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私的KAN論(仮)第9章 桜ナイトフィーバー〜58歳の大学5年生

アイドルとは心の鏡。銀杏BOYZ峯田和伸が自著「恋と退屈」(河出文庫)で記した歴史的名言ですがその通りだと思います。どんな形にせよ、誰もが何らかの「推し」を持ってるかと思いますが、人生であり生き甲斐そのものなんですよね。女性アイドルグループの誰かとか女優の誰々、もしくはボーイズグループ、俳優、二次元、2.5次元、、いやいやスポーツ選手にベテランロックバンドだってその範疇に入ります。「俺はそんなもん関係ねえ」と他人事を決めてる中年でもビートルズマニアだったりR &Bのレコードを粛々とコレクションしてたら同じですよ。アイドルに貴賎なしです。これは大声で主張したいところですね。フェス常連のロックファン、しかめっつらのJAZZファンだからOKってことはありません。すべて「推し」というカテゴリーで平等です。小林信彦風に書くとすれば「文句があるか」ですよね(わからない人は氏の名作「怪物がめざめる夜」を読んでください)。


前章で少しだけ触れたアイドル戦国時代について、本章ではより深く触れていきたいと思います。なぜなら後期KANにとっての代表曲「桜ナイトフィーバー」について語るには避けて通れないものだからです。

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