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なにかに熟達しようとしたら「耐える」という動詞が欠かせない

心理学者のアンダース・エリクソンの教訓。熟達するためには1万時間の練習が必要だ。これが誰にでも当てはまるかどうかはわからない。ただ、あることを10年間やり続けて、はじめてたどり着ける境地のようなものがある。費やした時間やエネルギー。それは天才でも凡才でも変わらない。投下した分だけのリターンがあるのだ。その年月には喜びも悲しみもあるだろう。受苦。その過程で苦痛をともなうからこそ乗り越えたくもなるのかもしれない。厳しさや難しさ。歯ごたえのある食べ物のようなもの。自分にとって意義のある旅は、脇に花が咲き乱れ、空には虹がかかり、足取り軽く到達できるだけではなにか物足りない。冬の寒さに耐える根気や根性。よって立つもの。努力には苦痛が伴うとしたら耐性、つまり耐える力を養うことが必要なのだろう。継続は耐力なりと覚えておきたい。

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