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健康経営のイマココとは

そもそも、健康経営とは

「健康経営」とは、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することです。 企業理念に基づき、従業員等への健康投資を行うことは、従業員の活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上や株価向上につながると期待されます。

経済産業省HPより

盛り上がりと取得傾向

取得企業数も毎年増えていて、特に中小規模法人部門の認定数は大きく増えています。

グッピーヘルスケアHPより画像引用

今年の健康経営優良法人の申請は終了しています。
今年は初の有料化に伴って様子を見ていた企業も多かったとの話も聞きましたが、来年の申請に向けて今から準備をしていく必要性を感じます。

健康経営優良法人取得に向けたセミナー:

認定数は増えているが、その分啓発活動や表彰制度は下火な印象。
日本健康会議や健康経営アワードもコロナ禍になり下火傾向なのか近年では開催されていないが、健康経営カンファレンス2020での藤野 英人さんの動画は必見!

概要:
コロナ禍でも成長を遂げている企業は健康経営を推進している割合が多い

健康経営カンファレンス2020オンライン 動画より

おおよそ健康経営という言葉の認知も増えて、中身がどのような形で進められているかという状態になってきている印象。

日本全体のウェルネスへのかじ取り

日本全体として幸福や健康・ウエルネスどのように社会に実装していくかという活動も進んできているため、今後も健康増進という分野に関わっていく重要性は高いと考えています。

リハビリ・ヘルスケア領域でどのように健康経営へ関わっていくか


経済産業省HPより

リハビリやヘルスケア領域の人間として健康経営に関わる際には、まず、施策実行の部分に関われると考えます。

  • 管理職又は従業員に対する教育機会の設定

  • 運動機会の増進に向けた取り組み

これらがに目について、かつ普段の取り組みに近いのですが、企業としての困りごとと直結したサービスを作れるかが大事です。

リハビリ・ヘルスケア領域との接点

①高齢従業員の転倒予防(労働災害予防)

国として生涯現役を推し進めている。その理由として、人口減少に伴う労働力不足人材確保難が挙げられます。
高齢従業員が増えるということは、それだけ転倒などによる労災やその支払いが増える可能性があると言えます。

その予防、対策としてリハビリ領域やフィットネス領域の知見が生かせると考えられます。

②メンタルヘルス対策の一環としての運動・フィットネス



精神障害に係る労災の支給決定件数は令和2年度の調査で過去最高の608件と年々増加しています。

にじいろBiz 記事より引用

直接的な対策にはなりませんが、うつ病に運動療法が有効とのガイドラインもあります。

イギリスのNICEのガイドラインでは、「軽症~中等度のうつ病において運動療法は推奨される」とされています。そして具体的な方法として、「有能な指導者によって構造化されたグループプログラムを、45~60分、週3回、10~14週」としています。

引用:元吉住こころみクリニック

フィットネスを定期的に行うことが、メンタルヘルスに関わる可能性もあるため、データをとったりストレスチェックトと照らし合わせながら行っていくことも可能かもしれません。

単体のサービス提供より、全体感をもって関わっていくことが重要

リハ・ヘルスケア領域で活動するためには、何が企業の困りごとかを把握する健康課題の発掘や明確化から始めることが重要だと考えます。

どのような切り口があるか、今後も考えていきます。

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