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芭蕉布ラヴァーは必訪!? 大宜味村役場 新庁舎の見どころ解説!

日本一、芭蕉布愛が強い村役場の新庁舎

いよいよ明日、2023年5月20日(土)に落成式がとり行われる沖縄県やんばる地方にある大宜味村役場 新庁舎。
完成記念の神事については先日のレポートでご紹介したとおり。

「沖縄の神事=ノロじゃないの!?」

「ホテルのようにきれい」なんて新聞報道も目にしましたが、個人的に最もご注目いただきたいのは、その芭蕉布愛の強さです!


もはや”隠れ芭蕉布” 観光スポットではないけれど

では、人口3000人の村、大宜味村民になったつもりで役場内にご一緒しましょう。


芭蕉糸の生成り地に、福木で染めたようなカジマヤー柄

さぁ、今日はどの課に行こうかな……と見上げたボードには、芭蕉布の絣柄でお馴染み・カジマヤー(風車)のあしらいが!


移転前に撮影

こんにちは〜。先日ちょっとこんなことがありましてね、聞いてくださいよ。
ってな具合にカウンターに腰掛けて横を見てみると、なんと、パーテーション内にも芭蕉布(本物)が!!


パーテーションをガン見してしまい、相談に集中できなさそう

こちらは昔の村議会で使われていた芭蕉布をアップサイクルしたもの。なんでも、議長席の後ろに建てられていた柱にぐるぐる巻きにされていた生地なんだとか。

オーシャンビューが望めると噂の上層階にも行ってみようかな。
そんなお気持ちになったなら、ぜひ2階フロアの入り口もご覧ください。こちらにもタペストリー風の芭蕉布があしらわれています。
(ごめんなさい、写真を撮り損ねております)

※2023年5月21日加筆:撮影していた画像が出てきたので追加します!

のんびりしていたら、ちょっと洗面所をお借りしたく……。
お手洗いの標識だって、もちろん意匠は芭蕉布。レインボーマーク付きのスペースが用意されているところもいいですね。

※2023年5月21日加筆:こちらも撮影していた画像を発見。追加します!


疲れたら、こちらでひと休み

用事も終わり、 そろそろ帰宅。
お帰りになる際に、1階の窓ガラスもご覧ください。人間国宝・平良敏子さんの芭蕉布といえば……なトゥイグワー(小鳥)柄が飛んでいます。

バーナード・リーチ氏もご満悦間違いなし

こんな芭蕉布愛に溢れた村役場は日本広しといえども、喜如嘉の芭蕉布の里・大宜味村だけに違いない!
那覇空港からのアクセスは、車で2時間半くらい。観光スポットではありませんが、芭蕉布好きの皆様がた、どうぞ密かにご注目ください。

大宜味村 公式サイト

こちらも観光スポットではないのですが、芭蕉布小物のショップ併設。日曜はお休みです。

芭蕉布会館


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