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青春の幕が降りた日

9年の月日というものは長いようで短い…今思うとそう実感します。
9年前はまだ都会のとの字も知らない、世間も知らない真っ白な高校生でした。

まっさらな高校時代から9年。
2022年4月22日

青春の幕が降りました。

劇場版Free! the Final Stroke

が公開されました。

⚠思い昂ったものを整理してます。ネタバレ含みますので、ご了承ください。

「Free!」という作品としてはこの映画を持ってピリオドを打ちます。しかし、遥たちの水泳との人生はまだまだこれからなんだと期待に胸が高まる気持ちで涙が溢れた次第です。

特に

サポートに徹する真琴
同じ舞台に、凛の隣に再び戻った宗介

の立ち位置がどうももどかしかったのが鮮明に覚えてます。

国の代表として出場する遥たちと真琴との間に線引きされたように感じてしまって…。心配とかもちろんあるのは承知の上ですが、一体どんな気持ちで客席で見守っていたのか。代表サポートチームでは無い限り、同じジャージを着ることは許されないですし、客席にいるのは9年間見てきた中でなかなかになんとも言えない気持ちになりました。

一方で、怪我を乗り越えて水面下で復帰を目指す宗介ですよ。個人的MVPは宗介にあげたい…。推しの贔屓目なしにこれは声を殺して泣いた。だって覚えてますか???赤く肩が腫れ上がりそれでも凛と泳ぐことを決意した高校時代。二度とは泳げなくなる、とは言わないものの成長期のしかもこれからを期待される時に怪我をおってしまったんですよ…。凛には同じ舞台にとは宣言していましたが、魅せてくれました…

あの頃と変わらず会場入りする2人で声を殺して泣いた(2回目)

凛も待ってたしみんな待ってた…!!!
鮫柄出身の山崎宗介の泳ぎを待ってたのですよ!!!

この日に間に合うようにどれだけ調整をリハビリを繰り返したのか

尚先輩や真琴のサポートを受けて、夏也さんたち現役バリバリの同士たちとどれだけ泳ぎきったのか

彼の凛の隣に立つまでの彼のバックグラウンドを想像して下唇を噛み締めて涙を流してました。



だからこそ、この2人に目がいってしまったんだと思います。それぞれの目指す道を歩むことを決めたのは彼らです。それでも、あの輪に真琴がいなかったことに切なさを覚えたんですよね。


でも、劇場でみてから数日経って思ったんです。

最後のリレーで宗介がバックを泳ぐ意味を。

コーチとして、サポーターとしての役割を果たした真琴の1番最初に、本格的に関わったのは宗介では???と思い返したんですよ。肩に負担のないからとバックでも調整して世界の舞台で泳いだ宗介のポテンシャルもさすがだとは思うんですが、宗介を通して真琴の人に教える、与えるという将来性を感じずにはいられませんでした…。己の力でではなく、同じ競い合った仲間に託すことは早々出来ないことです。託して才能として昇華する真琴、その成果を実力として遺憾無く発揮する宗介。

立ち位置は違えども

それぞれの場所で、それぞれの思い描く夢に向かって才能を惜しみなく発揮する

それを体現した繋がりを見た瞬間でした。

あと数年もすればミーティングルームで代表監督の後ろに立つ真琴が見られる可能性も捨てきれないですね。

最後の最後にしてその可能性を残して今までの集大成を真琴を含めた関わった仲間の想いを宗介、郁弥、凛、遥で繋ぐリレーを見れたのは感無量です。


きっとこれからの彼らは見たことのない景色をたくさん見せてくれるだろうと確信しました。

彼らの活躍を願わずにはいられません。
9年間、ありがとうございました。

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