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「アスリートのためのソーシャルメディア活用術」 メモ

Instagramの広告に出てきて、購入。勉強になった。印象に残ったワードを備忘録として記録。

①アスリートは現役中がボーナスタイム

アスリートの発言、SNSでの言動はやはり現役の間が一番影響力がある。その間にSNSを通じてファンやフォロワー(ファンベース)を構築しておくことがセカンドキャリアを考えるうえでも大事である。

②選手が追い求めるべき3つのVALUE

 ・plyaer value  :競技者、選手としての価値

 ・market value  :市場、社会から求められているのか、影響力があるのどうか→ 近年重要視されており、欧州サッカー界ではSNSのフォロワー数も契約金に関係している例もある。
  
 ・story value :選手が持つ文脈的価値
  ex:アカデミーからの生え抜きで一度も移籍したことのないフランチャイズプレイヤー。怪我などの挫折から這い上がってきた選手。など、各々の選手がもつストーリー


③SNSは正しく使用すればアスリート、所属チーム双方の利益になる

 アスリート、もしくはクラブのSNSを通じてファンベースが生まれる。それらのファンは入場収入、グッズ収入に寄与する。またパレートの法則(全売り上げの8割は顧客の2割がになっている)にもある、コアファン層にとっても、もっと選手、クラブとの繋がりを感じられる。新規ファン獲得にもコアファン獲得にもアスリート、クラブ双方からの情報発信があったほうがいい。役割分担。

 また近年ではアスリートとクラブの間でのインセンティブ契約にグッズ収入の一部をアスリートへ、というケースも出てきている。その意味でアスリートの利益にもなる。またアスリートにとっては競技以外の興味や活動をSNS上で発信していくことでセカンドキャリアへの形成に寄与する可能性もある。
 →SNSで共感できる活動、応援したくなる選手への投げ銭?的なサービスを。BRAVO

④1対nではなく n対nを生み出す

例えばクラブ公式アカウントが
「いつどこで誰と試合します!」だけだと既にフォローしている既存のファンにしか届かない。これが1対n。これも大事だが Twitter や Instagram の特徴は拡散性。リツイート、シェアしたくなるコンテンツを生み出すことで今まで接点のなかった人までコンテンツを目にすることになる。これが「n対n」の状況。いわゆるバズる状態。生み出すのはとても難しいことだがSNSアカウントを広めていくためにはこれ。特に有名な野球、サッカー選手以外のアスリートは様々な方法でn対nを生み出すことが重要。
 ex:練習方法を載せる、コンディショニング方法、日々の食事、趣味、地元のよくいくお店の紹介。他競技のアスリートとの写真など。日頃接点がなさそうな所に広げていく。


どの章にも「クラブ側はアスリート個人のSNSアカウントの炎上を恐れて、やらせたがらない。しかしそれはものすごい機会損失である。」とあった。SNSを誰もがやっている時代なのだから完全に制御するのは無理。リテラシーを高め、アスリート、クラブ双方がwinwinになるように活用するべき。

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