倍以上の効果。

そして何より印象的だった、ハートウォーミングなキャッチボール形式。

思わず新鮮で今後もニーズが増えるのでは?
そしてスポーツの世界でもあったら面白いと思えた取組み。

それを転用し、もっとサービス開発により、更なる選手だけでなく、観客の満足度が高められる可能性のある、またとない機会であるオリンピックパラリンピック。

物理的に会場に足を運んだり、直接観戦が難しい、私のような障害者の方々、渡航が難しい方々へも分け隔てなく、その価値を平等に提供。

世界へPRできる契機であり、それに向けて、各社のサービス開発、そしてスタートアップ企業も増え、結果として経済発展、日本の強さを世界にも認知いただける機会ではないか?と推論。

妄想ながらそんな想いを持ちながら眺めていた今日の日経新聞。

#東京オリンピック
#オンライン
#ライブストリーミング

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