![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59714404/rectangle_large_type_2_994c3b1bd6fda5d9eb86c5dc7b3d0bc6.jpg?width=800)
新・北海道4,000kmRTAを考える
8月15日に行われた RTA in JAPAN Summer 2021 において、新・北海道4,000kmのRTA配信が行われた。これを機にプレイする方が増えることを期待しつつ、便乗する形でRTAについて書くこととした。
1.レギュレーション
RTAにおいては、レギュレーションの設定が重要視される傾向にある。それもそのはず、何でもありと言った結果、ROMをホットプレートで加熱するというプレイヤーがでたという話もある。
現状、このゲームのRTA走者は稀ではあるが、Speedrun.com には3つのシナリオにそれぞれ5つの縛りが設定されており、トータル15通りのレギュレーションが登録されている。
(シナリオ)
①7/21スタート
②8/6スタート
③8/21スタート
(縛り)
①縛りなし
②昼間縛り
③普通列車縛り
④昼間普通縛り
⑤チャレンジ4,000km
完全クリアを目指さない Any% がメインで、そこにゲームルールとして設定できる縛りと、チャレンジ4,000km達成が加えられている。
この他にレギュレーションを加えるとなると、入場券100%やスタンプ100%などの完全回収、逆に0%回収でのクリア辺りが考えられる。新規レギュレーション設定については言ったもん勝ちな所はあるので、プレイする際に考えてもらいたい。
2.TAとの関係
そもそもこのゲームはTA要素を含んでいて、公式サイトのランキングもゲーム内時刻での順位付けとなっている。そのため、現状ではTAを優先して進めるプレイヤーが多いと感じる。
RTAは実際にプレイする時間を計測するため、TAの好タイムが必ずしもRTAの好タイムとは限らない。そのため、TAランキング上位に食い込むことは無理でも、RTAランキングでは上位に入るということもあり得るだろう。もし、TAランキングの記録更新が難しいというのであれば、RTAにも挑んでみてほしい。
3.RTAを進める上での必要な技術
RTAのタイム向上を狙うならば、テンキーでの操作を出来るようにする必要がある。以前の記事でも紹介しているが、駅での入場券・スタンプ・写真の収集一つをとっても、マウスでは5秒半程度かかる一方で、テンキー操作だと3秒以内で完了できる。無論練習は必要だ。なお、テンキーがないキーボードでの操作はかなり厳しいだろう。
その他意識すべき点としては、クリアが不可能になる致命的なミスをしないようにすることが挙げられる。このゲームはセーブできるものの、ゲームプレイ中のロードは出来ない。そのため、タイム計測するうえでは一発勝負を要求される。致命的なミスが発生しやすいポイントは事前に抑えておき、万が一にもミスを起こさないようにした方が良いだろう。
4.どのようなチャートを考えるか
TAのチャートとRTAのチャートは多少なりとも差が出てくる。TAの場合はゲーム内時間が短くなれば、どれだけプレイ時間が長くなっても問題ない。しかし、RTAの場合は実際のプレイ時間を短縮する必要がある。この点を考慮すると、極力下車する回数を減らしたチャートが望ましい。下車回数が多いTAチャートベースと、TA的には大したことがないがひたすら乗り続けているため無駄がないチャートのどちらが速いかは、研究する必要がありそうだ。現状、比較サンプル数が少なすぎるため、TAチャートでも十分通用するものと思われる。
5.要は何が言いたいのか
このゲームのRTAに関してはほぼフロンティアなので、興味を持った方は是非とも走ってみてほしいと言いたい。
6.最後に宣伝
過去に紹介したチャートでRTAを実際に走った際の動画をアップしているので、もし興味があればご覧いただきたい。
上記動画のチャート
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?