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【vfk】2019シーズン選手短評・思い出

 もういくつ寝るとJ2開幕ですか?いい加減今年の思い出を綴らないといけないなと思い、選手の一言短評・思い出を語りたいと思います。一人ひとりとても短いです。
※個人的な評価なのでそこんとこよろしくです。

【GK】

1.河田晃兵
41試合出場/0得点/0アシスト
 昨シーズンの大スランプから一転、今季就任した山岸GKコーチのもと復調し神セーブを連発。彼のおかげでいくつ勝ち点を落とすことなく稼いだか。最後尾から静かなる闘志でチームに活力を与えたと思う。個人的今季MVP

22.岡 大生
0試合出場/0得点/0アシスト
 河田とは対照的に今季は苦しんだ。腰のけがで何度も離脱してしまった。来季は元気にプレーできることを期待。

31.岡西宏佑
1試合出場/0得点/0アシスト
 リーグ戦1試合に出場。その1試合は運が悪く(?)柏レイソル戦で完膚なきまでに叩きのめされた。河田という絶対的守護神と1つのポジションを争うのはなかなか酷な戦いだが岡西には河田にない特徴を持っているのできっかけさえあればなくはないと思う。

33.小泉勇人
0試合出場/0得点/0アシスト
 イケメン。今夏に群馬から期限付きで加入。リーグ戦に関わるチャンスはなかった。192cmという体格でまだ24歳、左利きのGKってだけでロマンがあるので来季に期待。

【DF】

2.湯澤聖人
14試合出場/0得点/0アシスト
 昨年の10月に大怪我をして今年5月末に復帰。右サイドを何度も上下動しクロスは上げた。課題はクロスの成功率向上と得点に絡めるか。今季は出場数が少なかったのもあるがアシストが0なのは寂しい。昨年に比べて高い位置取りができていたので少しづつ改善していこう。福岡でになるけど。

3.小柳達司
29試合出場/1得点/0アシスト
 甲府のDF陣に足りない高さをチームにもたらした。だがスタメン定着までは至らず。課題は地上戦かな。ビルドアップ面で後手を踏み、狙われる場面も少なくはなかった。守備能力に関しては申し分ないので、来季はチームでもお兄さんの方になると思うのでDF陣を引っ張っていってほしい。

4.山本英臣
16試合出場/1得点/0アシスト
 今季も重要な場面での起用が多かった。統率力、危機察知能力、展開力はさすがっす。#オミをJ1に

6.エデル・リマ
37試合出場/1得点/2アシスト
 今季も運んで、剥がしての後方からのドリブルは健在だった。同サイドを組む内田ともいい関係性だったと思う。来季は中塩が加入し、絶対的なポジションとはならないと思うがお互い切磋琢磨してほしい。その前に居なくなりそうだけど。

16.松橋 優
4試合出場/0得点/0アシスト
 今季で選手生活を終わりにすることになった。甲府にFWとして加入し、SBやWB、左右のCBへとコンバートされて、相手のスピード系選手に対応するワンポイント的な起用もあったりとここまで守備専門になるとは思いもよらなかった。残念ながら今年はスタートから体調不良で遅れを取ってしまったが、抜群の走力とスピードは健在だった。今後は甲府のアカデミーに残るということでこれからもクラブに力を貸していただきたい。

22.小出悠太
36試合出場/0得点/1アシスト
 今季からチームキャプテンに就任。その重圧からなのか本来の力を発揮できていない印象だった。といっても読みの鋭さ、カバーリング力はさすが。試合の展開から4バックに変更されると右サイドバックで起用され、達磨さん時代に右WBやっといてよかったなと感じさせられるシーンも。シーズン終盤は新井がリベロに入ることで自身は右HVに配置されるとやはりWB時代の時のようなアグレッシブさが出てきて、ライン統率などで気を使っていたことから解き放たれたことで肩の荷が下りたかのように活き活きとプレーしていた。来季もいてくれるかなあ。

34.今津佑太
5試合出場/0得点/0アシスト
 今季は不本意なシーズンだったと思う。1年目は荒削りすぎるけどいい感じになりそうだったが、当時岐阜の古橋にボコボコにされてからシュンとしてしまった。2年目の今年は試合に出てもなんだか萎縮した感じ見えた。まず自分の色を殺さずに長所を伸ばすところからやっていこう。君にはとても期待している。

39.内田健太
37試合出場/3得点/7アシスト
 左足は甲府の武器となった。ターゲットがいたらもっとアシストが付いただろう。ドリブルでえぐって、クロス挙げて、サイドを上下動してというような純粋なWBというよりも、自分の左足を最大限使いやすい状況にもっていくために周りを使いながらプレーしているように感じた。

【MF】

7.中山 陸
0試合出場/0得点/0アシスト
 おそらく今季甲府サポが1番期待していただろう若手。だがプロの壁にぶち当たった。細かい怪我も多くしていた印象。シーズン中盤くらいから練習では堂々とプレーしていたように感じた。来季はおそらく中心になるはずで、というかなってもらわないと困る。センスはピカイチであることは実証済みなのであとは試合に絡んでロマンを追わせてほしい。

8.新井涼平
19試合出場/0得点/0アシスト
 やはり怪我が多い選手だ。加入してからまともに稼働したシーズンはないと思う。でも試合に出れば素晴らしいパフォーマンスを発揮する。だから困った選手なのだ。シーズン終盤に魅せたライン統率はセンスに溢れていた。

11.曽根田穣
30試合出場/6得点/9アシスト
 大卒94年組の3人の中で3番目の選手だったと思う。デビューも3人の中で3番目だったかな。でもいつの間にかチームに欠かせない選手になっていた。そして今ではサポーターの中でも来季も1番残ってほしい選手だったと思う。
また小瀬で会おう。

14.横谷 繁
36試合出場/5得点/2アシスト
 彰コネクションにて加入。大宮戦の魂のPKは今見ても泣ける。

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21.荒木 翔
9試合出場/0得点/1アシスト
 WBでリーグ戦デビュー。サイドよりも中央でのプレーを見たい。できればシャドーで。練習では意外と先頭に立っていたりして意識が高い印象。来季出てこないと困る大卒3年目!

26.佐藤和弘
33試合出場/6得点/1アシスト
 パスを受けてさばく回数がチームで1,2位を争う選手なだけにミスが起きやすく目立つことが多かった印象。でも目が覚めるようなミドルシュートなどいい印象同じく多かった。寂しいな。

27.小林岩魚
0試合出場/0得点/0アシスト
 リーグ戦の出場は無かったが天皇杯では内田と違ったタイプのWBでサイドを活性化していた。アカデミー出身なだけにスタメンに定着しなくてはいけないと思う。

28.橋爪勇樹
11試合出場/0得点/1アシスト
 今季は怪我も多く、出た試合でもPKを相手に献上してしまったり不本意なシーズンだったのではないかと思う。器用貧乏から抜け出せずにここまで来てしまっている印象。救いは貴重な水戸戦(A)のアシストを記録したこと。あれでチームを蘇らせたと思う。

40.小椋祥平
41試合出場/1得点/1アシスト
 今季出場停止を除いて全ての試合に出場。持ち前の相手の攻撃の芽を摘む守備もさすがだったが、本人も苦手であろうビルドアップにも積極的に加わり後方の手助けをした。今までありがとう。

41.武岡優斗
25試合出場/0得点/0アシスト
 当初WBで起用されていたがどのようにプレーしていいか解らず迷っていた印象。途中から右HVで固定されてから持ち味を発揮。だが川崎時代に言われていた対人守備ではなく、攻撃をスタートするスイッチ役として輝いた。
ピッチ外ではSNSが活発でチーム全体に影響していたことなどピッチ内外で貢献度が高かった。

50.田中佑昌
21試合出場/0得点/3アシスト
 走力と運動量を発揮してサイドを上下動した。守備では軽い対応もあったが、WBの苦しい台所事情を3アシストで支えたことは評価されるべきである。

【FW】

9.ピーター・ウタカ
40試合出場/20得点/2アシスト
 なんだかんだ20得点したのはさすがだが、やっぱりそれ以上に難しい存在だったと思う。守備をしないとかだけでなくモチベーションコントロールの部分やコンディションの部分、チームとしてウタカにやってもらわないといけない部分と割り切る部分、彰さん含めスタッフ陣は1年間悩んだのではないかと思う。そこに時間を割くことがほんとによかったのか。。。

10.ドゥドゥ
27試合出場/7得点/3アシスト
 試合に出れば献身的に動いてくれるので頼りになるが、コストパフォーマンス面で少し不満。どうしても怪我が多い。ここは環境面なのか起用時の負担が大きいことからなのか。

13.太田修介
1試合出場/0得点/0アシスト
 アカデミー出身ということでクラブ内外から期待がされていることは間違いない。前線には外国籍選手が多かったのもあり、なかなかチャンスを得ることができなかったが一瞬の抜け出しとスピードは負けず劣らずなので起用法によっては輝く時が来るかもしれない。個人的にはワイドで見たい。腐らず頑張ってほしい。

17.金園英学
13試合出場/6得点/1アシスト
 大怪我から復帰してからとても貢献してくれた。すべて途中出場でチームの雰囲気を変え、オープンになった試合をもう一度締めれる貴重な存在だった。

18.佐藤洸一
19試合出場/4得点/1アシスト
 他チームで見ていた印象とチームに加わった時の印象で結構差があった印象。ゾノ復帰後は出場機会が減ったのもわかる。それでも嗅覚はさすがストライカーでチームを救うゴールを奪ってくれたことはほんとに助かった。

19.宮崎純真
11試合出場/1得点/1アシスト
 今季1番のサプライズだったかもしれない。怪我人が出たとはいえこんなに多くベンチ入りするとは思わなかった。初めの方は試合に出ても地に足がついていなかったが、徐々に公式戦慣れしていき堂々としていた。来季はスタメン候補筆頭。シーズンが進むにつれ体つきがよくなりシュート力が上がっていたのには期待してしまう。

25.森 晃太
10試合出場/1得点/1アシスト
 今季は背水の陣だったと思う。そんな中、宮崎が早めから台頭してきたことでタイプが似た2人が争うことになったのは運が悪かった。宮崎が活躍したわけではないが、細かい怪我が多く自らチャンスの機会を逃してしまった印象。

29.アラーノ
12試合出場/1得点/1アシスト
 夏から加入しシーズン終盤は欠かせない選手となった。ほかのブラジル人選手らとは違い、欧州でやっていたこともあり戦術的に動けて頭のいい選手だった。しかし最後の最後は悪い面が出てしまい後味が悪い感じでチームを去ることになってしまったのは残念で仕方がない。


最後に

【監督】

伊藤 彰 監督
 今季から監督に就任。J監督経験は大宮時代にあるもののキャンプからチームを作る作業は今回が初めてであった。理想はボールを保持してイニシアティブを取ることでゲームをコントロールし勝つことを目標としている。
 今年のチーム始動から城福さんが採用した時から続く3-4-2-1に加えて、4バックにも着手していた。さらにシーズン中盤に差し掛かった頃にはボールを握っていく方向へ舵を切り、自らの色を少しずつ注入し理想に近づけようとしていた。しかしチームの不調や怪我人が続出し、結果が出てこなくなったことで理想に近づける作業を一旦止め、計算のできる現実的な戦い方に戻した。現実と理想、監督の気持ちは揺れたでしょう。最終的には結果を求める方(現実)を取り結果的には目標としていた(自動)昇格はできなかったが、5位でフィニッシュしJ1参入PO権を獲得できた。それはそれで良い評価をされるべきだと思うし、合格点に近いのではないかと思う。
 続投を発表し、本当に厳しい評価をされるのは来季になる。今オフに30歳以上の選手らに非情の契約満了通達祭り。現時点ではまだどんな陣容になるのかわからないが大幅な若返りが予想される。佐久間GMのインタビューなどから伊藤監督のエッセンス(理想)を落とし込み、若い選手らを上に引っ張って来れるかという作業にそれなりの猶予が与えられるのではないかと思う。ここで真価が問われるわけだ。クラブとしては何年も取り掛かることに遅れていた世代交代に向き合い苦しむことが予想されるシーズンを迎える。これからのヴァンフォーレ甲府の行く末を担う大切な時期を任されることになる。どれだけ選手を成長させ、自らも成長し、クラブを発展できるか伊藤監督の手腕に期待したい。

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