アラヴィンダとヴィーラ(5月20日鑑賞)とりとめもない箇条書き感想

2023/5/22にふせったーに書いた感想です。


・最初はお父様とお兄様の件についてのタラクさんのナレーションだった。奇しくも映画の内容とリンクしていたからね……。タラクさんとタラクさんの大切な人達が末永く健康で多くの優しさと幸せの中にいてくれることを願っています。

・172cmのハヌマーン、ってことはタラクさん172か。かあいいね……。

・開幕からとんでもねぇショッキング展開とバイオレンスに次ぐバイオレンス。腕が飛ぶ!指が飛ぶ!血飛沫が舞う!顔面に銃弾!大爆発!!

・これだけ激しいと私は現実味が無くて逆に平気。

・ヴィーラ(タラクさん)の容赦ねぇオーバーキル。何というか冷静で故に正確に冷酷に確実にやる、という。冷たくて激しい殺意がすごかった。

・バシ・レッディの役者さんの目力すご~!目が真っ赤で今にも飛び出そうにひん剥いて……。

・ヴィーラに圧し掛かる、30年の村同士の紛争、その息子であることのストレスが辛い……。ロンドンの留学から遥々帰ってきてこれは可哀そうだよ……。

・アラヴィンダサイドがすげーコミカルで温度差で風邪ひくが。クソポンコツ弁護士だな親父さんってば~。

・ヴィーラ、備品を筋肉で曲げて威嚇するのやめな??? まぁ人に怪我させるよりはええか……。

・ヴィーラ、基本的に強いけど冷静で普段は穏やかでね。だからなのか苦労人属性があってそこがかわいい~。「やったわこいつ……」的な顔好き。

・こんなアンナ100%なクールで頼れるヴィーラがドライバー件ボディガードの世界線あっていいんですか???????(ありがとうございます)

・アラヴィンダが知的でお茶目でおどおどしてなくていい女なんだよな~。要領のいい妹と比べて損しがちな長女属性。

・同級生に言い寄られてるアヴィ(アラヴィンダ)を見て水吹き出しちゃうヴィーラ好き。古典的コメディリアクション。

・ヴィーラの心の奥底の怒りを見抜き、「タフだけどちゃんと人の話を聞く。素敵よ」と言う。アラヴィンダ、良い女やで~!!そりゃヴィーラも好きになる。でもヴィーラ、どさくさに紛れて女の子の香りを嗅ぐのやめなさい???(アヴィに恋に落ちたヴィーラのダンス中のできごと)(マガディーラで見ました)(ばれないようにそっぽむく演技はめちゃかわでした)

・自分の村の衆を導き諭すヴィーラのアンナ力~~~!!

・バシ・レッディ生きとったんか我!!!!!!!!!!!

・かわいい顔でごまかすヴィーラ、「かわいい顔でごまかさないで」とツッコむアヴィ。後でこのやりとりを逆にしてやる。かわいい。

・インド映画の男女、一回はすれ違わんといけない法律あるんか????????(アヴィが冷静な女性なのであんまり心を痛むような展開にはならかったけど、やぱりヴィーラ可哀そう……君の弟を守ったんやで……?いや紛争のたとえ話をヴィーラがしたからっていうのはあるけど……それでも一番悪いのは子供を普通に巻き込もうとするバシ・レッデイだからな……)

・懲りねぇバシ・レッディサイド、弟くんとアヴィを拉致!!そしてヴィーラが話し合い(ほぼ脅してるけど)で解決。え~ん……ヴィーラ、いい関係築いてたのにな……新しい土地でも居場所を失ってしまって……その辛さを感じさせない程に心も強いヴィーラ……強さ故の孤独……。

・アヴィの妹ちゃんがヴィーラの良き相談相手だったんだな~。この映画で未来への解決策を導くのはいつも女性。

・紛争に気をとられて愛していた奥さんを置いてけぼりにしてしまったお父さん……最低だよ……と涙ながらに言うヴィーラ……母の歌を歌い、母を想うヴィーラ……(ギターソロ入ります)

・町で出会ってヴィーラと親しくなった車の整備工のおっちゃんが話す視点で物語が進んでいくんだけど、この味方サイドの気の良いおっちゃんっていっつもいい味出してくれるよな~。大好き!

・整備工場に押しかけてくるアヴィと妹ちゃん。行動力の化身。

・そしてヴィーラを追うついでに自分の課題(アヴィの大学の専攻はヴィーラが直面している民族紛争です)の紛争が起きている地域の動画を撮る、を遂行するアヴィ。行動力の化身。

・整備工のおっちゃんをつき合わせ、課題を手伝ってもらう&おっちゃんのカードで撮影用機材を買うアヴィ。行動力の化身。

・そしてめちゃくちゃいい取材するアヴィ。行動力の化身。

・一方ヴィーラはバシ・レッディの息子のバル・レッディと話し合いだ!どんなになじられても諦めず、非があれば潔く謝る!!いい男だ……!

・ようやく心が繋がりあったヴィーラとアヴィ……!歓喜のダンスタイム~!!やった~!!インド映画大体この後に不穏な展開が来る。けふこ覚えた。だってまだ20分くらいある(映画本編2時間40分くらいあります)。

・車のガソリン切れてアヴィとおっちゃんが泊めてもらうことになった家がバシ・レッディの家なんですけど……絶対なんか起こるやん……。

・息子君はヴィーラの話し合いで和解できたのに血の気が多すぎ古の男のバシ・レッディ親父、息子を槍で突き刺し壁に貼り付け惨殺!!!!!!!!!!!
なんてことしやがる!!!!!!!!!!!!!!!!
まぁ行動に一貫性があるので逆に清々しさがあります。清々しく救いようのねぇ男です()

・あぁ~~~バルのママ……息子をこんな形で亡くして……かわいそすぎる……。

・どや顔で息子を殺したことを報告するバシ・レッディ。何笑てんねん。

・何が平和だ!お前の求めてる平和なんか無いしいらん!二人を助けたければ俺達を殺せ!俺は血に飢えた男バシ・レッディだ!!と言い、アヴィの手首の脈を切りつけ、おっちゃんの胸にナイフを刺すバシ・レッディ。
お前本当やらかししかせん。

・アヴィ……ここで私を助けなくてもいい、あなたの未来を描いて、と言える女……マジでいい女……。そして君がいなくて何を描けばいいんだ!と涙を流すヴィーラ……愛する女に突き放すように言われてもけして手放そうとしたがらない、側にいたいと願うこの作品の中では稀有な男……。

・ヴィーラの涙に突き動かされアヴィとおっちゃんを病院へ運ぶバシ・レッディの村の衆!!変わっていける!!変わっていけるんだ2つの村は!!
変われないのはバシ・レッディだけや……。

・どうしようもなく救いようがない全ての始まりの男を闇に葬り、その男の奥さんに全てを伝えた上で、お互い同意をして、彼女を議員に推薦するヴィーラ……こんなことできる人そうそういねぇよ……。

・弁護士さん達に「彼女達(女なんかに)に何が分かる!?」と言われて、「俺達(男なんかに)何が分かる?」と言えるヴィーラ。
「政治は母親には容易い仕事だ。威張ってるだけの男よりマシだ」
これを男であるヴィーラが言う意味よ……。

・ラストに満を持して登場するヴィーラ……!アヴィとのめでたしめでたしイチャイチャも見たかったけど、この重く硬派な終わり方が、この映画らしさ、という感じも受ける……。まぁ胸刺されたおっちゃんが生きてるんだからアヴィも生きてるやろ……。

・マウリ監督作品以外のインド映画は初めて見たんだけど、個人的にすごく見やすかったです。

・女性讃歌がすぎるかも?と思わなくはなかったけど、それ以前に女性が尊重されてこなかったのは事実だろうしなぁ。あと女性を尊重している男性、ヴィーラしか出てこない。うん。全然過ぎるなんてことなかったわ……。
少なくともヴィーラが見てきた男はそういう男ばっかりで、その血が確かに自分に流れてて、そうなってしまうのを変えたくて悩んできたんだものなぁ……。

・いやぁ~、ワイルドと可愛くて純真無垢なビーム、お茶目で強かなラジャ、とはまた違いクールでタフで頼れる紳士なヴィーラ……めっちゃかっこよかったです……アヴィもかわいかったな~……。

・タラクさんって、傷つく程に、それを糧にして、自身を研磨して輝く人なんだよなぁ。そういう美しさがある……演技もダンスも肉体も……(1ファンとしては悲しんだり傷ついたりしてほしくないけど、それも本人の大事な感情なので、いつも思うのはもしまた日本に来ることがあれば、日本にいる間は楽しいこと嬉しいことばっかりだったらいいな、って思ってます。)
うわ~ん!!たくさんたくさん幸せでいてくれ~~~~~~~~!!!!!!!!!!!

この記事が参加している募集

#映画感想文

67,103件