君はちんぴを知っているか

何も読むものがなくなって、夏。

ふとカレーのスパイスの材料欄に目を通してみる。

そこにはひらがなで

「ちんぴ」

と書いてあった。

これは未知との遭遇である。

こんにちは、クガダレカと申します。

普段はサラリーマンをやっているはずなのですが、職場環境があれだったので現在休職中です。

クガダレカ名義でギターをたまに弾いています。よろしければ見ていってください。以下のリンクは友人と作った曲です。

このアカウントでは2000字程度で読める雑な知識、話題を書いていきたいと思っています。


未知の存在と出会ったとき、人が問われるのは想像力だ。人類が開拓し、培ってきたこの想像力という部分を私も働かせ、このちんぴという謎存在を解き明かしてみよう。

以下、ちんぴに関する考察

ちんぴ、ちんぴかぁ...なんというか淫靡な響きね。

ちんぴ…チンピラ...チンチラ...チラリズム...食品…チラリズム食品ね。

チラリズムについての食品なのか。

ちんぴ=チラリズム

食べたら無性にチラリズム。あなたも私もチラリズム。つまり…媚薬!?なんてこった…スパイスに媚薬が入っていたなんて!

エッチな食品だ、ほらもう額に汗をかいてきただろう...?なんつってね。

道理でカレーを食べたら汗をかくわけだ。

額に汗してカレーを食べる姿はまさしく営業マン。

客先へ向かい、弊社の社運を賭けた一世一代のプレゼンテーション。

しかし、顧客の反応は芳しくなく、失意のうちにたどり着いたのはオフィス一階の自動販売機の前。

「どうしたんだ、辛気臭い顔して」

そう声をかけてきたのは同期のエース、間島真一だった。

真一はすごい奴だ。身長は2m79㎝、体重97㎏、握力は700、立ち幅跳びの記録は優に7mを超える。入社当初から「奴は世界を変える」と期待されていて、一年目での売り上げは6兆円。彼のスチール缶を握りつぶしながらの熱いプレゼンは取引先を魅了し

「私は、御社と弊社のマジックテープになりたい」

と最後に自身のPUMAの財布をバリバリしながら次々に取引先の心をつかんでいった。

「俺、営業やる自信ないよ」

『なんだ、またそんな話か。』

「そんなって、お前には俺の気持なんかわからないさ」

『いいや、わかるね。ここだけの話、入社直後はお前は俺のあこがれだったんだぜ?』

「え?」

『お前、昼飯に寸胴いっぱいのカレー持ってきてただろ。職場のみんなからはにおいのせいでひんしゅくかってたっけな』

そうだ、あの事件のせいで俺は職場で「香辛料御前」と呼ばれることになって、俺の居場所はなくなったんだ。

『俺はあの時、すげえやつだなって思ったんだ。周りは気にせず、自分のやりたいことをやる。カレーを食べきった後のお前は、確かに幸せそうだったぜ。』

『俺はあんなことはできない。せいぜい、かけうどんに七味唐辛子をかけるのが精いっぱいさ』

そういったやつは、赤々と光って空中に浮かんでいた。舞空術だ。

『だからさ、お前も気を落とすなよ。俺は結構期待してるんだぜ?』

「間島…」

奴の顔には大きく「ちんぴ」の文字が書かれていた。

ちんぴ

CHINPI

並べ替えるとPINCHI

そうか、ちんぴは、ピンチ、そしてピンチはチャンスだったのか。

「俺、俺…頑張るよ。お前を超える営業マンになって見せるよ。」

『そう来なくっちゃな』

微笑んだ間島の歯には、赤い唐辛子がいつまでもついていた。汚い。


そんなストーリーもあるかもしれませんがここでは全く関係ありません

カレーを食べた後の自分の状態を見たくて鏡の前に行ったら額にイクラ状の汗が浮かんでて気持ち悪かったな。これがほんとの汗腺爆発ってやつなのかい?

結論:ちんぴは汗腺爆発。


違ったみたいです。

陳皮 は、本来中国では、熟したミカン科のマンダリンオレンジの果皮を干したもので漢方薬の原料のひとつ。日本では熟したウンシュウミカンの果皮を乾燥させたもので代用している。日本薬局方においては、ウンシュウミカン又はマンダリンオレンジの成熟した果皮と定義されている。ーー出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

あ、ちんぴってそうやって書くんですね。やだもう、うっかりさん。

なになに、日本じゃウンシュウミカンの果皮を乾燥させたもので七味の中にも入っているとな。

へ~~。


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