kf_shibata

技術士(環境部門)、環境アセスメント士(騒音振動)。勉強用、記録用、思考整理用。

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最近の記事

日本列島改造論_1970年と2020年の人口比較

田中角栄の「日本列島改造論」を読んでいる。 これが書かれた1970年当時、都会の過密、田舎の過疎が問題視されており、「日本列島改造論」では、人口と産業(特に工業)の地方分散を進めることにより諸問題を解決しようとしていた。 「日本列島改造論」から50年が経ち、いまも「地方分散」が全国各地で色々な人によって主張されている。同書で描かれた未来は残念ながら実現していない。では列島人口はどのように変化したのか、改めて1970年と現在の人口をデータ(7地方区分)で比較してみた。 全

    • 嘉徳海岸

      奄美大島の嘉徳海岸。 写真右奥が嘉徳川の上流側で、そのまま真っ直ぐ進んで左奥の波打ち際に流れていくように思われるが、突き出ている岩や堆積する砂浜に阻まれて90度蛇行し、300mくらい海岸と平行に流れ、海に注いでいる。 時期によっては、真っ直ぐ流れることもあるらしい。山側と海側から砂の供給があり、揺らぎをもちつつ平衡が保たれている、そんな状態。 写真の中ほど、緩く蛇行している部分では、カーブの外側では砂がボトッと落ち、内側では少し ずつ砂が溜まっていく。外側の方が流速が大

      • 2030年度比46%削減

        菅総理が、気候サミットにおいて、「2030年度比46%削減」を宣言したらしい。 「○○国は○年比で○削減」という表現は、割引率しか示さないバーゲンセールや通販での価格表示みたいで、安いのか高いのかよくわからない。いまどれくらいの排出量があって、これからの削減努力がどの程度のものなのか、国民に伝わっているのか、甚だ疑問である。 日本全体の温室効果ガス排出量は公表されていて、作ろうと思えば気になったのでつくってみた。仮にこのままのトレンドだと、「26%削減」は達成できそうで、

        • 技術士第2次試験合格者の7割は建設系技術者

          以前、機械系の技術者だった父に、技術士に合格した旨を何気なく伝えたとき、とても驚かれたことがある。技術士は、建設業界では比較的よく目にする資格であり、2つ以上もつ人も珍しくないが、他の工学の世界ではレアな資格なのだと感じた。 日本技術士会が公開する技術士統計によれば、受験者数の第1位は「建設部門」であり(しかも圧倒的に多い)、合格者の45%が建設部門での受験者である(令和元年度)。また、第2位である「総合技術管理部門」の合格者は490名であるが、その内訳をみると、建設系が2

        日本列島改造論_1970年と2020年の人口比較

          令和3年度技術士第二次試験

          久しぶりに受けようと思ったが、繁忙期と重なり、いつの間にか社内申込〆切(3月末)が過ぎてしまったので、今年度も受けないことになった。 数年前に環境部門(環境保全計画)を取得して以降、環境アセスメント の実務経験をいくつか積んだのと、JEASの研究部会に参加している。なので、受かる可能性が高い部門としては、①建設部門(建設環境)か、②環境部門(環境影響評価)だが、環境部門は既にもっているので、受けるとすれば①だっただろう。 捕らぬ狸の皮算用だけど。

          令和3年度技術士第二次試験