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俺の・私の野球史-小森大輝

約15年間の野球人生に終わりが見えてしまう時期になってきました。「野球が好き」という気持ちでここまで続けてきたので、学生野球人生が終わりを迎えるとは感慨深いものです。


私は大学野球を中心に野球人生を振り返りたいと思います。今は当たり前の存在になった新型コロナウイルスですが、流行り始めた当初は、部活動どころではありませんでした。大学入学後、感染拡大が続いており、部活動の活動もなかなか無かったため、体育会に入部することもあまり強く考えていませんでした。

しかし、当時、毎日のように遊んでいた真鍋旭の誘いもあり、準硬式野球部に入部することとなり、僕の大学野球生活がスタートしました。入部してから日々充実して、新たな仲間と共に楽しい生活が送れたのは間違いなく旭の誘いがあったからだと日々感じます。

旭、ありがとう。

旭への感謝の気持ちは常に持ち続けたいと思います。母とも「旭のおかげ」と何度も言葉を交わした記憶があります。母は旭に仕送りを渡して欲しい、一緒に食べて欲しいと私に言ってきますが、真鍋は本当に「コジキ」な一面もあり、一度与えるとキリが無く感じます(笑)
冗談はこの辺りで終えておきます(笑)

私は入部が決まり、部活に本気で打ち込んでこれた原動力は森岡という友達の存在でした。旭に誘ってもらい私は入部が決定しましたが、その当時共に毎日練習をしていた森岡は入部ができず、私自身も満足に喜べる状況ではなかったことを今でも鮮明に覚えています。森岡の分も僕は頑張ってきたつもりです。秋リーグも球場に足を運んでくれましたが、期待に応える活躍はできていないと思います。今年は関西で全国大会が行われると思うので、森岡には是非全国の舞台に応援に駆けつけてもらいたいです。

同期のメンバーよりも入部の時期が遅かった私でありましたが、最高学年になり主将としてチームを代表する立ち位置となりました。最高学年になった当時も、コロナウィルスの影響は完全に回復してるとは言えず、周りからも「こんなコロナの中、活動していて大丈夫なのか」「活動しづらくて大変そう」など言われ、何も言い返すことが出来ず、歯がゆい思いをした覚えがあります。練習前は必ず検温、練習中はマスク着用など、努力してきたものの、活動停止を繰り返して先の見えない毎日でした。

そんなフラストレーションが溜まりやすい環境でも、ここまで主将として試行錯誤を繰り返し、やってきて良かったと思えるのは、離れていても何か「繋」がっているような気がする仲間の存在であると思います。定期的に行う幹部ミーティングでは選手起用の話をすることが多く、様々な選手の名が挙がります。その度にそれぞれの選手の表情が浮かび、改めて「頼れる同期、素直な後輩」と野球ができて幸せだと感じます。


主将として振り返るとまだまだ理想像には遠いと感じます。しかし、幹部メンバー、同期メンバーに支えられ、ここまで主将の任務と向き合ってくることができました。しかし、チームに的確な指示が出せなかったり、主将になってから結果が上手くついてこなかったり、この半年間うまく行ったことは数え切れるほどで、ほとんどが悔しい経験だったと感じます。しかし、その度に副主将や仲間に励まされ、前進してくることができました。

秋季リーグ戦はチーム全員で掴み取った優勝です。春季リーグ戦もチーム全員で優勝をしたい気持ちはもちろん強いですが、特に幹部メンバーがプレーヤー、雰囲気づくりの面で引っ張り、秋の借りを返したいと思います。

副主将3人へ
それぞれの立場は違うかもしれんけど、チームの軸になれるように頑張ろ!
立岩、春は高松商業での過去の栄光を再現できるぐらい暴れ倒して下さい!野球も就活ぐらい貪欲になってチャンスで頼むから打ってくれ!

三四郎、1番副主将のなかで三四郎には厳しく接してきたつもりです。自分が三四郎を副主将に任命して、お互い不安しか感じずにここまできたと思います。三四郎が副主将を辞めたいと連絡を受けた時は主将としての不甲斐なさを感じました。支え合ってここまでこれたと思っています。関学準硬には三四郎は必要不可欠!最後まで役割全うして下さい!

智貴、トータルして考えると1番の仕事人やったと思います。いつもアップアップな俺を常に冷静な視点から物事を考えて、やらなければならないことを伝えてくれたと思います。ふざけた話も女の子の話もいっぱいしてきたけど、1番のしっかり者でした!

りき、主将になる前から学生コーチとしてみんなと面談してくれたり、合宿とかの話になると主将、主務を超えるレベルでチームのことを考えてくれて、本当に助かりました。ありがとう!

同期のみんなへ
主将になった当初はみんなとの関係も気にして言いたい事もハッキリ言えない、厳しい声掛けをした後は今後私生活で友達として見てくれるのかなど不安がよぎることが多かったです。しかし、部活と私生活のオンオフがはっきりしてるメンバーが多かった事もあり、「強くみんなに声かけできるのは主将という役職のある自分しかいない」と割り切ることができました。特に最近は、このメンバーで優勝しかない思っているのでさらに厳しい時も多いかと思います。しかし、最後は優勝の輪に1人でも多くの同期がいて欲しいです。引退まであと数えるほどです。全国決めてもう一度古賀に合宿の手続きをやってもらえるように頑張ろう(笑)
頼りない主将かもしれんけど最後までついてきて欲しいです。

後輩へ
ここまでついてきてくれてありがとう。もっとチャンスが欲しいなど不満はたくさんあったと思います。しかし、何一つ文句も言わずに先輩たちの補助に回ってくれた選手には感謝しています。僕たちが引退しても福島世代はポテンシャルの高い選手が多いため、必ず結果はついてくると思います。現段階から福島を中心に幹部ミーティングも行っていて、すごく動き出しは早いと思います。幹部の結束力がまずは大切です。その後、同期を中心にたくさんの選手を巻き込み、良い集団を作って欲しいです。関関戦も3ヶ月後に迫る時期になってきましたが、もう少し先輩に時間を使って欲しいです。お願いします。


最後の春季リーグ戦までまだ時間はあります。リーグ戦3連覇、2年連続関西制覇、全国大会出場もかかっています。去年の最強世代よりも高みを目指し偉業を成し遂げます。
今後とも関学準硬式野球部のご声援のほどよろしくお願いします。

小森 大輝(こもり だいき)/ 教育学部・近江兄弟社

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