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アンソロジーをつくろう

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アンソロジーとは短編の小説やエッセイを編集したもの。1630年代、「詩の集まり」を意味する語源は、ラテン語のanthologia、ギリシャ語のanthologiaに由来する。 ギ…
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#田畑書店

創作設計図をつくる

創作設計図。なんだか魅惑的なネーミング。オリジナルアンソロジーに選んだ作品タイトル、自分…

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中島敦の「鶏」

あらすじ その頃の「私」の仕事は、パラオにおける民俗調査のための資料収集だった。そしてそ…

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井伏鱒二の「鯉」

あらすじ 「私」は親友から体長一尺ほどの白い鯉をもらう。鯉はアルミニュウムの鍋の中で泳い…

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1年前
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岡本かの子の「鮨」

あらすじ 東京の下町と山の手の境目にある「福ずし」。看板娘のたまよは常連客の人気者だ。そ…

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1年前
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梶井基次郎の「檸檬」

あらすじ 「えたいの知れない不吉な魂」に始終抑えつけられていた「私」。ある日、京都の街や…

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アンソロジーはテーマが命

アンソロジーの元となる作品リストが渡された。174作品の中からテーマとなるものを選ぶとの…

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アンソロジーの仕掛け人

6月4日、日曜日の昼下がり。慌ただしくラーメンで腹を満たし、神保町の「読書人となり」へ足を運ぶ。あまり詳しくはわからないが、この場所はどうやら田畑書店、週刊読書人が関係しているらしい(誰か教えて!)。本題は「アナロジーづくり」。だれでもアナロジーがつくれると聞き、全5回シリーズの教室の門を叩いた。以前、下北沢の本屋で知り合った太田靖久さんがtwitterで告知していたことも大きい。なにせ太田さんは現役の小説家であるだけでなく、制作や編集までこなすマルチプレイヤー。彼がこの教室