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クリエーターの道具としての動詞③:暦本純一編

東京大学大学院教授・ソニーコンピューターサイエンス研究所の暦本純一さん。著書『妄想する頭 思考する手』は想像を超えるアイデアのつくり方を伝授してくれる。クリエイティブな彼の動詞の中で印象的なのがクレーム、主張するだ。特許の請求では「わたしの発明として主張するのはここです」とその範囲を明確に書かなければいけない。研究でも同様に「わたしはこの研究ではここを主張します」と言明する必要がある。そして、主張する上で大切なことが2つあるそうだ。短く言い切れることと真偽の決着ができそうなこと。自分にも他人にもわかりやすくするように整理して、一行で書き切り言語化する。研究のスタート時点ではテーマがモヤモヤしていることだろう。だからこそモヤモヤの中から、クレームとして切り出せるのは何だろうかと常に考える。アイデアを洗練させるときに役立ちそうだ。

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