見出し画像

動詞に憑かれたひと⑤:トワイラ・サープ

『クリエィティブな習慣-右脳を鍛える32のエクササイズ』の著者のトワイラ・サープ。この中に風変わりな「動詞になる」というエクササイズがある。動詞を選び、それを体で演じる。「押す」「回る」「走る」「跳ぶ」「捻る」「転がる」「スキップする」「回転する」「歩く」「落ちる」が選ばれる動詞トップテン。ただし、それを演じる姿は千差万別になる。彼女はこれこそが面白いと言う。最もありふれた動詞が最も普通でない反応を生む。すべての人が生まれながらに持つ創造性の証しである。だれもが動作を課し、少し背伸びすれば、自分自身とおそらく他人をも驚かせるであろう。私たちは自分の体とどうやって折り合いをつけるか――体はどうやって外の世界と折り合いをつけるか。動詞を試すものは何であれ、われわれを進歩させ、世界ともっと繋がらせてくれるはずだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?