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嘉徳海岸

奄美大島の嘉徳海岸。

写真右奥が嘉徳川の上流側で、そのまま真っ直ぐ進んで左奥の波打ち際に流れていくように思われるが、突き出ている岩や堆積する砂浜に阻まれて90度蛇行し、300mくらい海岸と平行に流れ、海に注いでいる。

時期によっては、真っ直ぐ流れることもあるらしい。山側と海側から砂の供給があり、揺らぎをもちつつ平衡が保たれている、そんな状態。

写真の中ほど、緩く蛇行している部分では、カーブの外側では砂がボトッと落ち、内側では少し ずつ砂が溜まっていく。外側の方が流速が大きく、砂を削る力も強い。川が蛇行するメカニズムを体感的に観察することができる、貴重な場所である。河床に形成されたリップルマークも美しい。

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